1996年夏放浪記～モロッコ

1996/07/01 - 1996/09/02

95年に西ヨーロッパをツアーで周遊した。
96年は個人旅行で、まだ訪ねてない国、都市を中心に2ヶ月の旅程を組んだ。

スペインからフェリーでアフリカ大陸・モロッコへ行けることを知り、1週間滞在の予定を組んだ。

アルヘシラスから二時間ちょっとでいける国なのに二時間の時差がある。

モロッコでの訪問地：
タンジェ、カサブランカ、マラケシュ

エリア モロッコ

• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船
• 航空会社: マレーシア航空

◆タンジェ

スペインから乗ってきたフェリーから降りると数メートルも歩かないうちに、何十人（ちょっと大袈裟ですが）の客引きに話しかけられる。

「タクシ？」「ホテル？」英語が分からないふりをすると今度は「よーこそ」「ニッポン！」「アリガト」
ここはアフリカ大陸といえど、まだヨーロッパの空気が残る街だ。

なんとか客引きから逃れバスターミナルへ。カサブランカ行きの国営バスの時間を調べ、出発まで街を散策。フランス語が飛び交う。これから陸路でドコドコ長時間の移動だ。

国営バスの中でコーランが流れ、異国に来たという感じがして気分が高揚する。

バスの中からみた途中の町の市場。値切りながら楽しく買い物がしたい！

◆カサブランカ

近代的な建物が多いカサブランカ。アラブ様式の建物を期待した私には物足りない町だった。

もっとモロッコらしい場所を求めて南下し、マラケシュへ向かう。今度は評判のよくない民営バス。

満席なのに現地の人が次々乗ってくる、引越しかと思うくらいの大荷物を提げて。エアコンのないバス内はかなりつらい。。山越え、谷越え、砂漠越え・・・バスはドコドコ進む。

◆マラケシュ

モロッコで一番気に入った町。散策が楽しく写真はほとんどありません。

特に面白かったのがフナ広場。ヘビ使い、曲芸をするサル、占い師。夜になると屋台がずらりと並ぶ。こんな愉快な広場、なかなかない。

この広場で飲みまくったオレンジジュース。目の前で生のオレンジをぎゅっと絞ってくれ、やみつきになる。

そして砂糖たっぷりのミントティー。暑さで気だるい体に効果あり。

モロッコ料理のひとつ、クスクス。日本の煮物と似ている。

民営バスでの移動中、かなり体力を消耗し、砂漠地帯まで南下できなかったのが残念だった。