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アッペンツェルで代表される東スイス(Ostschweiz)はサンクトガレンガレンに2泊した以外はオーストリアと往来する時に通過するだけだったが、今回ようやくアッペンツェルと近郊に2泊、センティスに1泊できた。<br />この地方の観光情報は日本語のガイドブックには殆ど載ってない。ましてハイキングの情報は少なく、英/独文の本と地図から仕入れた。<br />まずチューリッヒからライゼゲペックにしたスーツケースをアッペンツェルで受け取り、支線で3駅のシュベンデで下りる。<br />かねて聞いていたがこの線では日本のバスと同じく窓枠横のボタンを押さないと停車してくれない。アッペンツェルまでの駅ではボタンの予告なしでも停まってたようなので押さなかったら通過してしまった。幸い次の駅が終点で、しかも幸運にもすぐ引き返したので時間ロスは僅少だった。<br />そしてホテルに荷物を預けて今日のハイクが始まる。<br />ただ今日は下記のように夕食時間を18:30と決められ十分な時間がないので簡単コースに変更する。<br /><br />「これからハイクに出かけるので夕食は19:30ぐらいにして欲しい」と言ったら、<br />「食事はみな一斉に18:30に始めるからそれまでに帰ってきてくれ」と<br />「それなら付属のレストランでアラカルトを頼む」と言ったら、<br />「今日はもう変更は出来ない」<br />「まあ仕方ない。あすはレストランで食事するようにしといてくれ」「あすはレストランは休み」(同じ料理人ではないか!)<br />「所で朝食は何時から?」<br />「8時からでそれより早く出来ない」(山に出かけるのに8時からでは遅すぎる!)<br />これではたまらんと予約は2泊だが1泊に変更するように頼むと<br />「もう変更できない」<br />あきらめて辛抱しなければならないかと落胆していたら夕食後に1泊に変更してもいいといわれほっとする。<br /> 食事の内容はハムのソテーで料理にそんなに手間がかかるものではなかった。朝食もだが、家族だけでレストランも切り盛りしているので手間を惜しんだのだろう。また宿泊客が老人の長逗留が多いようなのでこれでも通用するのだろう。 <br /><br />*表紙写真はゼーアルプゼー(湖)<br /><br />

2003年スイスの旅続編(7) アッペンツェル周辺 その1

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2003/08/04 - 2003/08/04

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4nobu

4nobuさん

アッペンツェルで代表される東スイス(Ostschweiz)はサンクトガレンガレンに2泊した以外はオーストリアと往来する時に通過するだけだったが、今回ようやくアッペンツェルと近郊に2泊、センティスに1泊できた。
この地方の観光情報は日本語のガイドブックには殆ど載ってない。ましてハイキングの情報は少なく、英/独文の本と地図から仕入れた。
まずチューリッヒからライゼゲペックにしたスーツケースをアッペンツェルで受け取り、支線で3駅のシュベンデで下りる。
かねて聞いていたがこの線では日本のバスと同じく窓枠横のボタンを押さないと停車してくれない。アッペンツェルまでの駅ではボタンの予告なしでも停まってたようなので押さなかったら通過してしまった。幸い次の駅が終点で、しかも幸運にもすぐ引き返したので時間ロスは僅少だった。
そしてホテルに荷物を預けて今日のハイクが始まる。
ただ今日は下記のように夕食時間を18:30と決められ十分な時間がないので簡単コースに変更する。

「これからハイクに出かけるので夕食は19:30ぐらいにして欲しい」と言ったら、
「食事はみな一斉に18:30に始めるからそれまでに帰ってきてくれ」と
「それなら付属のレストランでアラカルトを頼む」と言ったら、
「今日はもう変更は出来ない」
「まあ仕方ない。あすはレストランで食事するようにしといてくれ」「あすはレストランは休み」(同じ料理人ではないか!)
「所で朝食は何時から?」
「8時からでそれより早く出来ない」(山に出かけるのに8時からでは遅すぎる!)
これではたまらんと予約は2泊だが1泊に変更するように頼むと
「もう変更できない」
あきらめて辛抱しなければならないかと落胆していたら夕食後に1泊に変更してもいいといわれほっとする。
食事の内容はハムのソテーで料理にそんなに手間がかかるものではなかった。朝食もだが、家族だけでレストランも切り盛りしているので手間を惜しんだのだろう。また宿泊客が老人の長逗留が多いようなのでこれでも通用するのだろう。

*表紙写真はゼーアルプゼー(湖)

  • ビーバブルックからヘリサウまでこのフォア・アルペン特急を利用した。

    ビーバブルックからヘリサウまでこのフォア・アルペン特急を利用した。

  • アッペンツェルで下車しスーツケースを受け取る。<br />アッペンツェルは大修道院長の部屋の意味で、サンクトガレンの修道士によって開かれた町だから。<br />写真はアッペンツェルの中央広場で今での伝統的な州民の集会(ランツゲマインデ)がここで開かれる。

