スペイン7日目inマドリッド・トレド（パート１）

2005/07/01 - 2005/07/09

朝起きてテレビをつけると、大変なことが起きていた・・・。昨日の夕方テレビを見たときは、2012年のオリンピックがロンドンに決まったとお祝いしていたのに、今朝ロンドンでテロが起こった。テロの生々しい惨状がテレビに映し出されていた。明日、ロンドン経由で日本に帰る予定なのに・・・。飛行機は飛ぶのか？そして飛んだとしても乗って大丈夫なのか？？本気で怖くなった。初めてテロを身近な現実として実感した。

　もしかしたら、今日が私の最後の日になるかも？しれない・・・。と思うと、親に電話をしようかとか、いろいろ考えたが無駄に心配をかけても仕方ないし、ここでどうしよう？と考えたところで私にはどうしようもないので、スペイン観光最終日、そしてもしかしたら私がニッコリ笑っていられる最後の日になるかもしれないと思って、気を取り直しトレド観光に出かけることにした。

朝食もとらず、地下鉄10回券を友人と一枚購入し、昨日来たルートを使って、南バスターミナルに向かう。カウンターでトレド行きの切符を購入すると、30分ほどでバスがきた。さすが観光地だけあって、バスは外国人だらけである。

エリア トレド(スペイン)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス レンタカー
• 航空会社: ブリティッシュエアウェイズ

私たちが乗り込んだバス。いつもバスに乗るたびに乗ったバスの写真を撮りたい！と思っていたけど、荷物を持った身重な体で手放しで、写真を撮るなんて自爆行為とおもって、一枚もとってなかった。今回は小旅行で身軽だったので撮ってみた。スペインの観光バスとか長距離バスってフェンダーガラスがまるでピッコロ大魔王みたいになってて、超可愛らしい。

あ・・あづい・・・。死ぬほど暑い・・。皮膚をジリジリと焼かれながら、バスターミナルからトレドの市街地へ向かう坂道・・・。はぁ〜、やっぱ市バスに乗ればよかったと泣き言をいう。やっとピサグラ新門が見えた！！

そういえば、同じバスに乗っていた日本人カップルがずっと私たちの後ろを付いてくる。男の人も女の人も結構いい年に見えた。しかし、女性の方は結構いい年のオバサンなのに、後ろ姿は若者に見えた。そのためか、友人は「キャー。やだやだ、あれは絶対不倫カップルよー。いちゃいちゃしちゃってー！」と騒いでいた。いやいや、前から顔見てみーさ。どう考えてもオバサンやってと私が言う。せっかくの古都トレドなのに、こんな下らない話で盛り上がる。

木陰に入りたい・・・。シエスタしたい・・・。水、水が飲みたい・・・。日陰と日向のこの温度差は一体なに！ってぐらい、全然違います。

坂を登る途中で記念写真。本当に暑くて死にそうだった。

恐らくピサグラ新門。暑くて暑くて記憶がありません。

ピサグラ新門を超え、太陽の門付近の長い坂を通過すると目の前にソコドベール広場に出た。この時点でかなりお疲れモード。広場の脇のファーマシーの脇の道を少し中に入ると、そこにインフォメーションがあった。そこでトレドを一周してくれるZOKO TRAINのチケットが売っていたので、即購入。ソコトレインに乗る前にデッカイ水を購入！生き返ります！

ソコトレインの運転手さんがチケットをチェックしにきました。そして私は、一目惚れしました。もうーーーー。超、超男前。トレドの景色よりも何よりも、このお兄さん（おじさん）を見られただけで、満足！ってぐらい男前。ここから私の隠し撮りが始まる・・・。

男前過ぎます。

やばい！気づかれた！まるで、中学生に戻った気分でした。「かっこよすぎる！」とずーっと言っていると、「あの人やったら結婚してもいいの？」と友人に聞かれたので、「そんなの、このまま結婚式して、今すぐスペインに住んでもいいわぁ〜。」と相手の気持ちを一切無視したアホ談義で盛り上がる。そして、こういうことをしていると、後でバチがあたるのである・・・。

ソコトレインは40分ぐらいかけて、市街地からタホ川の外側を外周してくれた。車を持たないと絶対見られない山までいき、山の上からトレドの街を見渡せた。しかし、若干スピードが速いので、ゆっくり止まって写真を撮るということは無理。ちなみに、この写真の向かって右がアルカサル、真ん中がカテドラル。左は不明・・・。