2005/04/22 - 2005/04/26
42位(同エリア89件中)
背包族さん
−麻塘へのアクセス−
黄平行き、龍場行きなどのバスで所要約40分
道路右側の村の門から麻塘村まで徒歩20分
−麻塘の見所−
入場料無料。
Gejiaの村。Gejiaは、まだ中央政府に正式に認めらていない少数民族で、現時点では苗族と一緒にされている。
独特の民族衣装姿は必見。頭の頭巾も独特。
藍染め、刺繍などの工芸品が有名で、売り込みが激しい。
団体のバスが到着すると、歌・踊りのショーが見られる。
村の小高い丘に、木で囲まれたショー会場の建設がほぼ完成済み。
観光化度★★★★★
お勧め度★★★
麻塘は、較典型的な革家の村で、村民は通常は農業を営み、農閑期に蝋染(藍染め)、綉花衣(刺繍)などをする。
革家は、独特な民俗文化を持ち、凱里の西北の魚洞、龍場各郷に散在して居住している。
人口は、わずか1万人で、中央政府から認められている55の少数民族の中には入っていない。
革家は、独自の生活習俗と語言を持つ。
また、服飾も独特で、革家の娘の衣装は古代の将軍のようで威風堂々としている。
日常の衣装は比較的単純だが、色彩面からだけでも、苗族のものとは全く異なる。
苗族の服飾文化については、下記が勉強になる。
http://www.fl.reitaku-u.ac.jp/~kanamaru/costume/index.html
(日本語、方言についての解説もあり)
http://www.gzsjt.com/MIAO/leixinghuafen.aspx
(中国語、写真豊富)
-
←このGejiaのおばさんの家に泊めてもらう。
後ろに見えるのは多分、ドイツ人。
ショーを見終わり、一通り村内も見学したので、帰ろうかとも思ったが、Gejiaがどんな生活をしているのか興味があったので、帰り道で話し掛けてきた二人のおばさんに民家に宿泊できないか聞いてみる。
このおばさんの言い値は、二食付き、二人で40元。
ちょっと高いと思ったが仕方が無い。
中国の旅行ポータルサイト”C-trip”に記載されていたトラベラーの意見では、貴州で民家に泊まる場合、目安として、1人5-10元、食事は1回5元くらいとあった。
物価を考えると妥当だろう。
今まで、広西の少数民族地帯での民泊も、基本的にこれくらいが目安だ。
でも、心からの歓待と貧しい生活への援助の一環として、ご主人がいい人だった場合、多めに払うことが多い。
なお、広西の龍勝などではホットシャワーもある清潔な民宿に15元くらいから泊まれる。
Gejiaの家での食事に関しては、このおばさんが料理下手なのか、今まで民家で出された食事の中で最悪のレベルだった。
まず、料理ができるまで目茶目茶時間がかかった。
午後4時くらいから家にいて、夕食が出来上がったのが8時近く。
ガスがなく、薪での調理なので時間がかかるのかもしれない。
また、どうやら買出しに行った様子であったが、結局出されたおかずはかなりショボかった。
「卵炒め」、「ほとんど脂身の干し肉」、「茹でモヤシ」。
卵炒めは塩の入れすぎで私はほとんど食べられなかった。
モヤシも味がないし・・・。
干し肉はほとんど脂身なので、これもパス。
全くお腹いっぱいにならない。
ちなみに、朝食はBabaという餅だけ。
それは、彼らの普段どおりの食事なのか?貧しさの指標なのだろうか?
他の旅行者は旅行記で、この村の暮らし向きは他の村より良いと書いてあったが、私もそう思う。
以前、広西の高定というトン族の貧しい山あいの村でも夕食をいただいたが、肉も魚もなく驚いたことがある。
観光客もほとんど来ないこの村の普段の食事だという切実な現実感があった。
それに、自分からはいくらほしいとは言っては来ない。
Gejiaのおばさんは、他の人に私たちがおばさん宅に泊まっていることを教えないようにと言って来た。
嫉妬とかを避けるためか?
おばさん宅は旅行局から《旅遊定点接待戸》の指定を受け、金色のプレートが掛けられている。
後で、村を散歩すると全部で5件、《旅遊定点接待戸》があった。
《旅遊定点接待戸》に限らず、Gejiaはトン族、ヤオ族などに比べるときれい好きなのか、どの家もそれなりに清潔。
観光化のためきれいにしているのかは不明。 -
旅行局など、政府が観光に絡みだすとろくなことにならない。
金儲け主義は政府がもたらした弊害だろう。
この点、台江の施洞はいい。
祭りは観光客のためだけじゃなく、自分たちのためでもあるから、祭りは自分達で主催している。
かといって観光客に対して閉鎖的ではけしてない。
苗族はよく”好客”(客をよくもてなす)民族だといわれるが、今回はまさにそれを実感した。
他の民族と比べるとやはり苗族のいい人ぶりはぬきんでていた。
道路沿いにある村の門から麻塘村までドロドロの道を歩き始める。
雨でぬかるんだ時に残された轍の凹凸があり、非常に歩きにくい。
村へ向かう道沿いでは、黄牛が闘牛みたいに取っ組み合っている。
道路工事をしている村人発見。
男性も女性も等しく肉体労働。
どうやら、私たちに、今団体が来ていてショーやっているから急げと教えてくれているようだ。
あとで泊まったところのおばさんに聞くと、道路工事の給料は1日30元とのこと。 -
←村の入り口には観光バスが4台ほど停まっている。
この村では、朗徳で見かけたドイツ人グループに再度遭遇。
そのほか、旅行社の貸切バスで来た、アメリカ人はGejiaの歌・踊りショーの途中、お返しにアメリカの歌を披露していた。
このアメリカ人グループには、また施洞でも再開するのであった。
村の小高い丘に民族衣装を着た、女性陣が大人・子供ともに大集合中。
団体客のおかげで、また無料でショーを見学。
ショーが終わると、広場は一大お土産バザールとなる。
私も早速、品定めを始める。
朗徳上村と違い、Gajia独自の手仕事作品がほとんどでとても魅力的。
Gejiaの衣装の前掛けの部分の刺繍をおばあちゃんと交渉する。
地元の青年がおばあちゃんの通訳となる。
結局、50元で落札!
