2004/08/10 - 2004/08/21
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ユングフロイトさん
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町中が世界遺産の町クヴェトリンブルクですが、私の率直な感想としては「社会主義の亡霊」というイメージです。この町には、私がイメージする親切で真面目なドイツ人はほとんどいません。旧西ドイツと東ドイツ圏では貧富の格差が大きいとは言いますが、それを実感するいい機会でした。
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- KLMオランダ航空
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町の中心マルクト広場です。右の建物がクヴェトリンブルク市庁舎、奥はマルクト教会です。昼間なのに人通りが少ないです。
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市庁舎の壁面にあるローラントの像です。市役所の人は、朝の7時頃から働いています。
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マルクト広場にはカフェがたくさん出ています。が、みなさんなぜかヒソヒソ声で顔を寄せ合って話しています。社会主義だった頃の名残でしょうか。
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丘の上に建つ聖ゼルヴァティウス教会です。マルクト教会からこの教会までの小道は、古い家が立ち並び良い雰囲気ですが、人通りはないです。
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丘の上から町を見下ろします。かわいい町並みですが、町全体から暗いオーラが出ています。もしかすると、この暗さが北方ドイツの原風景なのかもしれません。
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マルクト広場市庁舎脇の小道です。スーパーに入ると、飾りもなく陳列も画一的で、いまだに旧東ドイツでは社会主義の名残が生きていると実感します。お店やインフォメーションの人も接客や応対がぎこちないです。
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マルクト教会内部です。閉店時間になると神父さんにさっさと締め出されてしまいました。旧東ドイツは神父さんも冷たいのでしょうか。
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この町はただでさえ人通りが少ないのに、夜になるとさらに人通りが減り、唯一失業者風の若者がコソコソ何かをやったりしています。まあ、まだ民主化して15年ほどなので、成人の方のほとんどは社会主義的な考え方が身にしみてしまっているのでしょうね。
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食事をしていてもジロジロ見られるし、笑っている人もいないし、ほとんどの人が不親切です。これはこの地方の特徴でしょうか、それとも旧社会主義圏の特徴でしょうか。やはり社会主義は、20世紀人類の愚かな遺産であると実感しました。そしていまだにそんな愚かなイデオロギーを引きずっている最後の国が、私たちの国のそばに2つもあるのです。初めて旧東ドイツを旅して、思いがけずいろいろなことを考えました。
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翌日には予定を急遽変更して、資本主義圏に脱出です。壁崩壊以前にベルリンの壁を乗り越えた人々の気持ちを追体験した感じです。ドイツが本当の意味で統一されるのには、まだ時間がかかるようです。
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