2012/05/09 - 2012/05/18
310位(同エリア4443件中)
yoshimuradesuyoさん
- yoshimuradesuyoさんTOP
- 旅行記139冊
- クチコミ4305件
- Q&A回答1件
- 354,674アクセス
- フォロワー20人
僕の旅行記は日にち毎に区切らないので、結構長文になってると思います。ぜひ読んじゃって下さいな。
表紙写真はラクダに乗った嫁ちゃんですよ。
1日目/10日間
今回はハネムーン、新婚旅行だ。僕らのハネムーンは嫁ちゃんの『ビックリするものがみたい』というテーマから、砂漠に宿泊しようと決まった。砂漠といえばサハラで、モロッコ以外にもいくつか候補があったが、アラブの春真っ盛りな時期で他の国は難しそうだった。航空会社は仕事帰りに搭乗できる、トルコ航空を選択した。
仕事場からスーツのまま、関空へ行く。トイレで着替えたら、スーツ、シャツ、ネクタイ、靴などのビジネスグッズはゴミ箱へ。何回か仕事場や飲み会終了後に直接関空へ行き、着替えて出国しているので、捨ててもいいスーツを残している。嫁ちゃんとは空港で合流して、予定通り搭乗。
2日目/10日間
朝早くにトルコ・イスタンブール空港に到着。乗り継ぎ時間が約4時間あり、機内でも食べたのに、朝ご飯を食べたり、空港内でブラブラ。
モロッコ行きの飛行機に乗り継いでからも、約4時間のフライト。何もしてないのに疲れてくる。この日はモロッコに着いてからも、マラケシュまでさらに約4時間の電車移動がある、先は長い。モロッコの長距離列車はコンパートメントタイプ、進行方向向きと逆向きの向かい合わせ6人で1部屋になっており、窮屈なカンヂ。電車から眺める車窓もいつの間にか、荒涼とした土だけの世界が広がる。寝るとよくないと思いながらついうとうとしていると、ようやく到着。タクシーでジャマルエルフナ広場まで行き、先ずは明日から参加する現地ツアー会社を探す。ココはインドに少し似ている気がする、立ち止まって地図を見ているとすぐに話しかけられる。そのうちの1人についていくと他の店の中やビルの間を抜けて、連れて行ってくれた。助かるがその都度チップ。まあ今回は疲れてたし、本当に助かった。
ホテルもモロッコ伝統のリアドを予約しており、隠れ家のようなトコロ。これを探すのも骨が折れる。リアドとはもともと金持ちの邸宅を改装などして、こじんまりとしたホテルにしたもの。そんなトコロだから、大きな看板もなく、すぐそこまで行って、地元のヒトに聞いても知らないコトがある。2、3人のヒトに聞いてようやくわかったが、表札みたいな看板があるだけだった。今回はそのリアドに、砂漠ツアー前と後で、計3泊する。最初はわかりにくいが、このこじんまり感はなんか嬉しい。部屋に入って荷物を開こうとしたら、スーツケースの鍵がないコトに気付いた。そういえば、モロッコのラバト空港に着いてから税関のトコロで荷物検査で開けられた。この時はあったんだから、おそらくその時に開けて、どこかへ落としたようだ。布系のスーツケースなので、最悪ナイフか何かで開いて、新しいのを買えばいいかと思いながらも、最後の抵抗。髪留め用のピンで、鍵穴をカチャカチャ。引っかかるカンヂはあるので、しつこくカチャカチャして5分ぐらい。諦めかけた頃にカチャリ、漫画みたいだ。V(^_^)V 嫁ちゃんも惚れなおしてくれただろう。ファッションブランドのバッグなんかについている、ちょいちゃちい鍵だったから開いたのだろう。なんにせよ、開いて良かった。ジャマルエルフナ広場のレストランで晩ご飯を食べて早めに就寝。
3日目/10日間
