2005/08 - 2005/08
50位(同エリア66件中)
世界胃さん
ウエンゲンから上がるメンリッヘンはクライネシャイデックを12時、グリンデルワルとを8時、ウエンゲンを3時にした時計の文字盤の中央(だと思うとわかりやすい説明になると自分では思っている)に位置する山です。ベルナーオーバーランドの三山をまとめてみるには絶好の場所であるとともに、グリンデルワルトも、ウエンゲンの町も、ラウターブルンネンのU字谷も見ることができる、欲張りな場所です。この日はアイガーとメンヒは雲で残念でしたが。。。
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メンリッヘンから眺めるとU字谷とユングフラウからブライトホルンに連なる山並みが立体的でかつ優美な姿を示します。誰もが息を飲む光景ですし、そして何度きてもまた見たくなる眺めです。
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ここではみんな元気な顔になります。病気なんかどこかへいってしまっています。
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ユングフラウは若い乙女がスカートの裾を持ち上げて挨拶しているようにみえます。だからユングフラウ。
(でもカニのようにもみえますが(^^;) -
傘雲がかかり、光り輝くユングフラウ 右にとがって見えるのが、今回の表紙のグロースシルバーホルン。
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ユングフラウヨッホの展望台が頂上の左肩にはっきりと見えます。
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こちらはU字谷を覗いてみました
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娘と2ショット!昔連れてきたときはまだ小学生になったばかりだった。
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U字谷の中央に聳えているのがブライトホルン 谷とあいまって対称の美を作っています。
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谷を覗き込むとさすがに怖い。昔は柵がなくて、この出っ張りまで行けたのですが、最近はしっかりとガードしていけなくなっています。容易に飛び降りられそうですが、自殺の名所にしてはあまりに美しすぎて、死ぬ気もなくなるか?むしろハングライダーなどをしたいと考えるのがフツーですね。
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眼下にヴェンゲンの町がラウターブルンネンの町と重なって見えます。両者の間にまた断崖があるのですが。。。
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ヴェンゲンの町全体がよく見えます。しかし大きな岩が簡単に転がっていきそうですね。
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それではここメンリッヘンからの登山道等の歩き方を、正面のユングフラウの方向から左回りでご紹介しましょう。
ユングフラウの右というか三山のまえにある小さな三角山がチュッゲン。いい名前ですね!
クライネシャイデックに行くとメンヒなどの逆の側にある小高い岡のようになっているところです。
このメンリッヘンからチュッゲンの左肩を廻って降りてクライネシャイデックへの道は三山を見ながら下っていくコースとして、最もポピュラーな歩きやすいトレッキングコースでしょう。 -
一方残念ながらこの日はメンヒもアイガーも雲の間からちらちらとみえるだけ。またそれはそれでよいのですが。
このメンリッヘンからの別のトレッキングコースはもう少し左回りでクライネシャイデックから一つグリンデルワルトよりのアルピグレンへの下りのコース。途中まではクライネシャイデックに行く道と同じです。これはこれで人が少なくてよいトレッキングコースです。アルピグレンに着いたら、グリンデルワルトを見下ろす屋外のレストランで一休みし、ビールの一杯でも飲めば本当に快適、最高の贅沢。お薦めのコースです! -
さらに左に廻ってグリンデルワルトまで降りていく道もあります。これはリフトに沿っていて、もちろんリフトで降りていくことも可能ですが、これはグルンドの手前まで。多少は歩かなければなりません。グルンドで登山電車に乗り換えてグリンデルワルトに逆に少し登ることになります。この日はベッターホルンがお天気が悪くて有名な景色が見えませんでした。投票数90を超える人気抜群のフルリーナさんのウエンゲン旅行記の写真をご参照ください。
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さらに左に回り、真後ろにはメンリッヘンの出っ張りが天に突き出したように繋がっています。もちろんこれくらいならたいしたことはなさそうですが、登りなので結構大変です(20分くらい)おまけに行ったら歩いて帰ってくるしかありません(飛び降りるという方法もありますが)
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もう少し左に廻って崖になります。ここからロープウエイで元きたヴェンゲンに戻るのが、一番お金がかかりますが(片道17ユーロ)、でも一切歩くことなしで往復できます。またクライネシャイデックに行ってもウエンゲンまで2時間かけて歩いて降りなければ、結局さらに35ユーロかかります(登山鉄道は高い!)今回は85歳、83歳、82歳、81歳と三山に負けない高齢者を連れた私達でしたので、このロープウエイ往復という方法を選びましたが、ウエンゲンからロープウエイで上がり、そのあとは3つのトレッキングコースとリフト、さらにこのロープウエイを再び降りる5種類の方法があることになります。どれも魅力的。(あとハングライダーが残っていましたが、私にはもう無理でしょう)
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これで1回転、まあここでボーっとベンチに座って景色を見ているだけで、十二分に満足していただけました!これが最高の贅沢かもね。いくらお金を出しても、日本では買えない、かけがえのない贅沢!
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この旅行記へのコメント (3)
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- とらいもんさん 2005/08/16 19:41:17
- 負けました!
- たかばさんへ
丁寧なコメントつきのお写真に敬服いたしました!
投稿はこれでなくっちゃです。私も投稿のとき頑張ってコメントを沢山書きたいです。
ウエンゲン!ここ3年続けて「アルペンルーへクルム」を利用いたしました。もちろんメンリンヒンのの頂上も行って来ました。クライネシャイデック経由でアルビグレンまで(今年昨年は6月24日)歩きましたので懐かしく書き込みました。
シルバーホルン!6年前、私たちは「アイスクリーム」愛称をつけたものです。大好きな峰です。
以上です。失礼いたしました。
スイスお宅の田舎の爺さんより
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- フルリーナさん 2005/08/15 23:31:44
- 旅行療法
- いつも、たかばさんの旅行記を見て思うのですが、旅行療法ってほんとに素晴らしいですね。
今年ルルドに行きました。
まだどうコメントを書いていいかわからず頓挫していますが、夜のミサでベットのままおとずれて参加している人、車椅子で家族に車椅子を押されて参加している小さな子供や、ご老人、そして病気の方々のご家族やバランティアの人々、治癒の奇跡を祈ってのミサでしょうが、それだけではない何かを感じました。
病気の人がいっぱい集まっているのに、そこに満ちていたのは悲しみではなく、希望に満ちた雰囲気でした。
私も病気になったらたかば先生にお世話になりたいなあ・・。
メンリッヒェン、ご紹介有難うございます。なんだか身に余るお言葉、恐縮しきりですが・・。
- 世界胃さん からの返信 2005/08/16 19:47:21
- RE: 旅行療法
- フルリーナさん
こちらこそ身に余るお言葉有難うございます。旅行療法などというと仰々しいですが、しかし本当に良くなるよう、ではなくて良くなる、と思います。医療では多くのことが数値を見ないと客観的に判断できないのですが、逆に痛みなど検査の値だけではわからない部分もあります。(そんなことを言い出すと怪しい医者みたいですが)そうしたことって、確かによくなりますね。ただ精神的というだけのものではなくて。なんか堅い話になりました。ルルドってスペインですか、あちこちいかれるんですね。また是非見させてください。
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