ケブネカイセ　ハイキング第二日目

2002/07/17 - 2002/07/17

ケブネカイセ　ハイキング二日目のこの日は山小屋主催のケブネカイセの山頂への登頂ツアーに参加しました。
本来であれば登頂・・と行きたかったのですが、前日の山小屋までのアプローチと異なり、クイック・イズ・セーフティーのヨーロピアンスタイルの登山で、連れがペースに付いて行けず、途中でツアーを離れて自分達で行ける所まで行くことにしました。
この旅行記のタイトルに「ハイキング」とうたっていますが、山頂まで行く場合は、ツアーで行った場合に、概ねゴールデンウィーク時期の残雪の立山や仙丈岳ぐらいの難易度、自分達で行った場合に同時期の槍ヶ岳や穂高岳ぐらいの難易度があります。
この時期は完全な白夜の季節でして、日没があるわけではないのですが、ツアーはとにかくペースが速かったです。
私達は概ね道中3/1位の処まで登って引き返しました。どこか白馬岳の雪渓を登っているような感じの登山道でした。

エリア キルナ(スウェーデン)

ケブネカイセ・ステーション（山小屋）を出て直ぐくらいのところです。参加者は私達以外に日本人男性が１人いましたが、他は地元の人たちで、皆がみんな、山慣れている感じではないのですが、歩くのはとても早かったです。

次第に集団とのあいだに間隔があいてきてしまいました。

雪渓に沿った谷の登り口あたりで、ツアーを離れて自分たちで登ることにしました。

頂上を諦めて写真を撮りつつ行ける所まで行くことにしました。

山麓歩きの非日本的な風景とは逆に、白馬雪渓のような感じです。

ツアーを離れざる得ない状況下で、少し気落ちしつつも、初夏のすがすがしい景色が眼前にあり、気を取り直して登ります。

高山植物の全盛期です。

雪渓の脇はお花畑です。

振り返るとだいぶ高度を上げてきたことが判ります。

雪渓からの雪解け水が滝になって流れています。

上にピークが見えていますが、ケブネカイセの山頂ではありません。

まだまだ登りは続きます。

雪渓のなかをグリセードで下降してきた登山者を見かけました。

一旦、台地状のところに出てきます。

かなり展望が開けてきたので、ここら辺りで大休止にして往路を引き返すことにしました。少し雲が出てきました。

未だ先は続きますが、このあたりで区切りとしました。

険しいU字谷の彼方には、ゆるやかな山容の山々が連なっています。

少しガレた感じの登山道を慎重に下っていきます。

お花畑の雪渓が眼下に見えてきました。

雪渓の下から雪解け水が流れ出しています。

次第にU字谷の下への高度を下げていきます。

谷底まで下って、ゆるやかに山小屋まで下っていく時点でにわか雨に遭いました。傘をさしながら足早に山小屋へと向かいました。