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ロンドン旅行雑記

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2003/04 - 2003/05

9984位(同エリア10400件中)

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morikentさん

ロンドン行ってきました。
ここんとこひとりでフラフラする旅行が多かったのだけど、今回は二人旅。
お相手はあのますだいっこうさん。
いっこうさんとなら大丈夫だろうとは思いつつ、若干不安であった。
何しろ僕は昔から団体行動というものが何よりも苦手なのだ。
二人でも団体であることに変わりはない。そして二人旅というのは(僕の場合)得てしてケンカになりやすいものだ。

そもそもSkipの反省会で飲んだ翌朝、半分寝ぼけながら決めたような旅行である。
「二人組ならヨーロッパどこでも超破格」というチケットがあると聞き、
でも先着20名だから無理かもな、くらいの気持ちでいっこうさんに電話予約をお願いしたら見事に買えてしまった。
チケットが高いから自分には行けっこないと思っていたヨーロッパが急に身近に。
行き先は、いっこうさんのご友人がお住まいのロンドン。そこに泊まらせて頂いてホテル代を浮かすという計画よ。

で、ガイドブックなどパラパラと見てみたのだが、改めて自分がロンドンについて何にも知らないことに気付いてびっくりした。
・ロンドン橋
・ビッグベン
・黒い帽子をかぶった兵隊さん?みたいな人たち(キットカットのCM)
・タータンチェック
くらいか。
これは恐らく、
・フジヤマ
・ゲイシャ
レベルの知識なのでは。んー。大丈夫だろうか。
それにしてもガイドブックって、行く前に読んでみても現実感がなくてどうも面白くない。
「まぁ行ってから考えればいいか」とほとんど下調べをしないまま、出発の日になってしまった。
ついでに、行きの飛行機のオーバーブッキングが判明。代わりに直行便を用意してくれたのでまぁよしとする。

ロンドン篇
12時間かけて辿り着いたロンドンは、思ったよりもこぢんまりとした街だった。
地下鉄の駅まで出迎えてくれたいっこうさんのご友人と共に、ほんとに走ってた赤い2階建てバスに乗ってお宅へ。
とてもきれいで広くて素敵なお宅である。ご友人2名もとてもいい方で嬉しい。

いっこうさんとは一緒に町まで出てお茶を飲んだりしたあと、別れてそれぞれの行きたい場所へ。
こういうスタイルの二人旅は楽しい。
僕は、ここだけは絶対行っときたい!ってのがある訳ではなかったので、
ひたすらロンドンの町を歩きまわってみることにした。

この街を歩いてみた最初の印象は「石でできてる街」だ。コンクリートじゃなくて、石。
重たい。空がドンヨリくもってたせいもあるかもしれない。石の色と、暗い空の色と、レンガの色。
それにしても無闇に立派な建物が多い。そんなに立派にしなくても、と思うくらいどの建物も立派だ。
そして古い。
いっぺん建てちゃえばそうそう壊さないのだろう、どの建物も古い。街全体が歴史を背負った古さだ。

その石々した街の中に、ファンシーな可愛いおうちもある。
ペンションみたいだ。
っていうかペンションがこの雰囲気をモデルにしてつくられてるんだろうから本末転倒なんだけど、
大きなテーマパークにいるみたいだった。
何にせよ、いいところである。

ただ、モノの値段が高い。食べ物も洋服も、無印良品も日本よりも高い。
あ、僕はイギリスの通貨がなんなのかもよく判ってなかったんですけど、ポンドよ、ポンド。£。
1ポンド=200円くらいか。
どうもこのポンドがなかなか馴染まなくって、ドルと混乱して「安い!」と思ったら実はその倍、ということが多かった。

あとはやっぱり食べ物だなぁ。まずいまずいと聞いていたイギリスの食べ物だが、
僕が旅行中食べるものといったら安いジャンクフードばっかりだからうまいもまずいもないんだけど
日本にあった頃には好きでよく食べたバーガーキングまでもが今イチだったのは何故か。これが本場の味なのか。
最終日にいっこうさんとパブで食べたフィッシュ&チップス、要は「白身魚の丸ごとフライ+フライドポテト」だが
これはおいしかった。ただしデカ過ぎるので二人で一皿。

以下ロンドン徘徊記録。

■大英博物館
まともに見たら2、3日はかかるであろう博物館だが、ほぼ立ち止まらずにズラズラズラーッと流し見。
ミイラがいっぱいある部屋が面白かった。ヒトだけじゃなくネコやワニのミイラまである。
しかし、これだけのものを入場無料で見せてくれる心意気がすごい。

■コートールド・ギャラリー
ゴッホの自画像がある。耳を切った後の、包帯を巻いた、あの自画像である。
物凄い絵だ。
絵を見ながら泣く。

■ナショナル・ギャラリー
コートールドのあと、ゴッホの「ひまわり」をいつか見たいな、どこの美術館にあるんだっけな…と思いながら
ブラブラ歩いていたらここにたどり着いた。
大きな美術館である。だけどこれも入場無料。
さっそく入ってみると、そこにいきなりゴッホの「ひまわり」があった。
なんでここに!?東京だかドイツだかにあるんじゃなかったっけ?
あまりにびっくりして「ひょっとしてコピーか?」などとクソ馬鹿なことを考えながらポケーッとしばらく見ていた。たぶん口を開けて。

