2004/12/03 - 2004/12/05
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きんいろのくまさん
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滞在先のスイスで、周辺都市への夜行列車を利用した小旅行のプランを見つけました。週末が空いていたので、思い切ってフィレンツェに行くプランを金曜日の午後に申し込み、その晩に夜行でスイスから出発しました。
チューリヒからの夜行列車ではアジア系の男性と同室。私と二人だけでした。大丈夫かなーと初めは心配でしたが、話してみると彼はパキスタン人でスイスのヴィンタートゥーアに住み、イタリアのボローニャに仕事で行くとのこと。英語とドイツ語で何とか意思疎通はできたので安心しました。
しかしそれとは別に怖いことがありました。まず、もともとこの列車の車掌はイタリア人らしく、英語もドイツ語も話してくれないのでコミュニケーションがさっぱり。パスポートを預けていなかったりとかで夜中に起こされたり、何かと怒られた気が。そして驚きの出来事はスイスとイタリアの国境で起こったのです。
国境のキアッソという駅で列車は静かに止まりました。車掌に起こされていた後だったので、私たちは目が覚めていました。雰囲気から察するに、国境検問のようです。検問係員たちとともにいるのは大きな黒い犬たち!まもなく列車に乗り込んできました。直後、コンパートメントのドアをドンドン!と強く叩く音が。開けてみると、検問係員がどかどかと犬とともにいきなり入って来るではないですか!そして私たちに確認もせず荷物を開け始め、犬に匂いをかがすのです。犬は私のベッドに上がり込んで。ああ、まだこれから寝るのに。犬の君のほうが臭うよまったく。
結局何も発見されず(あたりまえです・・・)、彼らは去って行きました。列車で国境を越えるのは初めてだったので、何をされるか、何を疑われているか分からず、身の危険さえ感じました。
そんなことがあったので、帰りは思いっきり警戒していたのですが、イギリス人の男子学生三人と、スイス人の女性一人と同室だった帰りは、何事もありませんでした。
あとからスイス人の知り合いに聞いてみたら、国境でもふつうはそこまでしないとのこと。東洋人の私とパキスタン人のその男性が二人だけで一部屋にいたので疑われたのではということでした(というかパキスタン人のその人がいたからだ!と。彼には悪いですが・・・)。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道
-
チューリヒへの電車の車内
まずは、ザンクト・ガレンからチューリヒまで電車で向かいました。旅に出発するときの緊張感っていいですね。夜に出発、スイスから列車で外国へ、という非日常で興奮気味でした。 -
サンタ・マリア・デル・フィオーレ(ドゥオーモ)内部の壁画
いきなりとびますが、ドゥオーモ内部です。
フィレンツェには朝7時ごろ到着。前日からドイツ語のフィレンツェのガイドブックをスイスで買ってがんばって読んで来たのですが、フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に着いてみると駅の売店で日本語のガイドブックが・・・。日本人多いんですね。現地に行ってからなら日本語で情報を集められたのでした。ドイツ語のをせっかく買って読んでみた手前少し悩むも、それらの日本語のガイドブックを購入して駅でしばしフィレンツェのお勉強。行き当たりばったりで来たので、ドイツ語で読んだ以外、ダヴィデ像とかボッティチェリがあるだろうぐらいしか知らなかったのです。行きたい美術館をピックアップし、長い一日の作戦を立てました。
外に出てみるとフィレンツェは雨。しかしスイスから外国に来たという高揚ではじめはそんなに気になりませんでした。
午前中はアカデミア美術館、バルジェッロ国立博物館、ヴェッキオ宮殿、ドゥオーモと回りました。 -
サンタ・マリア・デル・フィオーレ(ドゥオーモ)内部
アカデミア美術館ではダヴィデ像にただただ感動。2003年から2004年にかけて洗浄作業が行われたらしく、ダヴィデ像はまばゆいばかりに輝いていました。シニョリーア広場などにあるレプリカではなく、ぜひここのオリジナルを見るべきです。私は駅から直接朝一番に行ったためすぐに入場できましたが、普段はここは長蛇の列ができる美術館のひとつのようですね。
これは内部の写真ですが、ドゥオーモの存在感はフィレンツェでは圧倒的です。下から見ているとなかなかその全貌がつかめないのですが、各通りからほんの一部ずつでも見えるその姿は、何か安心させてくれるものがあります。フィレンツェに来るということはこのドゥオーモに会いに来るということに等しいという気がします。 -
ジョットの鐘楼より
