2005/07 - 2005/08
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バイシクーさん
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中辺路6日目(発心門王子バス停〜楊枝口バス停)
雨がパラパラとくる前に、まず空が鳴る。雷だ。しばらくして空に点々と雨粒が現れ始める、と、それはたちまち無数の線に変わり一気に土砂降りとなる。まさに夏の天気、山の天気だ。
昨日そして今日と、そんな空の変化だった。ただ、運よく両日とも歩き終えた後の夕立ちで、ずぶ濡れにならずにすんだ。
旅行中の天気、それは誰にとってもふだんの生活の時以上に気にかけるものだろう。2、3日の旅行なら家を出る前に確認するくらいに過ぎないかもしれないが、旅も長くなれば、一日の始まり、そして終わりに、天気予報を見聞きしては一喜一憂する、とにかく遠くの社会情勢よりも身近で必要とする情報なのだ。と同時に、週間天気予報、あれほどあてにならないものは無いことをも身にもってわからされる。
発心門王子を起点とし「赤木越え」「大日越え」を歩き抜けて熊野本宮大社へ立ち寄る。そして熊野川沿いに国道168号線を15kmほど下る。これが本日の全行程。空を見上げればどんよりとした雲に覆われ、いつ雨が降り出してもおかしくない様相、天気予報も一時雨をいっているので、地図や本など雨に濡れないよう透明のビニール袋に入れて持ち歩くことにした、結局雨には遭わなかったのだが。
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赤城越えの尾根からの眺め。昨晩の夕立ちで地べたはぬかるみ、遠くの山々を見れば蒸気が立ち上がっているのがよくわかる。
滝尻以降、杉ばかりで他の木々の存在を忘れていたが、ここらは松の木も目だっていた。 -
所々、山肌があらわになっている箇所がある。山の斜面が裸になっていることで、思いの他、際どいところを歩いているのが良くわかる。
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「赤城越え」と「大日越え」の合間にある湯の峰温泉街。川伝いに民宿が立ち並ぶ。
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「大日越え」にはいるとすぐに現れる湯峰王子。
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熊野本宮大社を後にしてからは、一日半かけて熊野川に並行する国道を新宮まで歩く。さすがに舗装道路は歩きやすい。しかも曇り空とあって暑さもそれ程感じない。しかし歩道は無く大型車の割合も高く、歩くには別の意味で神経を使う道である。
熊野本宮大社から熊野早玉大社まで、かつて上皇たちは船で熊野川を下った。したがって熊野古道は川の上を通っていることになる。そこで紀伊路の京都から大阪の天満橋までを淀川沿いを歩いたのと同じく、今度も川沿いを歩くことにした。ただし熊野川には整備された土手が無いので国道を通らざるを得なかった。
ひとまず、今日は三和大橋まで歩いた。途中、「小雲取り越え」、「大峰奥駈道」、「伊勢路」の合流を示す標識が掲げてあり、このあたりほ熊野詣の中継地点として、重要な地域だったのだろう。それら標識の先を見れば深い山が幾重にも重なり続いている。感嘆とともにため息も出る。 -
宿から眺める川湯温泉街。休日の昼間、観光客で賑わいを見せていた。川原の直ぐ下には源泉があり、少し掘れば熱い温泉が沸きあがってくる。
三日間宿泊したここも今日で最後となる。温泉で疲れを癒せたせいか、厳しい山道が続く日々であったが、体調もいたって良好だった。
<和歌山県発行 参拝道マップ>
http://wiwi.co.jp/kanko/walk/019/map.html
http://wiwi.co.jp/kanko/walk/020/map.html
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