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「ギアナ高地とオリノコデルタクルーズ 12日間」の旅から帰国しました!いつも桁外れの大自然の魅力とダイナミズムを感じさせてくれるギアナですが、今回特に印象に残ったのはオリノコデルタです。<br />オリノコ川はベネズエラ最大の川で、南米で3番目の大きさ。ギアナ高地の南部の山脈から流れ出し、その上流でアマゾン川と繋がりながら東進し、河口付近で70以上もの支脈に分かれて巨大なデルタ地帯を形成しながら大西洋に注いでいます。流域面積は、なんとベネズエラ全域の75%にもあたり、その湿地面積は関東平野にも匹敵するほどです!現地の先住民ワラオ族はこの地を、尊敬をこめて「父なる大地=オリノコ」と呼んでいます。<br />ツアーでは、流域に浮かぶ島にあるオリノコデルタ・ロッジに連泊し、更にジャングルの奥深くまで入っていきます。このロッジ自体が名物で、初めて訪れた人はちょっとしたカルチャーショックを味わうことになるでしょう。オリノコ川をボートで1時間以上遡って行くと、夕闇のジャングルに木造のログハウスがボンヤリ浮かびあがって見えます。川面の大きなサンデッキに現れるのは、ホテルスタッフの他に、4つ足や2つ足の様々な鳥や動物たち・・・!。ここではジャングルから迷い込んできた様々な動物が、共に暮らしているのです。<br />ではここで、8月現在の住民を紹介しましょう。なまいきなコンゴウインコの夫婦と、生まれたばかりでまだ羽根もはえないオオハシ、人なつっこいカワウソ、ジャガー、カイマンワニ、オマキザルの甘えん坊な親子、夜になると姿を現す毛むくじゃらのタランチュラ、アナコンダ!このタランチュラ、実は大人の手のひら大のものが、早朝お客様の部屋に遊びに来て大騒ぎになりました。でも血相をかかえているのは私たち日本人ばかり。地元の人は「ノープロブレム」と笑うばかりで、背中に乗せたりと可愛がっているのです。この辺りのクモやヘビたちは毒をもってないようなので、ご安心を!<br />私たちを黒々と囲むオリノコのジャングルは、アマゾンと違って乱開発されていないと言われます。ベネズエラは石油の採れる、南米でも一番裕福な国なので(それでも貧富の差は大きいのですが)ブラジルのように自国のジャングルを切り売りする必要がありません。お隣のアマゾンで毎日1haずつという恐ろしいスピードで伐採が進んでいるのに対して、こちらは何億年前もの原生林がかなり残っているのです。小さな木造カヌーで緑のトンネルを抜け、網目のように張り巡らされた水路を進むと、本物のジャングルの空気が味わえます。ベネズエラは、ギアナ高地やエンジェル・フォールだけでなく、まだいろいろと見所が多い所。いらっしゃる際はオリノコもお見逃しなく!

オリノコデルタで本物のジャングルを味わう!

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2004/08/08 - 2004/08/19

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秘境添乗員

秘境添乗員さん

「ギアナ高地とオリノコデルタクルーズ 12日間」の旅から帰国しました!いつも桁外れの大自然の魅力とダイナミズムを感じさせてくれるギアナですが、今回特に印象に残ったのはオリノコデルタです。
オリノコ川はベネズエラ最大の川で、南米で3番目の大きさ。ギアナ高地の南部の山脈から流れ出し、その上流でアマゾン川と繋がりながら東進し、河口付近で70以上もの支脈に分かれて巨大なデルタ地帯を形成しながら大西洋に注いでいます。流域面積は、なんとベネズエラ全域の75%にもあたり、その湿地面積は関東平野にも匹敵するほどです!現地の先住民ワラオ族はこの地を、尊敬をこめて「父なる大地=オリノコ」と呼んでいます。
ツアーでは、流域に浮かぶ島にあるオリノコデルタ・ロッジに連泊し、更にジャングルの奥深くまで入っていきます。このロッジ自体が名物で、初めて訪れた人はちょっとしたカルチャーショックを味わうことになるでしょう。オリノコ川をボートで1時間以上遡って行くと、夕闇のジャングルに木造のログハウスがボンヤリ浮かびあがって見えます。川面の大きなサンデッキに現れるのは、ホテルスタッフの他に、4つ足や2つ足の様々な鳥や動物たち・・・!。ここではジャングルから迷い込んできた様々な動物が、共に暮らしているのです。
ではここで、8月現在の住民を紹介しましょう。なまいきなコンゴウインコの夫婦と、生まれたばかりでまだ羽根もはえないオオハシ、人なつっこいカワウソ、ジャガー、カイマンワニ、オマキザルの甘えん坊な親子、夜になると姿を現す毛むくじゃらのタランチュラ、アナコンダ!このタランチュラ、実は大人の手のひら大のものが、早朝お客様の部屋に遊びに来て大騒ぎになりました。でも血相をかかえているのは私たち日本人ばかり。地元の人は「ノープロブレム」と笑うばかりで、背中に乗せたりと可愛がっているのです。この辺りのクモやヘビたちは毒をもってないようなので、ご安心を!
私たちを黒々と囲むオリノコのジャングルは、アマゾンと違って乱開発されていないと言われます。ベネズエラは石油の採れる、南米でも一番裕福な国なので(それでも貧富の差は大きいのですが)ブラジルのように自国のジャングルを切り売りする必要がありません。お隣のアマゾンで毎日1haずつという恐ろしいスピードで伐採が進んでいるのに対して、こちらは何億年前もの原生林がかなり残っているのです。小さな木造カヌーで緑のトンネルを抜け、網目のように張り巡らされた水路を進むと、本物のジャングルの空気が味わえます。ベネズエラは、ギアナ高地やエンジェル・フォールだけでなく、まだいろいろと見所が多い所。いらっしゃる際はオリノコもお見逃しなく!

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