ドゥオーモの隣のジョットの鐘楼に登りました。ドゥオーモは一部工事中でクーポラに上がるところがよくわからず、そちらには登れないものと思いこんでいたためです。しかしこれはこれでよかったかも知れません。ドゥオーモのクーポラの外からの眺めはジョットの鐘楼からならではのものです。
それにしても、雨、雨、雨。フィレンツェの街の色鮮やかさばかりはこの日は期待できそうもありませんでした。おかげで写真の枚数も伸びず。雨に濡れないドゥオーモ内部とジョットの鐘楼からの写真だけになってしまいました。 -
ジョットの鐘楼より
昼食はピッツェリアで。ショーケースにたくさん並んだ中から選んで一切れずつ注文でき、店内でも食べられたので、雨の日かつ急ぐ昼食にはありがたかったです。もちろんピザは最高でした。
午後は郵便局で絵はがきを日本に送り、その後ウッフィツィ美術館へ。まだ午後も早い時間だったので余裕はあると思っていたのですが、ここは長時間待たされました。12月の土曜日の午後で待ち時間は1時間半でした。私の並んだ予約券なしのほうは15分か30分に一度、ほんの20人ほどずつしか入れてもらえず、入館待ちの列は長くなるばかりでした。あとで知ったのですが、ウッフィツィ美術館ではこれくらい当たり前のようですね。
やっと入れてもらってからは、存分にルネサンスの絵画を楽しみました。ボッティチェリ、ダ・ヴィンチ、ラフェエロ、ティツィアーノ・・・。本物を見ることの楽しさ、すばらしさをひしひしと感じました。私の今の美術に関する興味はここから始まったのでした。 -
ジョットの鐘楼より
ウッフィツィ美術館を出て、今度はポンテ・ヴェッキオを渡りピッティ宮殿へ。もう暗くなりかけていました。雨は相変わらず。
ピッティ宮殿の中にはいくつもの美術館、博物館があるのですが、とくにすばらしいのはパラティーナ美術館です。中でもラファエロの作品がウッフィツィ美術館に勝るとも劣らない充実ぶり。しかし私が行ったときは、「ヴェールの女」が何度探してもない。部屋の名前を確かめて、その場所をよく見てみると、「貸し出し中」。もういちどここに来て見るという宿題が残ってしまいました。 -
ジョットの鐘楼より
美術館めぐりはパラティーナ美術館で終了。晴れたら、夕方の朱く染まるフィレンツェの街並みを、ミケランジェロ広場から見てみたいと思っていたのですが、ウッフィツィ美術館の予想外の待ち時間とこの天気だったのとで断念。しかしその分美術館を存分に見て回ることができたのでよかったのではないかと思っています。
普通なら、ここでホテルに帰ってゆっくりして、というところなのでしょうが、そうできないのがこのプランのつらいところでした。夜行列車が出る午後11時まで、まだ5時間もの時間、外で過ごさなければならなかったのです。ポンテ・ヴェッキオ近くのリストランテに入ってとりあえず夕食。イタリア語が分からないので、外にセットメニューらしきものが書かれていて高くないところを選びました。料理はおいしく、満足の夕食でしたが、まだ午後8時くらい。でも長居もできないのでとりあえず駅の方へ向かいました。
その後は、駅に行く途中の書店が遅くまで開いているのを運よく見つけ、立ち読みなど。さらに駅の待合室で何とか列車の時間まで過ごしました。雨は本当に一日中降っていて、外では傘を差しっぱなしの一日でした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- つつきさん 2005/12/13 22:19:10
- hiro_yさん、こんばんは!
- はじめまして!
お気に入り登録していただけると言うことで飛んできました(笑)。
つつきと言います〜。改めてよろしくです。m(_ _)m
hiro_yさんの雨のフィレンツェを拝見しましたv
行きの国境越え、すごいですねー。
すごいネタをお持ちで…。大変だったでしょうが、でも人生に一回くらいなら体験してみたいかも?(何度もはイヤ・苦笑)
イタリア、いいですよね!!!!!!!
私も本当に惚れこんでしまって、定年退職後はベネチアに住もうと鼻息荒く計画中…ですが、あの街は沈まずに私を待っていてくれるんでしょーか。
あぁ今すぐにでもイタリア行きたいです!!
- きんいろのくまさん からの返信 2005/12/13 23:23:18
- つつきさん、こんばんは!
- つつきさん
こんばんは!お気に入り登録ご承認ありがとうございます。
どうぞよろしくお願いします。
イタリア行きの国境越えはびっくりでした。おかげでイタリアへの夜行列車に対する警戒心がつきました。さすがに次の週も南へ、ローマ!という気にはならなかったですね。結局次の週は無難な北へ行ってしまいました(笑)。
でも、フィレンツェ行きがイタリアの魅力に気づくきっかけになったことは確かです。美術に興味を持ち、イタリア語を習うまでになってしまいました。知れば知るほどイタリアはすてきだなと思います。ベネチアにもぜひ行ってみたいです!
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