2005/09/06 - 2005/09/06
8914位(同エリア9825件中)
ダイサクさん
『聖地、バラナシ』
バラナシ行きの深夜特急はとても快適だった。朝9時くらいに朝食を車内で食べる(パンに卵焼きをはさんだもの)。隣、そして上のベットにはすでに人がいた。隣のおじさん、クリスチャンで60才ぐらい、すごく温和な方だった。おじさんとしゃべりながら時が過ぎていく。2度寝をする。クーラーの効いた車内で毛布にくるまって寝るのはすごく快適だ。列車は12時30分にバラナシへ着く予定だった。が、途中の駅で何回も止まる。隣のおじさんや横にやってきたエリートっぽいビジネスマンと色々な話をする。日本では列車の横に座った人としゃべることはあまりない(田舎だとありそうだが)と思うが、インドでは見知らぬ者同士でよくしゃべる。インド人は優しい、この考えは自分の中ですでに固まっている。(店や客引きのインド人は別)インドの駅は軍事的な理由で写真撮影が禁止されているが、ただの駅というよりは人びとの生活臭が漂う“集いの場”って感じだ。大きな駅にはリタイアリング・ルーム(簡易宿)や荷物置き場はもちろん、どの駅にもチャイや簡単な食べ物のスタンド、ブック売り場などが揃っている。駅には路上生活者や物乞い、野良犬や野豚やネズミなんかが寝てたり歩いていたりする。田舎の方の駅では、自転車やバイクに乗りながらプラットホームを疾走していく姿も見かける。 列車は何らかの理由で動かない。その内に雨が降ってきた。インドの田舎や大都市以外の場所に住んでいる村人らは、普通に草むらでウンコ座りをしてウンコをする。(※家庭にトイレがあるのはインド全体の2割)列車の中の自分とウンコをしている人の目が合うことは決して珍しいことではない。インド人は右手でご飯を食べ、左手はウンコ後の尻を拭く“不浄の手”と呼ばれている。このようにインド人は心もそうだが、全てにオープンなのだ。 これから行くヒンドゥー教徒最大の聖地、バラナシは、ガンガー(ガンジス河)の横にある歴史のある街だ。インド人の80%以上の人びとを占めるヒンドゥー教徒にとって、バラナシ等でガンガーに沐浴する(ガンガーに入って祈る)ことで、現世の全ての罪が清められ幸福な来世を迎えられると信じられている。そしてバラナシで死後の体を焼いてもらい、その灰をガンガーに流してもらうことが同様に来世でより良い輪廻転生に繋がると信じられている為、バラナシにはインド各地から数多くの巡礼者が集まってくる。 約2時間30分の遅れで列車はバラナシ駅へ到着。列車を出てホームへ降りた瞬間、サイクル・リキシャーの客引きが2、3人群がってくる。さすがバラナシ。列車を降りてすぐに客引きにあったのは始めてだし、その積極性が他の都市よりもある。適当に交渉し、サイクル・リキシャーに乗る。エローラで出会った昇さん、了さんに、街の中心地まで15~20Rsで行けると聞いていたので20Rsで乗る。このバラナシではオート・リキシャーよりもサイクル・リキシャー(日本の人力車みたいな三輪自転車式)のがメジャーだった。 さすがは3000年以上の歴史を誇るヒンドゥー教徒の聖地バラナシ。街の雰囲気がこれでもかっていうほど神秘的であり、今までのどの街よりもインド臭かった。サイクル・リキシャーは遅い。15~20分でようやく街の中心地、ゴウトウリヤー交差点に到着。降りると何人かの客引きが寄ってくる。が、汚い服装で旅慣れているオーラを出していた(実際約4週間目だし)からか、あまり客引きはしつこくなかった。しかし、ホテルの勧誘を断ると「マリファナ、ハシシ、チョコ?」とドラッグを勧めてくる。「No!I don\\\'t play drug!I\\\'m healthy man」と言い断る。インドではドラッグ目当ての日本人旅行者も多いと聞く。自分も興味が全くないわけではない。好奇心は人一倍旺盛だからだ。が、ドラッグやる人って結局は退屈なんだと思う。本当に楽しいこと(充実したこと)は、楽にはできない。これは部活や大学の日吉代表を通して学んだことだ。何でも金で買えるはずがない。 宿までは歩いた。サイクル・リキシャーに乗っても良かったが、ガンガー沿いのバラナシの街がどのくらいの長さなのか確かめたかったからだ。「歩き方」でチェックしていた「Hotel Temple on the Ganga」へ。ガンガーの上流、一番端だ。久美子ハウスなど日本人が多いとこは行きたくない。が、一番大きく有名なガート(火葬場)は正反対の場所にあるので明日は違うホテルにする予定。オーナーの人は良い
感じだ。と、一階に日本人女性がいる。黄色いインドの服を着ている色白の人だった。受付の際、「日本人の方ですか?」とその日本人女性が聞いてきた。 受付後、屋上でコーヒー・ラッシー(あまりおいしくない)とフィンガー・フィッシュを食べる(昼食何も食べていなかったのでおいしかった、時刻は17時30分頃)。屋上で眺めたガンガーは広く、神秘的だった。ガンガー沿いにあるバラナシの街自体がそれはもう神秘的な空間だった。ここでは何かが起こり得る、そんな不思議な雰囲気があった。今日はクラウディースカイで雨も降ったし、天気が良くなかったので明日に期待(ボートでサンライズを見る予定!)。一階に降りると、先の日本人女性が。話すと今日デリーに戻り日本へは明日帰るという。27才で色白のすらっとしたさわやかな方だった。話すと彼女はインドが今回で4回目、今は夏休みで来ていて、会社は人材派遣の会社。話の流れで来年務める会社が旭硝子だと言うとびっくり、彼女は今旭硝子の仕事をしているみたいだ。人事の方のことも知っていた。世の中って狭いなー。旭硝子は超いい会社みたいで、自分もすごいねって言われる。いやー入るのは別にすごくないでしょーまだ何もしてないし。入ってから何をやるかが重要だし。が、「眼キレイだね」と言われ「私、眼キレイな人好き」と言われたのは嬉しかった&びっくりした。彼女とアドレス交換し(自分は名刺をもらう)、見送ってからガンガーを見て、土産物屋で小さな肩掛けバック(40Rs)とアクセサリーを買う。宿に戻り屋上でチャイとスパゲッティを食す。明日はいよいよガンガーをじっくり見るぞ!!!
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