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この夏、熊野古道を歩いてきた。<br />ひとことに熊野古道といっても、それはいくつかのルートに分けられ、ざっと読んだだけでわかり易く説明するには、僕の筆力では甚だ困難を極める。加えて、熊野古道に関する説明は様々なサイトで存分に語られている、というわけで、知らない人にとっては不親切であろうが、ここでは省略させていただくことにする。<br /><br />それで、どこを歩いてきたか、である。<br />京都駅から歩きはじめ、紀伊路、中辺路、大辺地、の3ルートを31日間かけて踏破してきた。もちろん、31日間ぶっ通しで歩き貫く体力を持っているはずもなく、31日間のうち5日間は何らかの理由があって熊野古道を歩いていない(理由の中に休養だけでなくハプニングが含まれているのが嫌らしい…)。また、一日歩き終えると、その日の目的地(終点)から宿泊先までは電車やバスを使って移動し、翌日、そのポイントまで同じくして戻り歩きつないだ。つまり、この旅の期間中、どんなことがあっても我が足のみを動力とする、という程の頑ななプライドは持っていない。それでも、熊野古道といえる道が不明、もしくは無くなっている区間であっても、国道なり県道なりを歩きつないで、歩き通した道は途切れないようにした、それくらいのプライドである。<br /><br />旅も終わり、ようやく疲れも取れた此の程、折角の機会、熊野古道の中でも最もポピュラーな中辺路を、僕の歩いた10日間と共にまとめてみようと思う。<br />どこまで飽きずに書き続けられるか不安だが…。<br /><br /><br />中辺路1日目(紀伊田辺駅〜稲葉根王子跡バス停)<br /><br />紀伊路を歩き終えた翌日、台風7号が関東を直撃するということで、台風を追いかける形で夜行バスで自宅の様子を見に一時帰ってきた。そして、自宅へ到着したその日の夜行バスで再び戻ってきた。いささか強行軍にはなったが、疲労の溜まっている足にとっては二日間のよい休養にもなるし、時間とお金の両面から考えても、この方法が最良だとの考えで選択した。確かに足は随分と軽くなったが、失敗だったのはこの二日間ほとんど眠れていないこと。夜行バスで熟睡できるほど神経図太くないのはわかっていたのだが、もはや、終わったこと、やはり甘かったということだ。軽い時差ぼけの感覚を残したまま今日のスタート地点となる紀伊田辺駅に午前10時頃到着。随分と遅い出発となるので日差しの強さと暑さが気にかかるが、今日の予定では稲葉根王子跡までで長く見ても15km程度と短く、しかもほぼ平坦ときているので大丈夫だろう。少々眠気が残っていても、いざスタートを切れば忘れてしまうもの。

とにかく歩く熊野古道(中辺路一日目)

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2005/07 - 2005/08

8207位(同エリア9023件中)

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5

バイシクー

バイシクーさん

この夏、熊野古道を歩いてきた。
ひとことに熊野古道といっても、それはいくつかのルートに分けられ、ざっと読んだだけでわかり易く説明するには、僕の筆力では甚だ困難を極める。加えて、熊野古道に関する説明は様々なサイトで存分に語られている、というわけで、知らない人にとっては不親切であろうが、ここでは省略させていただくことにする。

それで、どこを歩いてきたか、である。
京都駅から歩きはじめ、紀伊路、中辺路、大辺地、の3ルートを31日間かけて踏破してきた。もちろん、31日間ぶっ通しで歩き貫く体力を持っているはずもなく、31日間のうち5日間は何らかの理由があって熊野古道を歩いていない(理由の中に休養だけでなくハプニングが含まれているのが嫌らしい…)。また、一日歩き終えると、その日の目的地(終点)から宿泊先までは電車やバスを使って移動し、翌日、そのポイントまで同じくして戻り歩きつないだ。つまり、この旅の期間中、どんなことがあっても我が足のみを動力とする、という程の頑ななプライドは持っていない。それでも、熊野古道といえる道が不明、もしくは無くなっている区間であっても、国道なり県道なりを歩きつないで、歩き通した道は途切れないようにした、それくらいのプライドである。

旅も終わり、ようやく疲れも取れた此の程、折角の機会、熊野古道の中でも最もポピュラーな中辺路を、僕の歩いた10日間と共にまとめてみようと思う。
どこまで飽きずに書き続けられるか不安だが…。


中辺路1日目(紀伊田辺駅〜稲葉根王子跡バス停)

紀伊路を歩き終えた翌日、台風7号が関東を直撃するということで、台風を追いかける形で夜行バスで自宅の様子を見に一時帰ってきた。そして、自宅へ到着したその日の夜行バスで再び戻ってきた。いささか強行軍にはなったが、疲労の溜まっている足にとっては二日間のよい休養にもなるし、時間とお金の両面から考えても、この方法が最良だとの考えで選択した。確かに足は随分と軽くなったが、失敗だったのはこの二日間ほとんど眠れていないこと。夜行バスで熟睡できるほど神経図太くないのはわかっていたのだが、もはや、終わったこと、やはり甘かったということだ。軽い時差ぼけの感覚を残したまま今日のスタート地点となる紀伊田辺駅に午前10時頃到着。随分と遅い出発となるので日差しの強さと暑さが気にかかるが、今日の予定では稲葉根王子跡までで長く見ても15km程度と短く、しかもほぼ平坦ときているので大丈夫だろう。少々眠気が残っていても、いざスタートを切れば忘れてしまうもの。

