1972/10/06 - 1972/10/06
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ソフィさん
1961年10月6日(金)
ボルドーにやって来た主目的は、その周辺にたくさんある、フランス国鉄の古い鉄橋や石造構造物の保守状況の視察だった。
昨晩自宅に夕食に呼んでくれた構造物保守責任者のNさんが、朝早くから丸一日自分でハンドルを取り、フランスの誇るシトロエンの2CVに乗せてくれて、案内される。
この辺りの構造物は100年を経過し、今なお健全に役目を果している。
そろそろ構造物が古くなりつつあるわが国にとり、その健全度をいかに保つかは、これからの大きな問題なので、フランスのこの経験と実績が非常に参考になる。
この国の技術の深さを、随所で感じる。
リブルヌまでの道すがら、ワインの醸造所が並んでいる。
このシーズンは出来たての新ワインの季節。
あちこち「新ワイン試飲歓迎」のビラが貼られており、賞味しながらの視察である。
この試飲(デギュスタシオン・グラテュイ)の習慣はフランス一円に見られ、気に入ったらダース単位で注文する。
私の場合は、文字通りのタダ飲みだが・・。
フランスでは飲酒運転は比較的寛容だ。
アルコールの血中濃度は、日本の5倍程度まで許されているようだ。
これは、ワイン250ccプラス、ブランディ1杯に相当するそうだ。
しかも、警察の取締りが全くない(これは1960年代)。
運転が危険な状態か否かは、自己責任の問題と割り切られている。
この国では、技術の視察でも、食事や名所の案内に充分な時間を使い、文化の紹介に細やかな配慮が感じられる。
ゆとりと言うものだろう。
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