今日は朝から現地ツアーに参加。出発が早くレストランが開いていないので、部屋まで朝食を持ってきてくれた。こじんまりホテルのいいトコロだ。
現地ツアーはバンタイプの車で出発、いろんなところでお客さんをピックアップして、僕らも含んで計8人。
休憩をはさみながら、車はアトラス山脈を超え、さらに荒涼とした世界へすすむ。今日の見所は世界遺産のアイトベンハッドゥという遺跡。ベルベル人が建てたもので、今なおそこに暮らすヒトがいるという。昼前にはそこにつき、先に全体像を眺望した後で、約1時間ほど散策。イロイロ英語で説明してくれるもののさっぱりわからず。まぁ、景色みれたし良しとしよう。レストランで昼食後はバラの町でお買物して、休憩がてら岩をみて、ホテルにチェックイン。あまり特徴はないが、こじんまりしたホテルで、少しホテル周辺をブラブラ。晩ご飯を食べて、この日も早めに就寝した。
4日目/10日間
今日も朝からサハラ砂漠を目指して南下する。途中、田園散策と絨毯屋、渓谷散策と昼食、カスバ街道の街並み散策をこなしながら、砂漠の入り口へ向かう。砂漠ではターバンが必須であり、日除けにも砂除けにもなるから、絶対買ったほうが良いとガイドがゆうので一同買う気満々になる。今回のツアーの中には珍しく、モロッコのカサブランカから参加の女の子がおり、ガイドがお客さん用の薬局を探している間に、手近なターバン屋でまとめて交渉してくれた。ガイドはもどってきて、その事を知ると、メッチャ怒っていた。結局薬局に行ってて、まとめてもらえなかったお客さんだけ、ガイドオススメのお店で購入したが、やっぱりちょい割高だったとのこと。もとが安いからそこまでの違いはないが、ちょいお得が嬉しい。
サハラ砂漠の入り口付近に入ると、道なき道を行くカンヂ、わだちのみを頼りに走るといよいよ到着。先ずはホテルというかペンションというかで出発準備。ターバンを巻いてもらっていざ出発、その前にラクダの写真をパチリ。ラクダに乗り込むのは僕が一番最初、ドキドキしながら初ラクダ。やっぱり高い、景色がちょい遠くまで見えるのだが、見渡す限り砂漠だ。1人を除く7人がラクダライダーになり出発、1人のカナディアンオバちゃんは同じ道を歩いて行く。ココからはガイドに代わり、ラクダ使いがガイドをしてくれる。ラクダライドしている写真なんかもバシバシ撮ってくれるし、ナナメのアングルも入れたり、なかなかヤる。約1時間のラクダに乗って、いくつか砂丘を超えると宿泊するテントが見えてきた。ケニアでテント泊をして、意外と快適だったのである程度揃ってるかと思っていたが、なんというかホントにテントだ。砂の上にマットを並べ、その上にテントが立ててある。それぞれのテント自体は大きく、ホテルの部屋並みの大きさはあるが、トイレ・シャワーはみんなでひとつ。まぁ砂漠の真ん中だし、雨風しのげれば良しとしよう。
それぞれ自分達のテントが決まり、荷物を置いたら、砂丘クライミングに出発。クライミングと言っても、テント目の前の砂丘を勝手に登るだけ。そんなに高くはないが、砂でズルズル埋まるので、なかなか登れない。一度峰まで登り、そこから山頂でのサンセットを目指すも、途中で断念。峰まで上がるとラクダに乗り換えたホテルなども見え、意外と近いことに驚いた。まぁラクダのスピードも、ヒトが歩くスピードと一緒なので、そんなに遠くまで行けるわけがないし、遠くまで行っても砂しかないしね。
ネオンや街灯がないので、太陽が沈むと暗くなるのは早い。日没後は、参加した全員でタジン鍋の晩ご飯。アウトドアで、大勢で食べるといつも以上においしく感じるから不思議だ。この後はラクダ使いが月明かりの中、ベルベル太鼓を教えてくれる。ラクダ使いも1人何役もこなして、なかなかタイヘンだ。最後は満天の星空シャワー!星が多いし、デカい。思わず出た声にみんなゲラゲラ笑っていた。
