Wien@2000 中欧3都市　?ウィーン

2000/11/08 - 2000/11/10

いよいよ、旅も最終都市ウィーンへやってきました。

＜7日目：列車にてウィーン移動・自由行動でシュターツオーパーへ＞＜8日目：自由行動：ウィーン市内観光・買物＞
＜9日目：自由行動：シェーンブルン観光・帰国の途＞
＜10日目：NRT着、オツカレサマ･･･＞

エリア ウィーン(オーストリア)

インペリアルと並んで最高級の誉れ高い「ブリストル・ウィーン」に宿泊。
歴史があって、格調高いホテルであったと思います。
これはフロントの様子。

リフトには椅子がありました。
ヨーロッパのリフトはどれも狭く、4人で一杯になったりします。
カラダは大きいのに、ベッドが小さいのもとっても不思議です。

これはバスルーム。
もう、とっても広くて「一体何をするのか？」と日本人だから思ってしまいます。

広さは日本で言うところの8畳は余裕であり、オール大理石が常識のバスタブにビニールカーテン＆タオル地カーテン（！）も付いています。
カーテンでカラダ拭けちゃいますね。

トイレも同じ室内にありますが、もともと広すぎるので、えらく「端っこ」にあるように感じられました。

室内には立派な書棚＆ステレオセットが設置されており、クラシックCDも備えてありました。
2泊しかしないのが情けないくらいの立派なホテルです。

それともう一つ特筆が「廊下」。
先にお風呂は8畳間と書きましたが、その「長辺」と同じ長さの廊下なのです。
ピンポーン、とポーターさんが来ちゃったりすると「ちょっと待って〜、今そっちに行くから〜」という感じ。

到着日の夜のために、日本でバレエ「くるみ割り人形」のチケットを予約しておきました。
今ではわかりませんが、当時は日本の代理店で予約バウチャーをファックスしてもらい、リンクシュトラッセン・ガレリエン内にあった代理店オフィスでチケットを受け取りました。

ドイツ語でちょっと悲しいけれど、フォルクスオーパーですと格安でパルケットが取れたりします。
日本の代理店でそのまま頼むと券面価額の1.5倍プラスファックス料金を取られるので、今では英語だろうがドイツ語だろうが努力でゲットするようにしています。

（この旅行は初のドイツ語圏だったので、高い金額を払いました・・・知らなかったし。）
で、おめかしして（？）シュターツ・オーパーへ出かけました。

当時は「クローク」にちゃんとコートを預けました。2年後はボックス席の壁にコート掛けがありました。
このときもボックスでしたが。

建物の内部は装飾が素晴らしいです。
でも思っていたよりもあまり着飾ってきている人はいません。

これが劇場内部の開演前の様子。
天井桟敷はとっても安いけど、見えるんだろうか？？

劇場内の装飾。
豪華絢爛です。

初めてこういうところへ行ったので、自分でバチガイなところにいるのではないかと言う恐れを抱きつつ。

まあ、本人にはこれが当時の精一杯です。

寝ぼけてたんでちょっと失敗しましたけれど（内容はヒミツ）。

連れ合いはブラックツーピース＆蝶ネクタイで、現地手配した同じグループのメンバーにばったり出くわし、「おしゃれしちゃって〜」と言われてしまいました。

カーテンコールの模様。

はっきり言って…。
プリンシパルがエライことになっていました。
開幕直後、ヤツがジャンプして着地するシーンでヨロヨロッとしたのを見た瞬間、「やられた」と思いました。
まーそんな感じで最後まで行ってしまいました。
なんで選ばれたんだろ？

が、しかし。老練な熟年の踊り手（男性）がかなり上手く、彼の舞う姿には見惚れました。

その後、マクベス（ロンドン／ロイヤルバレエ）・サロメ（シュターツオーパー）と見ましたが、近年舞台の簡素化が進んでいるようです。値段が安く一番面白かったのがウィーン・フォルクスオーパーの「魔笛」。
ここは舞台も工夫して作られており、好印象。
シュターツオーパーも努力してね、と言う感じ。

終了後のバルコニー席の様子。

白っぽくなっているのは熱気でしょうね。

終幕後のシュターツオーパー外観。

ライトアップで本日の上演内容に関連したものを映していました。
こことホテルは至近（道路を一本渡っただけ）なので、寒かったですが帰りに「冷え冷え」なんてこともなく。