    アッペンツェルで下車しスーツケースを受け取る。
    アッペンツェルは大修道院長の部屋の意味で、サンクトガレンの修道士によって開かれた町だから。
    写真はアッペンツェルの中央広場で今での伝統的な州民の集会(ランツゲマインデ)がここで開かれる。

  • アッペンツェル地方の全体地図

    アッペンツェル地方の全体地図

  • 今日のエーベンアルプからゼーアルプゼーへのハイクコースを示す。

    今日のエーベンアルプからゼーアルプゼーへのハイクコースを示す。

  • アッペンツェルから支線でシュヴェンデの駅前のこのホテルに。距離は近いが急な坂道で電話もない駅で迎えを頼むわけにも行かないでごろごろえっちらとようやくホテルに着く。<br />ホテルは新しく部屋も清潔で気に入った。<br />しかし・・・・・。

    アッペンツェルから支線でシュヴェンデの駅前のこのホテルに。距離は近いが急な坂道で電話もない駅で迎えを頼むわけにも行かないでごろごろえっちらとようやくホテルに着く。
    ホテルは新しく部屋も清潔で気に入った。
    しかし・・・・・。

  • 支線の終点ヴァッサーラウエンからリフトでエーベンアルプに上がる。<br />このアルプは周囲を断崖で囲まれてアッペンツェルの平野に舌状に突き出ている。この地形からここはパラグライダーのスタート地点としての好条件を備えている。

    支線の終点ヴァッサーラウエンからリフトでエーベンアルプに上がる。
    このアルプは周囲を断崖で囲まれてアッペンツェルの平野に舌状に突き出ている。この地形からここはパラグライダーのスタート地点としての好条件を備えている。

  • パラグライダの出発風景。多くのパラグライダー学校がここで練習しておりこの写真の左前方の人がトランシーバーで出発を指令するコントロールタワー役。

    パラグライダの出発風景。多くのパラグライダー学校がここで練習しておりこの写真の左前方の人がトランシーバーで出発を指令するコントロールタワー役。

  • アルプを下り、洞窟トンネルをくぐると先ほどのパラグライダーの反対側の断崖の下に出る。そこには小さな野外教会(ヴィルトキルヒリ)とレストランがある。<br />(この洞窟からスイス最古の遺跡が発見された)

    アルプを下り、洞窟トンネルをくぐると先ほどのパラグライダーの反対側の断崖の下に出る。そこには小さな野外教会(ヴィルトキルヒリ)とレストランがある。
    (この洞窟からスイス最古の遺跡が発見された)

  • 教会を過ぎて振り返る。向こうにホーファーカステンの突き出た形の山容が見える.

    教会を過ぎて振り返る。向こうにホーファーカステンの突き出た形の山容が見える.

  • 歩く方向の奥にこの地方での最高峰センティス2501mとその手前にメスマー1613mが見え、手前下にはこれからの目的地ゼーアルプ湖が見える。

    歩く方向の奥にこの地方での最高峰センティス2501mとその手前にメスマー1613mが見え、手前下にはこれからの目的地ゼーアルプ湖が見える。

  • 崖下の道をセンティスの方向に下って行く。

    崖下の道をセンティスの方向に下って行く。

  • シュヴェンディバッハ谷の向こうの、同じくセンティスの支脈のアルプジーゲルも同様の断崖を持つ山容だ。

    シュヴェンディバッハ谷の向こうの、同じくセンティスの支脈のアルプジーゲルも同様の断崖を持つ山容だ。

  • ゼーアルプゼー(湖)に着く。<br />正面に霞んだセンティスが見える。<br />この日以降、猛暑により山が霞んで写真が良く撮れず苦労する。

    ゼーアルプゼー(湖)に着く。
    正面に霞んだセンティスが見える。
    この日以降、猛暑により山が霞んで写真が良く撮れず苦労する。

  • ゼーアルプゼー湖畔のホテル

    ゼーアルプゼー湖畔のホテル

  • ホテルの前庭からのゼーアルプゼー

    ホテルの前庭からのゼーアルプゼー

  • 湖畔のホテルの庭でビールを飲んで憩う皆さん。私は帰りを急くのでゆっくりと休めず。

    湖畔のホテルの庭でビールを飲んで憩う皆さん。私は帰りを急くのでゆっくりと休めず。

  • 湖からヴァッサーラウム駅までの道で。猛暑に皆さん上半身は裸。

    湖からヴァッサーラウム駅までの道で。猛暑に皆さん上半身は裸。

  • ヴァッサーラウエン駅近くにパラグライダーの着陸地があり、先ほどのエーベンアルプから飛び立ったのがここに続々着地する。

    ヴァッサーラウエン駅近くにパラグライダーの着陸地があり、先ほどのエーベンアルプから飛び立ったのがここに続々着地する。

  • ホテルのレストランテラスから見上げたら断崖の目立つマルヴェーズの山嶺が並ぶ。

    ホテルのレストランテラスから見上げたら断崖の目立つマルヴェーズの山嶺が並ぶ。

  • 牧草の丘の向こうにホーファカステンが覗く

    牧草の丘の向こうにホーファカステンが覗く

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この旅行記へのコメント (6)