5日目/10日間
この日はサンライズを求めて、ちょい早起き。目の前の砂丘に登り、朝日スポットでダラダラ過ごして朝日を待つ。その時に重大事件発生。デジカメを砂の上に落としてしまったのだ。すぐに取り上げたものの、砂が入りこんでしまい、異音がする。帰国後にメーカー保証期間だったので無料修理してもらえたものの、旅行中はズームが使えなくなってしまった。まぁ、これぐらいですんだのはラッキーだろう。
朝日見物後は、ラクダに乗って早速帰る。朝一番に帰るのは少し興ざめだが、確かに長居してもあまり変わりない。
朝ご飯はバンから乗り換えたホテルで用意されており、食べ終わったら、後はひたすら帰るのみ。往路は途中観光しながらとはいえ、2日かかった道のりを復路は1日で帰るのだ。車窓も同じなので、ぐーぐー寝てたら、19時頃にマラケシュに無事到着した。砂漠ツアー前に一泊したリアドに再度チェックイン、今回は2連泊なのでちょっとゆっくりできる。
6日目/10日間
今日はマラケシュ市内をブラブラ。先ずはリアドの屋上レストランで朝食、朝7時からと聞いていたが、スタッフがきていない。今日は急ぐこともないので、だらだら待った。朝食はパンに目玉焼き、フルーツなど。天気もいいし、雰囲気サイコーだ。
旧市街の街並みをブラブラしながら、昔の邸宅やスーク(市場)などを見物。スリッパやお茶碗や友人なんかのお土産を購入したりした。暑いし荷物を置きにリアドに戻って、しばし休憩。リアドに戻る時に必ず通る、ジャマルエルフナ広場には毎日屋台が並ぶ。名物なのかオレンジの生搾りジュースの屋台が10軒以上あり、通るたびにジュースを飲んでいた。安いし、美味しいし、目の前で搾りたてを飲めるのが嬉しい。
晩ご飯はジャマルエルフナ広場の屋台で頂いた。毎日毎日お祭りのような賑わいで、たくさんのお客さんで賑わっている。観光客が多いのだろうが、やっぱり1日ぐらいは食べてみたい。座って食べていて、ぼちぼち美味しいのだが、狭いし、あまりゆっくりする雰囲気もないので、食べ終わると早めにリアドに戻った。もちろん、この時もオレンジジュースをグイッと飲んでからね。
7日目/10日間
この日も屋上レストランで朝食。前日のフルーツでメロンがあったのだが、嫁ちゃんが食べれないので、他のものをリクエスト。オレンジを代わりに用意してくれて、おいしく頂く。
この日はカサブランカに電車移動。朝食後は早めに駅に行き、チケットをゲット。電車出発まで時間があるので、マクドでコーヒーを飲みながら待つ。今回の電車もコンパートメントタイプの向かい合わせ6人掛け、相変わらずちょい狭い。
約3時間電車に揺られて、カサブランカに到着。駅からはタクシーでホテルへ向かう。ここのホテルはちょっぴり豪華に、ロイヤル マンスール メリディアンにした。昼過ぎにも関わらずチェックインもOK、部屋もそこそこ大きく満足。
道路を挟んで向い側にあるレストランでランチを食べたら、タクシーを利用して旧市街に行ってみた。ブラブラ散策しても特に気になるものもなく、終了。わざわざタクシーに乗ってきたので、コーヒータイムをとって、またホテル近くに戻った。あとは嫁ちゃんからスーパーマーケットに行きたいとのリクエストを叶えるべく付近を探す。近くまできているがわからないので、そのへんのオッちゃんに尋ねた。折角説明してくれるのだが、アラビア語がさっぱりわからない。オッちゃんが『デッカライトッ』を連発するので、『大きく右(でっかくライト)』かと話しながら、ジェスチャーでわかったカンヂに行くと左側にデッカいスーパーマーケットが出てきた。ありがとう、オッちゃん。そしてこのスーパーが大当たり、お土産用のお菓子、紅茶、コーヒー、ワインなどなどいろんなものが揃った。ホテルに戻って荷物を置いたら、モロッコ最後の晩ご飯を食べに出かけた。適当にみつけたお店だったが、美味しかった。