公園を散歩しました。
ケチなんで徒歩で。

これは有名ですね。
どの方の旅行記にも載っているのが確実なくらい。

連れ合いがオーケストラを学生時代にやっており、いわゆる「クラシックオタク」。

絵は見るもの。
音楽は聴くもの。
そう割り切っている私には、名前ぐらいしか分かりません。
ていうか教養がないのかしら？

特に有名なものでもないのでしょうが、町にはアレコレと像があったりします。

この旅では珍しく体調不良だったので、とにかく歩きました（乗り物乗れないし）。
寒いというよりは涼しいウィーン、あちこち散策しました。

シュテファン寺院内部。
ここは、この町のランドマーク的存在で、周囲も人が一杯。
お店も一杯。
メインストリートにも面しています。

王宮の外観。

11月は紅葉でいい時期だと思うんですが、やはりヨーロッパのベストシーズンは6〜8月。
11月は空いている上に割りとお値段安め。
お薦めです。

帰国便前日夜、つまり最後の晩のディナー。
ホイリゲに全員で行きました。

これは店内の飾り物です。
ドイツ語しか通じなさそうな、地元色たっぷりの店でした。

何を食べたか記憶はありませんが、とにかくワインばかりです。

グループの中におばあちゃんとその娘、孫（男性）の参加者がありました。
そのおばあちゃんが、「私が年寄りだから皆さんにご迷惑を掛けたでしょう」とワインを全員におごってくださいました。
実はとても溌剌とした方で、迷惑どころか食事もきちんと召し上がって足腰もしっかり。
全て歩いて過ごしておられました。

私は食事が合わなくて大変だったんですけれど。
（これ以後、壊すことはなくなりましたが）

参加者の皆さん

ホイリゲ帰りのバスから見た、夜のシュテファン寺院。

翌日は帰る日。
朝から集合まで自由行動だったので、自分たちでシェーンブルン宮殿観光に出かけました。
グループのほかの方は、オプショナルで宮殿に行かれていましたが、割高だし集合も面倒だし、ということで。

十分個人で行けます。
宮殿内部の観光は、短いコースとグランドツアーがあり、私たちは「全部見よう。個人だし」ということでグランドツアーを買いました。
コースが違って、見られる部屋数も違うんですが、グランドコースだけのところではチケットを見せる必要があります。

日本人は普通短いコースしか見ないのか、チケットを提示しているのに、一瞬、「ここはコースが違う」と係員にいわれかけたときがありました。
すぐに誤解は解けましたが。

グロリエッテ方面から宮殿を見下ろした風景です。
とにかく広いので、足腰が丈夫でないと…。

ここの庭は、手入れが行き届いており、感動モノの仕上がりになっています。
リスもいまして、人になついています。
餌をやってみましたが、食べてくれませんでした。
ザンネン…。

シェーンブルンの敷地内、グロリエッテ付近の噴水から見下ろした風景

グロリエッテ

別に何もないんですが、見晴らしはいいです。
お天気さえ良ければ、ゼッタイ歩いたほうが良いでしょう。
食べてばかりのお腹を減らすためにも・・・

美しい庭園と私

もう宮殿近くまで降りてきました。
遠くにグロリエッテ。

シェーンブルンは薄い黄色の宮殿で、ロイヤルイエローというんでしょうか。
近づいてみると結構ボロボロで色もくすんで汚れていましたが。

カールスプラッツ（駅）の自動販売機

カールスプラッツは、メインの駅といった趣の、大きな駅です。
地下道も発達しています。
その地下道に、大きな自動販売機があり（写真）、最初見たときに「試してみたいね」と話していました。

二度目にチャレンジしてみました。番号を押すと、アームが「ウィーン・・・」と動き出し、所望のアイテムを掻き出してくれます。
欲しいものがあったというよりは、動かしたかっただけ。なに買ったのか記憶がありません。

現在は使われていないが、装飾としては素晴らしいカールスプラッツ駅舎

アールデコとでも言うんでしょうか（無教養）。

一枚前の駅舎と向かい合って立つ、同じくカールスプラッツ駅舎

こちらも使われていません。
なんかクリムトの趣が。

セゼッション　と呼ばれる美術館となっている建物

このときは入りませんでしたが、後の訪問で入りました。
ちょっと理解に苦しむ芸術系。
私には16、17世紀の美術が一番です。

ＭＡＮＺ
書店です。

市内のメインにあります。
入ったことはないんですが、ここも外観がアールデコなんですね。

旅行の2ヵ月後、二人は結婚しましたとさ。
チャンチャン♪
・・・てことは、やはり婚前旅行だったのかしら？？

あまりに可愛いので買ったスヌーピー・ウェディング人形でした。

二人を祝してカラフルスヌ軍団が踊ってます。

ワーイワーイ♪
酒がのめるぞ〜