1972/10/16 - 1972/10/16
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ソフィさん
1961年10月16日(月)
お腹の加減が悪く、午前中は休養する。
休養しろと、神様のお告げかもしれない。
命拾いをしてまだ三年目の病み上がりの身なのに、無理をしまいと思いながら、つい無理をしている。
ガツガツせずに、ゆとりを持ちながら生きるコツを、もっと学ばなければならない。
午後アステフ(私の世話をしてくれるフランス政府の窓口)から電話で呼び出しがあり、出頭する。
用件は、研修日程の追加についてだった。
私が到着した7月始め、研修日程は5ヶ月しか組めていなかった。
しかしせっかくの機会だから、二三ヶ月の給費停止を覚悟で一年間滞在を目標にしたいと、アステフの担当官シャリエ嬢に申し入れてある。
一年の理由は、ヨーロッパの四季を経験したいからだ。
「それはあなたの努力次第よ」
シャリエ嬢の答えは、前向きに聞こえた。
要するに、フランスでの引き受け先を探すことができれば、期間延長は出来るということなのだ。
スカンジナビア旅行の一件以来、彼女はすっかり私に好意的になった。
フランス国外に出る時には、建前として(見付ったならば)フランス政府からの給費は停止されることになっている。
「フランスを知るには、ヨーロッパを知らなければならない」
給費停止を覚悟で私の言った言葉が、彼女の胸に響いたらしい。
今日は、「ヴァンデーの田舎に住むグリモーというお爺さんが、自分の開発した杭を見せたいので日本人を紹介して欲しいとアステフに申し出てきたが、あなたは行く気があるか」ということだった。
私は「もちろんOK」と答えた。
いろいろな地域を見て、いろいろな人と接することは、経験を深める点で、願ってもないことだった。
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