1972/10/05 - 1972/10/05
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ソフィさん
1961年10月5日(木)
ラ・ロッシェルを午前中に出発し、夕刻ボルドーに到着。
駅までフランス国鉄、ボルドー構造物管理区長さんが自家用車を運転して出迎えてくれる。
自家用車はフランスの誇る国民車、シトローエンの「2CV」。
「2CV」は「ドゥー・シュヴォー」と読み、二馬力の意味である。
国民一般への車の普及を目指し、極力機能を切り詰めて手の届く値段に切り下げて、造られた、いわゆる「国民車」。
ドイツの「カブトムシ」と俗称される、「フォルクスワーゲン」に対抗しており、フランスで買えばそれより20%ほど安い。
車を軽くするために、ボディに波型鉄板を使い、三次元の曲面が使われていない。
それでいてデザインがスマートで、いかにもフランスらしく洒落ており、かつ機能的で、この国では皆から誇りを持って広く親しまれ愛されている。
フランス映画にしばしば登場しているので、日本人が見ても「あああれだ」と、世界に知られている。
燃費が安いだけでなく、スピードも時速100キロは軽く出ると言われている。
現在日本で開発されつつある「軽自動車」より性能も、乗り心地も、だいぶん良い。
この車は区長さんの個人所有であり、フランスでは自家用車が非常に普及している。
この区長さんは33歳で、月給1,000フラン(当時72,000円)。
私のフランス政府からの給費が毎月750フラン(当時55,000円)なのに比べ、子供二人を養っているこの人の生活は、楽ではないだろう。
肉や野菜などの食材の安いことが、この国の生活を豊かにしているようだ。
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