  • まず紀伊路と中辺路の分岐点となる道わけ石へ向かう。このあたり、路地のような入り組んだ道なのに交通量が多い。

    まず紀伊路と中辺路の分岐点となる道わけ石へ向かう。このあたり、路地のような入り組んだ道なのに交通量が多い。

  • 続いて出立王子へ。中辺路最初の王子である(王子(九十九王子)についても他のサイトで存分に説明されているので説明は省略)。<br />稲葉根王子までに、秋津王子、万呂王子、三栖王子、八上王子が続いている。<br /><br />ミニ情報<br />九十九王子は大阪府内では見つけるのに苦労も多いだろうが、和歌山県にはいると道標もわかりやすくなり、しっかり地図を見れば見落とすことはほとんどない。また、迷ったとき地元の人に尋ねる場合は注意が必要。王子の場所を知らない人は意外に多い。おそらくそこに何があるかは知っていても、それが何という名前なのかを覚えていないないだけなのだろう。これは自分の地元を振り返れば思い当たる節がある。

    続いて出立王子へ。中辺路最初の王子である(王子(九十九王子)についても他のサイトで存分に説明されているので説明は省略)。
    稲葉根王子までに、秋津王子、万呂王子、三栖王子、八上王子が続いている。

    ミニ情報
    九十九王子は大阪府内では見つけるのに苦労も多いだろうが、和歌山県にはいると道標もわかりやすくなり、しっかり地図を見れば見落とすことはほとんどない。また、迷ったとき地元の人に尋ねる場合は注意が必要。王子の場所を知らない人は意外に多い。おそらくそこに何があるかは知っていても、それが何という名前なのかを覚えていないないだけなのだろう。これは自分の地元を振り返れば思い当たる節がある。

  • さすがに梅の有名どころとあって梅畑が多い。梅を天日干ししている横を通るとそのツンとした匂いが風に乗っている。<br />和歌山県に入り紀ノ川あたりから、しばしば、田畑の中を古道が走っている。紀ノ川周辺では水田の中を。そして峠越えの急坂では蜜柑畑の中を。そして南部町に入る頃から梅畑へ。何日も長く歩いていればこんな変化にも敏感になる。

    さすがに梅の有名どころとあって梅畑が多い。梅を天日干ししている横を通るとそのツンとした匂いが風に乗っている。
    和歌山県に入り紀ノ川あたりから、しばしば、田畑の中を古道が走っている。紀ノ川周辺では水田の中を。そして峠越えの急坂では蜜柑畑の中を。そして南部町に入る頃から梅畑へ。何日も長く歩いていればこんな変化にも敏感になる。

  • 稲葉根王子手前の峠。足跡は無く人が最近通っていない模様。この峠を越を下りきったところで民家らしき敷地内に出てしまい、そこの飼い犬にしつこく吠えられた。<br />僕の身なりからなのか、それとも見知らぬ人を見ると吠える様よく躾けられているからなのか、今回の旅では犬に吠えられることがしばしば。

    稲葉根王子手前の峠。足跡は無く人が最近通っていない模様。この峠を越を下りきったところで民家らしき敷地内に出てしまい、そこの飼い犬にしつこく吠えられた。
    僕の身なりからなのか、それとも見知らぬ人を見ると吠える様よく躾けられているからなのか、今回の旅では犬に吠えられることがしばしば。

  • 今日の終点、稲葉根王子。<br /><br />陽射しの強さも寝不足もなんのその、めい一杯汗を掻いたが、これまでの疲れがかなり抜けていたのだろう、楽に歩けた一日だった。<br />道に迷うことなく一日を乗り切りたいが、二箇所で間違えてしまった。相変わらずどこかで間違える、今日も駄目だった。地図が読めない男?ではないが、簡略化された地図で路地っぽい道を歩くときは注意しないと、気がつけばここはどこ!、という事態に陥りかねない。<br /><br /><和歌山県発行 参拝道マップ><br />http://wiwi.co.jp/kanko/walk/014/map.html

    今日の終点、稲葉根王子。

    陽射しの強さも寝不足もなんのその、めい一杯汗を掻いたが、これまでの疲れがかなり抜けていたのだろう、楽に歩けた一日だった。
    道に迷うことなく一日を乗り切りたいが、二箇所で間違えてしまった。相変わらずどこかで間違える、今日も駄目だった。地図が読めない男?ではないが、簡略化された地図で路地っぽい道を歩くときは注意しないと、気がつけばここはどこ!、という事態に陥りかねない。

    <和歌山県発行 参拝道マップ>
    http://wiwi.co.jp/kanko/walk/014/map.html

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