きれいな絵だ。色が本当にきれい。

でもこれ、本当にゴッホの「ひまわり」なのか?
だってあんまりにもさりげなさすぎる。もっと人だかりがしててもよさそうなもんなのに。
見たいと思ってたものがいきなり目の前に現れたので、どうも半信半疑になっちゃって。
美術館を出るまでずっと頭に「!?」「!?」が。

…後で調べて判ったんだけど、ゴッホは「ひまわり」を生涯にわたって何回も描いていて、
そのうちのひとつが東京にある。もうひとつはドイツじゃなくてアムステルダム。
そしてもうひとつ、このロンドンのナショナル・ギャラリーにもあるのだ。
だからあの「ひまわり」は本物。って当たり前か。たぶん常識。下調べしなさ過ぎ。
あんまりびっくりしたので舞い上がってしまい、絵自体をちゃんと見てなかったような気がする。もっともっとよく見ときゃよかった。クソッ。

■テート・ブリテン
テムズ河沿いにある、比較的新しい美術館。
イギリスの美術を中心に集めているようだ。目玉はターナーのコレクション。
色と色の境界まで曖昧に見える絵で一見ボヤーっとしてるんだけど、
じーっと見てるうちにくっきりと「風景」が浮かび上がって、ものすごく細やかなところまでが見えてくるような、不思議な感覚にさせられる絵だ。
他にも現代アートの特集をやっていて、半日かけてじっくり見た。おもしろかった。

■Taboo
元カルチャークラブ、あのボーイ・ジョージが作詞・作曲を手がけて話題になってるミュージカル。
カルチャークラブは僕が中学生の頃、初めて「洋楽」というものを聴き始めた頃に
デュラン・デュランやワム!なんかと一緒に超人気だったグループである。
雑誌「PENTHOUSE」の創刊CMで流れていた君は完璧さ(=原題「Do You Really Want To Hurt Me」…!)という曲がほんとにかっこよかった。
僕はカルチャークラブのビデオ・コンサート(みんなでビデオクリップを見るだけ)にも出かけるほど大好きなのだった。
今思えば、ボーイ・ジョージという人は僕が生まれて初めて見たドラァグ・クイーンだったのだなぁ。きれいだった。

で、その生ボーイ・ジョージが見られるかも!と期待していたのだが残念ながらそれはなし。
その代わり、彼にそっくりな役者さんが出てくる。きれいだし歌もすごくうまい。
んでボーイ・ジョージの半生を描くような実録モノなのかと思ったら、それも若干アリだけどもっといろんなエピソードが盛り込まれていて、

んー。
僕の貧弱な英語能力ではセリフの部分に追いついていけず、ストーリーは今イチわかんなかった。
ただでさえ判らないうえにTodayをトゥダイと発音するブリティッシュ・イングリッシュというものは想像以上に聞き取り辛く、
途中から英語なんだかドイツ語なんだかよくわからなくなっていた。
ただ、さすがにボーイ・ジョージ作曲だけあって、とにかくどれも歌がいい。それだけでかなり満足。
でもストーリーは…最後にそうなるかァァ?って終わり方だったために、観劇後いっこうさんに不満をタラタラとブチまける。

■FAME
これはアラン・パーカー監督の超名作映画のミュージカル版だ。
この映画も中学の頃に見て、ほんとに好きでサントラを何度も何度も聴いた。今のところ生涯ベスト10には入れときたい映画だ。
その「フェーム」がもう一回、しかも生で見られるとは。かなり期待して出かけた。

…けど結果からいうと惨敗である。
だいたい、映画の曲を歌わない。サギだサギ。
まぁミュージカル版だからしょうがないのか。ミュージカル版の歌もそれなりによかったし。でもなぁ。
それにこれ、
「明日のスターを夢見て時折くじけそうになりながらも頑張る芸術学校生たちの青春群像劇」
のハズなんだけど、
なんだかみんな遊んでばっかりで全然努力してるように見えないんだもん。色恋沙汰ばっかりで。
あー、でもそれは俺が歳とったせいなのかなぁ、なんて余計なことまで考えながら。
挙句に映画での名場面、ニューヨークの街角でタクシーの上に乗っかってみんなで歌う「フェーム」のテーマ曲だけが
最後の最後に「おまけ」のように歌われる始末。上に乗っかるためだけにわざわざイエローキャブが出てきたりして。だっさー。
でも客席が一番盛り上がったのはこの「おまけ」の時だったのでした。

つーわけで今回ロンドンで見たミュージカル2本は残念ながら不発。
その代わり美術館がもう、行く先行く先ですごいモノを見られて、大満足でした。

という訳で今回突然の旅行、ロンドン・パリとも非常に楽しめました。
で、それとは関係なく今回の旅行中に思ったこと。

僕にとって旅行は、最も簡単にできる現実逃避だ。
旅行している間だけは、自分は何もしないでただただ「傍観者」でいられる。
他人がつくったもの、他人の一生懸命の生活を、ただ見て回ることが、旅行中に限っては許される。
ダラダラと見て、それに対して一方的に「おもしろい」とか「つまらない」とか言っていられる。
どうも今回の旅行であまりにもたくさんの「他人の仕事」を見たために、あぁ、今の自分は見てる一方だなぁ、と思った。
世紀の芸術作品を目の前にして自分のことを考えるというのもほんと馬鹿みたいな話なんだけど
なんかね。単純に、あぁ、僕ももうちょっと頑張らんといかんなぁと、旅行中いつの間にか思ってました。おわり。

ロンドンでお世話になったTさん、Mさん、
そして道連れのますだいっこうさん。おかげで楽しい旅ができました。どうもありがとう。


2003.04.29




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