8日目/10日間
ホテルで朝食を食べて時間があったので、スークに行ってみた。竹で編んだマルシェバッグ、石鹸などちょっぴりお買物をして、空港へ向かう。この日はモロッコから経由地のトルコ・イスタンブールに移動。時差の関係で13時過ぎの出発で、約4時間のフライトが夜20時過ぎの到着になる。往路で得してるのでしょうがないが、なにか損した気分。
タクシーでホテルに到着すると、オーバーブックで系列ホテルのグレードの高いホテルに変更して欲しいと言われた。グレードアップならと思ってOKしたものの、このホテルを決めた時に立地を重視していたのを忘れていた。しかも、別ホテルの迎えも遅く踏んだり蹴ったり。大失敗だ。(´Д` ) 遅くなったが、近くのお店でサバサンドなど買って晩ご飯にした。
9日目&10日目/10日間
この日の夕方便で帰国するが、ホテルはわざと今日も宿泊することに、荷物などは少なくしてイスタンブールを駆け足で観光。
ガラタ橋を渡って先ずは地下宮殿へ。ブルーモスクやアヤソフィアなどもいいが、個人的にはココが好きだ。地下にこれだけの貯水槽をつくり、一番奥にはメドゥーサの顔を台座にした柱がある。なかなか他ではみられない代物だと思う。行列しており約30分ならんで観光。続いて向かいのアヤソフィア、ココも30分近くならんだ。キリスト教とイスラム教のそれぞれで利用されたもので、荘厳な雰囲気がいいカンヂだ。最後はブルーモスク、ココでもならんで入場。観光客がわんさかいる中でも、敬虔なムスリム達が熱心に祈りを捧げており、静かに観光。
昼ご飯を食べてからはスークを見物するも、観光地化されてて、特に買うものなし。誰が教えたのか、『そんなの関係ねぇ』や『バザールでござーる』などの日本語での客引きも多い。結局何も買わずにホテルに戻り、ケバブサンドを食べて休憩。
夕方、不信がられながらチェックアウトし、イスタンブールから帰国した。10日目はずーっと機内だったので、特に記載なしで。
いろいろアクシデントはあったものの、サイコーのハネムーンになりました。
♪───O(≧∇≦)O────♪
最後は写真イロイロです。
-
2日目/マラケシュまでの列車
-
3日目/世界遺産のアイトベンハッドウ
-
3日目/世界遺産のアイトベンハッドウ 遺跡山頂からパチリ
-
4日目/田園風景と城塞
-
4日目/田園風景の中を歩く
-
4日目/田園散策とセットの絨毯屋のおやぢ
-
4日目/絨毯屋に連れて行かれるも買う気のない面々
-
4日目/サハラ砂漠の入口
砂漠をバックにスタンバるラクダ達 -
4日目/サハラ砂漠
ラクダに乗った人達の影がえぇかんぢ -
4日目/サハラ砂漠
なかなかヤるラクダ使い -
6日目/マラケシュ
クトゥビァと呼ばれる時計塔 -
9日目/イスタンブール 地下宮殿
-
9日目/イスタンブール 地下宮殿の一番奥にある、メドゥーサの顔の台座
-
9日目/イスタンブール アヤソフィア
-
9日目/イスタンブール アヤソフィアの天井絵
-
9日目/イスタンブール ブルーモスク
-
9日目/イスタンブール ケバブサンドを販売するにいちゃん
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
17