2004/08/30 - 2004/09/21
1位(同エリア2件中)
極楽蝶さん
クロンマクノイズの遺跡を出て,一度アスローンを目指す。アスローンからボイルの町はN61で一直線。安全運転を心がけながら道を北上し,大体1時間30分ぐらいでボイルに着いた。
ボイルの町はとても小さく,街中には見所といったものはなく,街中から少しはずれたところにある「ボイル修道院」が少ない観光地のひとつだ。ボイル修道院は町の中心地から1.5キロメートル位離れたところにある。すぐ脇にはボイル川が流れていてとてものどかなところである。この修道院は12世紀に建てられたシトー派ものだが,その後要塞としても利用されるなど,外周は堅固な壁に覆われ,見張りの塔もある。また,教会はクロムウェル率いるイギリス軍などによって徹底的に破壊されたとはいえ,今でも当時のものとしてはその姿を残しているものだ。
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ボイル修道院(1)
国道沿いから眺めたボイル修道院です。脇にはボイル川が流れ,今ではとても静かに時を過ごしています。 -
ボイル修道院(2)
この修道院は12世紀の建築です。教会の屋根などはなくなってしまっていますが,外壁などは今でもとてもしっかりとしています。
この修道院は中世のものなので窓なども大きくなっていますが,相変わらずアイルランドの教会の無骨さは変わっていません。 -
ボイル修道院(3)
真ん中あたりの赤い屋根のところが内部への入口です。
ところで,修道院にしては外壁がとても頑丈にできているとは感じませんか? それもそのはず,この修道院は17・18世紀の頃には,要塞として一時利用されていたことがあるようです。だから,守りを固めるために要塞の様な作りになってしまっているのです。 -
ボイル修道院の教会(1)
ボイル修道院を特徴づけているひとつが教会の柱のアーチの形状です。この写真はアーチの特徴が分かるように撮ったつもりです。
では,アーチの特徴はどんなことかというと,この写真で手前にある教会の身廊部を支える柱のアーチは綺麗な半円形のアーチを描いていますが,奥にある柱のアーチの頂点は尖っています。つまり,教会を囲む壁のアーチが左右で違っているのです。
ところで,奥のアーチが尖っている方の柱は外側に傾いてしまっている。 -
ボイル修道院の教会(2)
ボイル修道院は12世紀に建てられましたが,当時としてはとても大きなものだったようです。この写真は教会の身廊部の長さが分かるように撮りましたが,全部で9本の柱が8つのアーチを持っています。
いずれにしても半円形のアーチが規則正しく美しい円を描いているものです。当時の建築技術の高さが分かるような気がします。 -
ボイル修道院の教会(3)
身廊部を中から撮った写真です。イギリス軍などによって徹底的に破壊されたと言うことですから,装飾などは殆ど残っていませんが,現存している教会の壁などは今でもしっかりしています。 -
ボイル修道院の教会の柱の彫刻(1)
柱とアーチの起点部分に残された動物の彫刻。真ん中の犬のような動物と右側の鳥のような動物は喧嘩をしているのでしょうか?? -
ボイル修道院の教会の柱の彫刻(2)
別の柱には人の形を彫った彫刻が残されていました。
男性のように思いますが,スカートの様な服を着て,腰にはベルトが巻かれています。両手は葡萄か何かを取っているのでしょうか?? -
ボイル修道院の回廊
おそらく昔はここにも美しいアーチを描く柱が並び,素敵な中庭を作っていたのでないかと思います。また,中庭の周囲は石で舗装がされていました。
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