2005/11/07 - 2005/11/07
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この旅行記のスケジュール
2005/11/07
この旅行記スケジュールを元に
修学院離宮の見学が出来ました。桂離宮と似た感じの雰囲気です。建物にはあまり凝っていなく、ゆったりした池と木々が中心のように見うけられました。背景の東山もおとなしく、三つの離宮を隔てる段々畑ものんびりとした日本の風情です。自然と融合した生活が日本の伝統的な美意識なのでしょうか。日本とはなにか、と考えながら散策を楽しみました。
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入口脇の生垣。
「修学院離宮」との表札はありません。
入口周辺には駐車場もありません。
入口と守衛詰め所の二ヶ所で入場許可証と身分証明書をみせます。宮内庁のお役人様に頭を下げて、お庭を拝見させていただきます。 -
入口を入ったところ。
通路は玉砂利が敷いてあります。離宮は、下、中、上の三箇所に別れていて、その間は普通の田畑です。宮内庁がお百姓さんに貸しているようです。
見学は約1時間半。50人ぐらいのグループでした。先頭に案内と説明をするお役人さま。最後尾に迷子にならないように(?)してくださるお役人様。
写真は自由。修学院離宮 名所・史跡
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下離宮からの見学です。まずは、寿月観。質素な建物です。
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寿月観の内部。十五畳で三畳の上段がある。
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飾り棚。上袋には飛翔する鶴。地袋に岩に蘭。原在中の作。
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虎渓三笑が描かれた襖。岸駒(がんく)作。
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三箇所の離宮の間の道は、幅がせまく、低い松が両側を囲んでいます。新しい雰囲気です。手入れは行き届いています。
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このような門で、離宮が区切られています。
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若い木々が多いのが目立ちます。石造りの建物と違って、生き物の植物を管理していくことは、その変化(成長)に対応しなけらばならず、大変です。草むしりもしなくては成りません。ここでは、古さを維持するのではなく、常に新しい生命をのばしていくのが方針のようです。
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左側が楽只軒。右側が客殿。
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楽只軒。
手前が一の間。奥がニの間。扁額は後水尾院による。
ニの間に龍田川紅葉図。一の間の右側に吉野山桜図。 -
木陰には苔が生えています。だれも歩かないので、自然と生えてくるのでしょうか。日本の気候はこのように湿潤なのでしょう。
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色紙には修学院八景の詩歌が書かれている。
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中御茶屋(離宮)の客殿。
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祇園祭を描いた杉戸。
(客殿は後水尾天皇がお隠れになったあと、移設された。)
この杉戸の向こうが楽只軒。 -
客殿の一の間。霞棚。
地袋は友禅染めの張場の図。
個人的には、この棚は、すこしごてごてしすぎのようにも感じます。そもそも、違い棚は日本の哲学・美・生活のひとつの表現だとおもいます。このような違い棚と床の間を背に、和服を着て、火鉢にでもあたりながら生活したいものです。つい一世代前のひとは、一般家庭でも、このように暮らしていたのですが。 -
鯉。あとから、網を描いたとか。網はすこし破れている。
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網干の欄干。
廊下、濡れ縁、欄干。こういうのはつい半世紀前の日本には普通の民家にありました。どうしてなくなってしまったのでしょうか。 -
両側の松の背は比較的低い。
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上の離宮に続く細道。両側に松。
背景の山のみどりがとても落ち着きます。 -
豊かな柿がなっていました。ここは立ち入り禁止区域なのです。熊も猿も猪も入れません。もちろん、悪餓鬼や柿泥棒もいないはずです。この柿はだれがいただくのでしょうか。
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紅葉を背に、龍が水浴びをすると、龍のからだがほんのり色づく、なんて考えています。
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浴龍池。龍が水浴びをする?
この離宮のすごいところは、池の下に町があることです。山ー池ー町の順です。即ち、空中庭園。常人は池と山の間に家屋を置きます。
後水尾天皇とは、なんという天才だったのでしょうか。 -
かなたに千歳橋。
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万松塢。
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紅と緑のコンビネーション。
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「一二三石」(ひふみいし)
そういえば、日本の家では一昔前には、土間を「たたき」にしていました。いつからなくなったのでしょうか。 -
隣雲亭の屋根。
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隣雲亭の軒。
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紅葉がきれいです。
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千歳橋が見えます。この橋は、ずっと後になってから架けられました。
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後水尾院による扁額。(窮邃。きゅうすい)
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窮邃亭の内部。十八畳。左の窓から浴龍池が見下ろせる。
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「石船」
「止々斎」という建物の跡。 -
この窓の先に池が、木々の間から、見えるはずです。
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西浜から隣雲亭を望む。
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静かな池に、樹木とおとなしい東山が映ります。
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この離宮には、生活の匂いがしない(台所もトイレもない)と言う人がいます。そうです、龍と遊び、下界と離れて棲む仙人は霞を食っているのです。俗事には頓着しません。ただ、月、山、池、木々、虫をみて、自若とした時をすごせばよいのです。
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右に土橋、左に御舟屋。
ここから舟を出して、名月をめでたのでしょう。 -
後水尾天皇・院(1596-1680)は徳川家光と同時代人です。1629(寛永6)年の「紫衣事件」で退位し、院になったあと、この離宮を造りました(1655着工、1671頃完成か)。院が実地に指揮してつくったといわれています。比叡山を背に、京の町並みを下に見る、絶好の土地を選びました。浴龍池は人工池です。
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植物は生き物です。雑草を刈り、枝をそろえ、落ち葉を掃き清めなければお庭は成り立ちません。
松の木も育ちすぎると見栄えになりません。管理者の苦労するところです。若い木にそろえる。青年を見本とする。まだまだ将来がある。というのを示しているのがいまの修学院離宮だと思います。(枯れた、熟した姿ではなく。)この方針に私も賛成です。気持ちよく見学させていただきました。 -
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御舟屋。
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緑と紅葉のきれいなすばらしいお庭です。
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なんどきても良いところです。
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