1970/08 - 1970/08
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片瀬貴文さん
当時パリのフランス料理は、バターをふんだんに使っての濃厚な味付けが多く、これを毎日食べることは、苦痛だった。
特に、一日に昼食と夕食一流レストランで続けて二回食べれば、世の中が暗くなるほど辛かった。
しかし、フランス料理は世界一との評判が高いので、パリの食事は訪問客にとっては、「外遊」の重要なひとこまなのだ。
帰国後「私はレストラン○○でフランス料理を食べた」と言う土産話は、大切にしなければならない。
だから彼らにとり、一生の思い出となるようなレストランを選ぶことになる。
またその選択には、人によって不公平があってはならないと、気を遣う。
その頃パリには、有名な三ツ星レストランが五つあった。
先ず一番有名なのは「マキシム」だが、値段が高い上、アメリカ人客が多く、あまりパリ的な雰囲気ではないと言われていた。
次いで「トゥール・ダルジャン」、ここは料理の選択肢が限られていて、一般的レストランとは言えない。
「グランヴェフール」は、フランス的な雰囲気の醸成に力を入れているのだが、それだけ重々しく、料理の味も濃厚で重い。
「ラペルーズ」は、パリの下町的感覚が好きだが、日本人が持つパリの「一流レストラン」のイメージに乏しい。
最後の「ラセール」は、市内のレストランには珍しく木立の中にあって、自然に囲まれている感じがとても良い。
味も一番我々に良く合っている。
ただ、車までの出迎え、玄関のドアボーイ、エレベーターのドアボーイと、たくさんのチップをはずまなければならない、一種の窮屈さが気になる。
私の一番好きなレストランは、二つ星の「ターユヴァン」だった。
家庭に近いサービスもさることながら、味が素晴らしいのだ。
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