芝生の国スウェーデン?

2005/09/12 - 2005/09/20

今日はストックホルムから350km 内陸にあるSkattungbyn という小さな小さな町へ向かって車を走らせる。そこには彼の従姉妹が住んでるのだ（でも子供の時以来30年ぶりの再会になるらしい）。

景色は相変わらず、森→湖→森→湖とどんどん変わるような変わらないような（笑）。いや、とにかくのどか！！

エリア スウェーデン

レンタカー会社でもらったスウェーデンの地図。首都ストックホルムはボールペンで丸がうってあるとこですね。
で、写真のペン先が指しているあたりに向かったわけです。

スウェーデンの高速道路は、すごくよく整備されてて走りやすい！で、もちろん無料。

最高時速は110キロなので、時速180キロでかっ飛ばせるドイツと違って目的地までけっこう時間がかかります。でもドライブ中風景も楽しむには、やはりこれくらいがいいですな。

とはいっても、実際は高速でなくて国道をえんやこらと走って、目的地についたのはすでに15時すぎ。

彼の従姉妹の家には泊まら（れ？）ないので、これから今日の宿を探さなくては。なんだか果てしなく田舎だけど、泊まれるとこなんてあるのかしら？

人口500人ほどの小さな町、Skattungbynのカフェ。でももうシーズンオフで閉まってました。

私の感覚では、まだ9月半ばだから秋すら始まってないはずなのですが、スウェーデン人はそんなことはお構いなし。

まあこの紅葉っぷりを見ればそこは明らかに秋真っ只中なのですが。

今日の宿は、結局彼の従姉妹に紹介してもらった。知り合いが所有してる家をホリデーハウスとして貸しているらしい。

ホントはどこか湖のほとりのゲストハウスとかを探したかったんだけど、今日はもう見つけられそうもないしとりあえずそこに1-2泊することに。

これがその建物。2階部分が2LDKで、私達が1泊300クローネ（4500円位）で泊まったところ。

ベッドが3つあって、ソファも使えば4-5人は泊まれる大きさ。
暖炉があったのがポイント高し！夜は暖炉の前に座り込んで、用もないのに新聞紙を燃やしたりして遊んでいました（笑）。

でも調度品があまり良い趣味とはいえなかったので内部の写真はなし。だって造花の植わったポットとかが窓際に並んでるんだもん。

ベッドルームからの眺め。森で覆われた地平線が見える！

で、ごらんの通り特に使われていない敷地はけっして荒地ではなく、ちゃんと定期的に刈られている様子。

家の裏側をリビングの窓から見たとこ。青リンゴの木があった。

今思えば、なんであのリンゴ食べてみなかったんだろう...。小さくて酸っぱそうだったからだと思うけど、今になってもったいないことをした、と思った（笑）。

各地で見かけた、夏のお祭りに使われたポール（だと思う）。

いろんな形のがあったけど、これはハート型でかわいかった。

空気が澄んでいるせいなのか、そういう季節だったのか、とにかく色彩が鮮やか。
色とりどりの花が咲き乱れているわけではないんだけど、

空は青！
牧草は若草色！！
で、道は赤！！！

表紙の写真をご覧あれ。なぜかスウェーデンの道は赤っぽい。で、それが空の色と緑とのコントラストになって、きれい！

STUGOR　って書いてある。
民宿...というかゲストハウス？のことで、家の一部とか別棟を宿として提供しているところ。

車があれば、こういった宿はどこでも見つけられるし、安い上にキッチン、シャワー付きで100％プライバシーがあるので、ホテルなんかよりずーーっといい！

ドライブ中に見つけたこの宿は、看板こそかわいかったけど場所がそれほどよくなかった。ていうかそもそも空いてなかった（笑）。

いい天気！

彼は自然、とりわけ湖とか川とかに飢えているので、地図を見ながら湖のある方へ、川のある方へとあてもなくドライブしていくのが好きなのだ。

で、このようにいい感じに湖がちらりと見えたら車を急停車させて、様子を伺いにいくのです。

こんな風景のとこに住みたいなあ。

でっかい湖！水が青くてすんごーくキレイ！

彼もご機嫌♪
（夏だったら、速攻素っ裸で水に飛び込んでるところだ。）

しかし残念ながらこのあたりには泊まれるところないみたい。

夏はさぞかしたくさんの人が訪れるんだろうなぁ。

でも、これだけたくさんの湖があるってことは、人も分散するから夏でも空いてて快適なんだろうなぁ...。

これはまた別の湖。Skattungbyngen Bade って書いてある。この地域の公共浴場です。

砂浜になってて、ビーチバレーコートがあった。
きっと夏になると、ここに町(村？）の人が集まって水着姿でバーベキューとかしちゃうんだろうなあ。
楽しそー！

でも今はこのとおり、ひっそりして人影もなし。

別に湖のほとりに限ったことじゃなくて、このあたりはそもそも田舎なので日中もほっとんど人を見ない！

非難勧告でも出てて、住民全員どっか行ったんじゃないかと思うほど（笑）。

ところでこの写真は彼の会心の一撃。ぜひ拡大してご覧ください♪

砂浜の横はすぐ森になってて、少し散歩してみるとキノコだらけ！！

都会っ子の私は、日本でこんな光景みたことないのでキノコ狩りというのがしてみたくてしょうがない！

うーん、残念。キノコ辞典でも持ってれば、食べれそうなキノコ片っ端から狩ってやったところなのに...でも、スウェーデンくんだりまできて食中毒というのもなんなので、今日のところは見逃してやろう。

キノコがたくさん、ということは森が肥沃ってことなのかしら？どこに行っても、スウェーデンの森はいろーーんな種類の苔で覆われてて、とっても素敵だったよ。

何の写真なんだかわからんよね...。

中央にリスが写ってるのです。
都会っ子の私はリス一匹見たくらいで、浮かれて写真撮ってしまうのです。

他に、キツネとフクロウもドライブ中に見かけた（興奮）！
（でも彼いわく、ベルリンでもリスとキツネはしょっちゅう見れるんだって。私は見たことないよ...。）

さらに！この日の夜は、なんとオーロラもどきも見れました！
もどきっていうかそのものなんだけど、それほど大きくなくてぼんやりしてたの。もっと寒い時期に、もっと北に行けばはっきり見える可能性も高いんだろうけど。

この日のオーロラは、虹が完璧に見えることは稀なのと同じように、うっすらと、でもほんとに夜空にかかるカーテンみたいに星の中でたなびいていました。