りんご梨　秋の会社からのプレゼント

2005/10/13 - 2005/10/13

１０月１３日（木）、出勤してみると会社１階入り口付近にダンボールの山が。

よく見ると・・・

エリア 延吉(中国)

リンゴ梨でした。（聞いたことありますか?）

ここでリンゴ梨について紹介させていただきたいと思います。（紹介１〜３です）

紹介１

延辺のリンゴ梨は吉林省延辺朝鮮族自治州の特産で、形は楕円系、ほんのりとした赤みを持つリンゴに似た梨です。
　　
1921年、朝鮮から持って来た6株の梨の穂に、龍井市桃源郷小箕村の寒さに強い山梨を接ぎ木し成功したものがリンゴ梨の初めです。

当時、3株だけ成長したのですが、栽培者の心がこもった手入れ、選別、そして建国後の国家による指導、後押しもあり、リンゴ梨の栽培は延辺で本格的に発展するようになりました。

リンゴ梨の木は寒くて涼しくて湿っぽい気候を好み、厳しい寒さに耐えることができます。-32度以内であれば安全に冬を越すことができ、海抜300メートル前後の、昼夜の温度差の大きい丘陵傾斜地の上で成長します。この点長白山山脈の延辺朝鮮族自治州はリンゴ梨の成長のために良好な生態環境となっています。

昨年は２０キロ×２箱頂いたのですが、今年は特級のリンゴ梨１０キロ×２箱を持ち帰らせて頂ました。

社長さん、ごちそうさまです。

紹介２

リンゴ梨の木は毎年5月中旬に花が咲き、9月下旬にはその実が熟し、幼い木は4-5年で実をなすようになり、8-9年で最も果実のなる時期に入ります。

その特徴は、果実の実の部分が多く、その核が小さく、汁は豊かで、適度に甘酸っぱいです。

分析によると、その水分は85.9%に達し、酸は0.33%、糖分は8.33%、豊富なビタミンＣとＢ１、Ｂ２等多種のビタミンとカルシウム、燐、鉄などの成分を有し、栄養が豊富で、肺を潤し、痰を消し、咳を止め、利尿作用があり、さらに食欲を増進させ、消化を助けるようになります。

紹介３

またリンゴ梨を利用しジャム、果物の砂糖漬け、果実酒、缶詰などをつくることもできます。また朝鮮風味であるキムチに何切れかのリンゴ梨を混ぜると口当たりが良くなります。

現在リンゴ梨の苗木は、すでに全国の20余りの省、市、自治区と朝鮮、ルーマニアなどの国家に移植されています。

1985年の全国的な農業品評会では、延辺のリンゴ梨が全国で第1の優良品質の梨として選ばれ、香港等へ輸出され、その汁の多い果実は香港市場で“吉林の甜い梨”と称されるようになりました。

箱を開けてみます。

これがリンゴ梨です。

これから冬に入り春になるまでの期間、毎日このリンゴ梨を食べるようになります。

延辺に来た最初の年には、梨のようなリンゴのようなこの果物に馴染みませんでしたが、今ではすでに食卓のお供となっているキムチ、にんにくと共に、食後のデザートの定番となりました。

皆さんもこれからの季節、延辺に来られた方はリンゴ梨を友達にご馳走してもらいましょう！

ジューシーで本当においしいですよ！