1961年9月20日（水）<br /><br />設計課にて、鋼構造物の保守管理の話。<br />昨日からの、闘志喪失について反省する。<br /><br />自分をコントロール出来ないのは、人間以前の問題だ。<br />人生では、いかなる時にも前向きの闘志を失ってはならない。<br />こんなことで、立派な子供を育てることが出来るか、云々。<br /><br />二日前に来たところだった家よりの手紙が、今日も届いて嬉しい。<br />手紙は毎日でも良い。<br />子供が順調に育っているようで、喜んでいる。<br /><br />しかし子供の教育は今始まったところ、これからまだまだ大変だろう。<br />一人前になるまでには、無数の山や谷があるに相違ない。<br />お互いにしっかりした子供を育てることに、努めよう。<br /><br />子供は、私の育ったより恵まれた環境にあると考える。<br />私の親より私の方が、後に育ったものとして、より社会経験を積んでいるわけだから。<br /><br />だから、私以上に育って欲しい。<br />子供が30歳のときには、私の30歳以上と言う具合に。<br /><br />それでも、親が存命中に、子供が親を抜くことはないだろう。<br />親の経験が、常に子供より先に進んでいるから。<br /><br />子供は、いつまでも私の背中を見ながら、育っている。<br />

パリ 430 心の揺れ動きを反省する

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1972/09/20 - 1972/09/20

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#留学

ソフィさん

1961年9月20日（水）

設計課にて、鋼構造物の保守管理の話。
昨日からの、闘志喪失について反省する。

自分をコントロール出来ないのは、人間以前の問題だ。
人生では、いかなる時にも前向きの闘志を失ってはならない。
こんなことで、立派な子供を育てることが出来るか、云々。

二日前に来たところだった家よりの手紙が、今日も届いて嬉しい。
手紙は毎日でも良い。
子供が順調に育っているようで、喜んでいる。

しかし子供の教育は今始まったところ、これからまだまだ大変だろう。
一人前になるまでには、無数の山や谷があるに相違ない。
お互いにしっかりした子供を育てることに、努めよう。

子供は、私の育ったより恵まれた環境にあると考える。
私の親より私の方が、後に育ったものとして、より社会経験を積んでいるわけだから。

だから、私以上に育って欲しい。
子供が30歳のときには、私の30歳以上と言う具合に。

それでも、親が存命中に、子供が親を抜くことはないだろう。
親の経験が、常に子供より先に進んでいるから。

子供は、いつまでも私の背中を見ながら、育っている。

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この旅行記へのコメント（2）

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とらいもんさん 2005/11/18 08:47:37

親と子

ソフイさんへ
今日のあなたの「記事」下から三行目」に、もしホントなら私の予想がほぼ当たりました。私は、当時｢大変重大なお仕事」を？でした。
これからも、いろいろと教えてください。
感謝してる田舎ものより

ソフィさんからの返信 2005/11/19 03:48:37

RE: 親と子

とらいもんさんへ

私は、周りから見てどんなつまらない仕事をしていても、自分では「大変重要な仕事」と思うことにしています。

自分の子供を育ててみて、自分を育ててくれた親父が立派だったと感じるようになりました。

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