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  • フルリーナさん 2014/02/18 18:43:54
    崖のホテル
    何度もすみません。
    こんばんは。

    ここの崖のホテル、けっこう坂はしんどいでしょうか。
    すごく泊まってみたいのですが、母は無理かなあ・・・。
    と、悩んでおります。

    4nobu

    4nobuさん からの返信 2014/02/19 14:42:07
    RE: 崖のホテル
    フルリーナさん。
    ご無沙汰いたしております。返事が遅れてすみません。

    崖のホテルとはゼーアルプゼーのホテルでしょうか。
    そこへは自動車道が通っていますがバスはないようです。ヴァッサーラウエン駅から緩い登りで50分とパンフに書かれていますがご存じのようにスイス時間ですから5割アップかと思います。それにゼンティス峰は見えますがその他の谷間風景は単純で飽きます。
    それよりヴァッサーラウエン駅からゼーアルプゼーまでロープウェイで上がり展望を楽しんでからゼーアルプゼーに下るのはいかがでしょうかこちらは下りだけです。
    私の行った年は特に記録的な暑さのせいもあったのですが、一般に朝のかなり早くから霞み展望が悪くなるようですので、早朝の素晴しい展望と花の鑑賞にはエーベンアルプに泊まるのも選択肢の一つです。
    このルートの詳しい記述は4トラの「でいめくと」さんのが詳しいです。
    いずれにしても荷物が厄介ですね。予め宿にライゼゲペックの引取りを頼むか駅にあずけて1日分の軽い荷物で歩くかですね。

    私はアッペンツェル、ヴァッサーラウエンの手前のシュヴェンデ、ゼンティスの崖下のシュゲープアルプに泊りましたがシュヴェンデの私の泊まったホテルは避けたほうがよろしいと思います。理由は4トラの中に書いたように、食事時間が朝は遅く、夜が早いこととなどサービスがもう一つ、駅からの坂がきついことです。

    ホーハーカステンのリフト上駅の周りは小さいけれどよく手入れされた高山植物園ですし、展望も素晴しいです。ここは歩かずに行けます。ただやはりゼンティス頂上の展望には負けます。
    ゼンティス頂上にはホテルがなく、少し下った所にベルクホテル(山小屋)がありますがそこまでのルートの足場がかなり悪そうで、お薦めできません。

    ホテルが見当違いでしたらご連絡ください。




    4nobu

    4nobuさん からの返信 2014/02/19 14:59:19
    追伸 パンフレット送付
    パンフレット(ほとんどがドイツ語ですが)と地図がいくつかあります。
    必要でしたら私宛にメールで送り先をお知らせください。
    QZR10463@nifty.com

    フルリーナ

    フルリーナさん からの返信 2014/02/20 09:42:24
    RE: RE: 崖のホテル
    4ノブさん

    ありがとうございます。
    ゼーアルプ湖は、ちょっと母にはハードそうなので、あきらめています。
    すごい魅力的な眺めですけど・・。

    ホテルは、エーベンアルプから20分ほど下ったところにあるというホテルアッシャーhttp://www.appenzellerlinks.ch/Appenzellerland/Fotogalerien/album/Alpstein/slides/Gasthaus%20Aescher-Wildkirchli.html
    です。

    行きは下りなので行けると思うのですが、帰りは20分ほど登るという野がどの程度の坂道なのかが知りたくて・・。
    でめいとくさんのところにおじゃましてみます。

    ありがとうございます。
    地図、お借りできましたらうれしいです。
    メールいたします。

    4nobu

    4nobuさん からの返信 2014/02/20 22:06:44
    RE: RE: RE: 崖のホテル
    フルリーナさんこんばんは
    ホテルアッシャーの記憶が私の脳からは消えておりまして失礼しました。確かにそこの道端でお茶している人を憶えてはいるのですが。
    ここまでの道のりは緩やかだったような・・・。ただ自信がありません。またそこからのゼンティスの眺めも憶えていません。崖がかぶっているかもしれません。

    時間に余裕があればまでの歩きもいいのではと思いますが。
    ゼーアルプゼーに泊りホテルの車かタクシーで駅まで送ってもらえるのなら。

    またリフト上駅からは少し登りになりますが、エーベンアルプのホテルでの泊りもいいのではないでしょうか。ここの展望はおそらく素晴しい。
    一方ここはパラグライダーのメッカなのであるいは若者で騒がしいかも。

    お送りできる資料はアッペンツェル付近のハイキングのルート図、7万分の1の地図、この地方のハイキングルート(所要時間付き)と道路のパノラマ絵図です。





  • デコさん 2005/12/12 19:34:20
    ここで、歩いて下りてこればよかった!!
    ハイキングコースがあるのを知りながら、
    日程の都合上、他にも訪問したいがために、
    ロープウェイで下りてきてしまい、
    4nobuさんのこのページを見て、
    惜しい事をしたと悔やんでいます。
    とてもきれいな湖を見せていただけて嬉しかったです。

4nobuさんのトラベラーページ

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