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中辺路4日目(滝尻バス停〜野中の清水バス停)<br /><br />この三日間、田辺市街のビジネスホテルに宿泊していた。<br />しかし今日も同じくそこへ戻るには、移動時間、運賃共に効率悪く、本宮町の川湯にある民宿へ移動することにした。もっとも当初は、今日の終点、野中にある民宿に泊まろろうと考えていたのだが、昨夕、電話で確認したところ、空きは無し、との返答だった。ガッカリだがこんな旅ではよくある話、すぐ次を探さねば。そこで市街へ戻るか、それともさらに先の宿をとるかを、比べた結果、本宮町まで先まわりすることに決めたのだ。<br />宿泊地を変えるのは、全ての荷を移動させることを意味する、つまり、バックパックを背負っての歩きとなる。10kgを超える荷物担いで歩くのと、小さな荷物だけ持って歩くのとでは、疲れ方が全然違う。僕は普段、登山やハイキングを全くしないのだが、山で一夜を明かすような登山をしている人は、この違いに頷いてくれると思う。<br /><br />紀伊田辺駅6時発、その始発バスには、僕の他に3人の中年グループだけが乗っていた。その一人が、今日一日で小雲取と大雲取を走り抜けてくる、といって話しかけてきた。そのルート、逆向きになるが、大雲取、小雲取の順に、中辺路の最後として僕も歩こうとしている。但し、二日かけて、である。30km近い山道を一日で走り抜ける。一人ならまだしも、そんなことをする仲間が身近で3人も集まるのは信じがたいが、皆がジョギング姿で小さなリュックを担ぎ、しかもスティックまで持っていれば疑いようもない。<br /><br />ちょうど1時間で滝尻に到着。彼らに別れを告げて一人下車。さあ出発だ。彼らとの会話に触発されて、今日はスピードアップで歩こうと決めた。足の調子も良さそうだし。目指すは正午までに今日の最終地点、継桜王子へ到着すること。帰りのバスの時刻にも丁度よい。

とにかく歩く熊野古道(中辺路四日目)

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2005/07 - 2005/08

8841位(同エリア9040件中)

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9

バイシクー

バイシクーさん

中辺路4日目(滝尻バス停〜野中の清水バス停)

この三日間、田辺市街のビジネスホテルに宿泊していた。
しかし今日も同じくそこへ戻るには、移動時間、運賃共に効率悪く、本宮町の川湯にある民宿へ移動することにした。もっとも当初は、今日の終点、野中にある民宿に泊まろろうと考えていたのだが、昨夕、電話で確認したところ、空きは無し、との返答だった。ガッカリだがこんな旅ではよくある話、すぐ次を探さねば。そこで市街へ戻るか、それともさらに先の宿をとるかを、比べた結果、本宮町まで先まわりすることに決めたのだ。
宿泊地を変えるのは、全ての荷を移動させることを意味する、つまり、バックパックを背負っての歩きとなる。10kgを超える荷物担いで歩くのと、小さな荷物だけ持って歩くのとでは、疲れ方が全然違う。僕は普段、登山やハイキングを全くしないのだが、山で一夜を明かすような登山をしている人は、この違いに頷いてくれると思う。

紀伊田辺駅6時発、その始発バスには、僕の他に3人の中年グループだけが乗っていた。その一人が、今日一日で小雲取と大雲取を走り抜けてくる、といって話しかけてきた。そのルート、逆向きになるが、大雲取、小雲取の順に、中辺路の最後として僕も歩こうとしている。但し、二日かけて、である。30km近い山道を一日で走り抜ける。一人ならまだしも、そんなことをする仲間が身近で3人も集まるのは信じがたいが、皆がジョギング姿で小さなリュックを担ぎ、しかもスティックまで持っていれば疑いようもない。

ちょうど1時間で滝尻に到着。彼らに別れを告げて一人下車。さあ出発だ。彼らとの会話に触発されて、今日はスピードアップで歩こうと決めた。足の調子も良さそうだし。目指すは正午までに今日の最終地点、継桜王子へ到着すること。帰りのバスの時刻にも丁度よい。

  • いきなり急な登りからはじまる。登り口には、杖が置いてあり自由に使ってよいとのこと。杖をつきながらの山登りは初めてだったが、こんなにも違うのか!と驚くほど。

    いきなり急な登りからはじまる。登り口には、杖が置いてあり自由に使ってよいとのこと。杖をつきながらの山登りは初めてだったが、こんなにも違うのか!と驚くほど。

  • 不寝(ねず)王子跡。この後、大門王子、十丈王子、大阪本王子、近露王子、比曽原王子、継桜王子が続く。

    不寝(ねず)王子跡。この後、大門王子、十丈王子、大阪本王子、近露王子、比曽原王子、継桜王子が続く。

  • 高原熊野神社近くにある休憩所からの眺望。よく晴れた空の下、果無の山々が見渡す限り続いている。滝尻を出てここまで5kmも歩いていないが既にへばっていた。この素晴らしい景色を眺めて体力回復となれ!<br />ちなみにここへは車で来ることも可能。