これはお買い得。
でも後でよく見ると、刺繍が最後まで完成してなく、中途半端で終わっていることに気づいた。
それからいろいろ見回ると、もっと状態がよく刺繍が細かいものもあったが、言い値が200元だったのであきらめる。 -
←Gejiaの村の小高い場所にあるショー用のステージ
木の色がそのままで、まだ作られたばかり。 -
←団体観光客のおかげで、無料でショーも見る。
他の方の旅行記によると、団体が来ないときは、それほど見所はないらしい。 -
←子供達に化粧させるのってどうなんだろう。
まぁ、この感覚は漢族にもあるし、北朝鮮のテレビに出ている子供とも似たイメージが。
子供はほんと良く教育されている。
これから観光で食っていこうという意識の結晶だろう。
観光客に対してあまり物怖じしない。
ショーの段取りで、最後には観光客も一緒に踊るというのがあるのだろう。
私は子供二人に手をとられ輪の中に引き込まれた。 -
←Gejiaは太陽をあがめるらしく、藍染めのデザインにもよく円い渦巻きの柄が使われている。
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←Gejiaの男の子の衣装も藍染めが使われすばらしい
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←未婚のGejiaたち。頭の飾りが既婚者と違う。
この村の印象は、「かなり、やり手だね・・・。きっとこれから儲かるよ!」
みやげ物の熱心な(しつこい)セールスに、龍勝のヤオ族と同じ根性を感じた。
私は、この手のお土産(刺繍など)が好きだからいいが、興味の全くない夫は辟易していた。
そして、Gejiaのおばさんの家に泊まることになり、家のソファーで休んでいると、おばさんの親戚たちが民芸品のセールスに来る。
夫は、疲れてここで休んでいるんだから、もうほっといてとご立腹。
私はせっかくなので、品定めをするが値段交渉がうまくいかずあきらめる。 -
←Gejiaの家のつくりは漢族に似ている。
普通少数民族は1階に寝ることは少ないようだが、Gejiaの家は1階正面に客間があり、左側にキッチン、右側にテレビとソファーのある小さい客間がある。
少数民族の習慣に従い、夫と私は一人づつ別々の部屋で寝る。
寝室も1階にある。 -
←Gejiaの家で驚いたのが、敷居が非常に高いこと。
どの家も窓の装飾がきれい。 -
←Gejiaの民家、側面の図。
1泊させていただいたGejiaの家のご主人はたぶん共産党員で、政府関係の仕事もしているらしい。
芦笙コンテストで中国全国各地に行ったことがあるので、世間をよく知っていて、いわゆる農民とはちょっと違う雰囲気。
貴州省を紹介しているガイドブックのGejiaの紹介文は彼が記者の取材を受けたとき話したものだそうで、本が寄贈されていた。
中央政府からはまだ認められていないが、Gejiaは苗族とは違うということを、色々な例を交えながら力説してくれた。
以前、香港の学者が研究のため1年くらい彼の家に滞在し、地元の人と一緒に働くなど、生活をともにしたことがあるそうだ。 -
←観光客が帰っても、まだ服はそのまま。私達のような個人客が来るのを待っているのかもしれない。
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←軒先には”玉米棒”といわれるトウモロコシを乾燥させたものがぶら下がっている。
たぶん、家畜用。 -
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←道路沿いにある立派な村の門
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この旅行記へのコメント (1)
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- ゆっくり歩くさん 2005/05/18 13:52:42
- ラッキーでしたね。
- 私もまたまた,同じ村に行きました。
今回が3回目で,初めての時には,香港の旅行団のバスが入っていたので,お相伴に預かりました。
あとは,全くのプラリプラリで,一度見ておけば良いとタイミングを計ることもないと,龍勝行きのミニバンで行きました。
ここでは,確かに人が1階に住んでいますね。施洞もそうでした。あそこはうだつが上がった家があるし,鎮なので,農村とは多少違うのかなという印象がしましたが,麻塘は明らかに農村なので面白いですね。苗の場合はブタ小屋などが外にある村が時々ありますから,支族ごとに多少違っているんでしょうね。
買物というか,売り方のスタイルはどこも同じですが,ここの物は独特なので,ついつい,ということになります。今度行ったら,又何か新しい図柄の物が欲しくなるに違いありません。
藍染のための瓶が有りましたか?ここでも一部で化学染料を使っていると言っていました。蝋は蜜蝋でした。
子供の化粧は,あの歓迎行事がない時は,はなたれ小僧はやはりはなたれ小僧ですから,日本のお祭りの時と同じと見なせば,回数が多いだけで,こちらの心は余り傷みません。
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