    高原熊野神社近くにある休憩所からの眺望。よく晴れた空の下、果無の山々が見渡す限り続いている。滝尻を出てここまで5kmも歩いていないが既にへばっていた。この素晴らしい景色を眺めて体力回復となれ!
    ちなみにここへは車で来ることも可能。

  • 牛馬童子像。滝尻から熊野本宮神社までを紹介した観光パンフレッドで最も目にする石仏像。中辺路のシンボル。

    牛馬童子像。滝尻から熊野本宮神社までを紹介した観光パンフレッドで最も目にする石仏像。中辺路のシンボル。

  • 近露王子までくれば山道に別れを告げ、しばらく舗装された道を歩く。この地点で11時。継桜王子へ目標とする時間までにはあと1時間しかない。際どいところだが、バスの出発時刻にはじゅうぶん間に合いそうだ。

    近露王子までくれば山道に別れを告げ、しばらく舗装された道を歩く。この地点で11時。継桜王子へ目標とする時間までにはあと1時間しかない。際どいところだが、バスの出発時刻にはじゅうぶん間に合いそうだ。

  • 正午を5分ほど経過してしまったところで桜継王子に到着。初っ端からペース配分を無視して歩きに歩いてきたので、さすがにへとへとだった。シャツは搾れば水が滴るほどの汗を吸っている。しかし木陰の中を歩く時間が多いので、暑さはそれほど感じない。<br />もしも足場の悪いアスファルトの山道でしかも木陰が全くない、こんな道が延々と続くところで歩く場面があろうものなら、どんなに苦しいだろうか。<br /><br />目標とした到着時刻にわずか及ばなかったわけだが、この旅は歩く速さを競うものでないのだから、と言い聞かせる、…がちょっぴり悔しい。

    正午を5分ほど経過してしまったところで桜継王子に到着。初っ端からペース配分を無視して歩きに歩いてきたので、さすがにへとへとだった。シャツは搾れば水が滴るほどの汗を吸っている。しかし木陰の中を歩く時間が多いので、暑さはそれほど感じない。
    もしも足場の悪いアスファルトの山道でしかも木陰が全くない、こんな道が延々と続くところで歩く場面があろうものなら、どんなに苦しいだろうか。

    目標とした到着時刻にわずか及ばなかったわけだが、この旅は歩く速さを競うものでないのだから、と言い聞かせる、…がちょっぴり悔しい。

  • 境内の斜面に聳え立つ一方杉の巨木群には圧倒される。神社に巨木はつきものだが、ここほどの巨木群を従えた神社には、荘厳な雰囲気を感じずにはいられない。<br />写真でその雰囲気が感じられないのはご愛嬌ということで。

    境内の斜面に聳え立つ一方杉の巨木群には圧倒される。神社に巨木はつきものだが、ここほどの巨木群を従えた神社には、荘厳な雰囲気を感じずにはいられない。
    写真でその雰囲気が感じられないのはご愛嬌ということで。

  • 継桜王子の横に佇む「とがのき茶屋」、そしてその前をはしる熊野古道。その情緒ある眺めにほっと一息。

    継桜王子の横に佇む「とがのき茶屋」、そしてその前をはしる熊野古道。その情緒ある眺めにほっと一息。

  • 全国銘水百選にも選ばれる野中の清水。乾ききった喉をぐいっと通れば、これこそ、水の中の水!<br />もちろん、普段に飲んでもうまいに違いない。<br /><br />滝尻以降、さすがに、世界遺産に登録されている区間である。険しい山道ではあるが、塩見峠の時のような草に埋もれたところもなく、管理が行き届いており歩きやすく迷うこともなかった。分かれ道において、「こっちは熊野古道ではない」というたぐいの標識まであるのには恐れ入った。この手のそれはとても重宝するのだが、他の山道ではほとんど見かけない。<br />まだ明日が歩かなければならないし、以降も歩き旅は続く。最後の日なら無茶して歩くのもよいが、そうでもなければ、これからは、それなりのペースで歩こう。<br /><br /><和歌山県発行 参拝道マップ><br />http://wiwi.co.jp/kanko/walk/017/map1.html<br />http://wiwi.co.jp/kanko/walk/017/map2.html

    全国銘水百選にも選ばれる野中の清水。乾ききった喉をぐいっと通れば、これこそ、水の中の水!
    もちろん、普段に飲んでもうまいに違いない。

    滝尻以降、さすがに、世界遺産に登録されている区間である。険しい山道ではあるが、塩見峠の時のような草に埋もれたところもなく、管理が行き届いており歩きやすく迷うこともなかった。分かれ道において、「こっちは熊野古道ではない」というたぐいの標識まであるのには恐れ入った。この手のそれはとても重宝するのだが、他の山道ではほとんど見かけない。
    まだ明日が歩かなければならないし、以降も歩き旅は続く。最後の日なら無茶して歩くのもよいが、そうでもなければ、これからは、それなりのペースで歩こう。

    <和歌山県発行 参拝道マップ>
    http://wiwi.co.jp/kanko/walk/017/map1.html
    http://wiwi.co.jp/kanko/walk/017/map2.html

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