2004/04/15 - 2004/04/18
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がまだす@熊本さん
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天下の絶景だと言われている三峡下り、景色とともに、多くの漢詩に詠われ、三国志の舞台となった地。
三峡下りの観光は、多くのパターンがある。
一般的に多いが重慶から宜昌・武漢までと、長江終点の上海までの長旅があると聞いている。
しかし残念だ。
三峡下りで見る景色は、巨大な三峡ダム建設が進む中、多くの歴史的遺産や自然、民族・風習が水没中である。
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この大橋を過ぎると,船は幾つかに分岐した湾を右に進路を変えた。そこに巫山の街があった。
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巫山の街並み。
巫山から小型船に乗り換えて龍門狭口から、小三峡の旅へ。 -
龍門峡、巴霧峡、滴霧峡を合わせて小三峡と呼ぶ。
長江の川の色は、その殆どが泥色の濁水だったが、小三峡の上流へと進むたびに鮮やかな緑色に変化していく。 -
更にここから小さなボートに乗り換えて、断崖絶壁の合間を縫っていく。
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小高い丘の上から眺めたボート発着場付近。
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山峡に見える大きな洞窟。
三国志時代の砦?、それともここら辺で日本軍の進行を阻止したのだろうか?。いずれにしても無数にある洞窟は、戦の舞台であっただろう。 -
小三峡から再び長江を下る。
至るところで三角に尖った岩肌剥き出しの山が見える。フィンランドから来たパッカーは「トライアングル・マウンテン!」と。
岩肌には人為的に掘られたような洞窟が幾つも点在していた。 -
外国人専用の豪華客船。
私たちが乗った船は、フィンランド人と私以外は中国人観光客で満杯状態だった。
彼らも退屈なのか日が毎日、麻雀やトランプゲームばかり興じていて、どうも観光を楽しむ様子はない。そして食事時も喫煙マナーもいかにも中国的。深夜廊下を徘徊もへっちゃらで、大声で騒ぐ連中も少なくはなかった。 -
この地から眺めるこの夕日を見て、李白も詠ったらしいけど地名が判りません。
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三峡ダム見学は、夜中の10時過ぎ。
工事中の明かりしか見えない。 -
三峡ダム工事中の町は振興都市造りで、いずれ大都市へと変貌するだろう。
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深夜12時。
小高い丘の上の広場で、三国志物語を実演していた。
いくら観光客相手のショーだからと言っても、馬が可愛そうだ。 -
深夜12時の水族館。
下船して3時間。いい加減さ腹立つ観光ツアーだ。悲惨な出来事はこの後、バスで船着場に着いてから起こった。船がいない!!。
どこかで降りる客を運んで行ったきり帰って来ない。外で待つこと3時間。凄く寒い!!眠い。それでも中国観光客たちは、この寒さの中でビールなんかを飲みながら食事したりして、何一つ怒る様子も無い。
この後ベッドに就いたのは、3時半。
2時間寝た頃だった、小姐がドアをノックする音で起こされた。「そろそろ着くから、降りる準備をしてくれ」と。 -
船中で話し相手になってくれたフィンランド人のマッカートニーと、目を擦りながら宜昌の船着場からトボトボと公園方向へ歩いた。
この公園は広くて緑が多い。公園内では中国剣舞や気功、色とりどりの小さなボールを操りながら新体操みたいな踊りの稽古をやっている人など、随分といた。
カメラを向けても文句どころか、笑顔を振りまきながらポーズをとってくれたのが、嬉しかった。 -
鳥篭。
公園内で木に吊るした鳥篭を発見。マッカートニーも近くまで行って、真剣な眼差しで覗き込んでいた。どことなく百舌に似ている不恰好そうな小鳥だが、鳴き声だけは、かん高い。持ち主は、なにか自慢げに話してくれたが、理解不能。 -
宜昌の人は、優しい。気の荒い重慶人気質や観光船客、広州駅前や成都駅前でたむろするガラ悪い人種とは大違いで、とても親切だ。
公衆電話を借りた小さなタバコ屋のご主人、日本へ国際電話を頼むと、満面の笑みを浮かべながら、店の前の道路に小さなテーブルと椅子を並べて、私たち二人にお茶でもてなしてくれた。しかも何杯も。あの親切だけは、今も忘れることはない。 -
船中で知り合ったマッカートニー。彼はフィンランドから来たバックパッカー。博士号を持つ近代建築物の設計技士。長期休暇を取って世界中の建造物をスケッチしながら旅している。これまで描き続けたスケッチブックを見せてくれたが、旨い。さすがプロの目線だ。上海から日本へ向かうと言っていた。
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う〜ん、旨すぎる宜昌の五★ホテルのレストラン。
ここでマッカートニーとビュッフェスタイルの朝食を取る。中華と洋食・デザート、フルーツがテーブル一杯並んで、どれを採っても一流の味がした。25元は安い!!。
このホテルのフロントも親切だ。宿泊もしないのに食事も快諾してくたし、二人のバックも無料で預かってくれた。
しかも空港までのタクシーの運ちゃんと、料金までも交渉してくれた。 -
宣昌の街中で看護婦さんらのパレード行進を発見。小太鼓や笛を鳴らしながら笑顔の行進。実は病院をPRする宣伝隊だったらしい。
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宣昌空港から重慶へ。
小窓からどこまでも続く長江が見えた。
しばらく滞在したかった宣昌。またいつか訪れて、あのタバコ屋のオヤジさんと話をしてみたくなるような地だ。
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この旅行記へのコメント (10)
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- shima77さん 2009/01/27 20:54:10
- 眠い中お疲れさんデシタ・・・
- 重慶旅行記3位でしたので1票・・・2位くらいになれば・・・
でも眠さに負けず・・・可愛い鳥さん・素敵なお友達まで出来素敵な旅の様子・・・伝わって来ました・・・
- がまだす@熊本さん からの返信 2009/01/28 08:41:22
- RE: 眠い中お疲れさんデシタ・・・
- > 重慶旅行記3位でしたので1票・・・2位くらいになれば・・・
サンキュー♪
おっ、
ふふふ、1位になっちゃった!
しばらく開いていなかった睡眠不足の三峡下りの旅です。
映画「レッドクリフ」の舞台地ですが、すごく面白かった。
第2作を楽しみにしております。
いつか宣昌の町をゆっくり訪ねてみたいと、今思い出しました。
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- つーさん 2005/04/16 16:56:34
- お久しぶりです★
- お久しぶりですつーです♪
掲示板すごく賑わっているようですね★最近中国の日本バッシングがすごいですが、三国志は中学の頃に初めて読んで以来すごく好きなのでぜひ私も三国志の旅してみたいです★でも今行くのはちょっと勇気が要りそうですね〜。
これだけ近い国で元は同じ発祥を持つ兄弟なのですから仲良くなれるといいなぁと思いました。また遊びに来させていただきますね!では。
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- さすらいおじさんさん 2005/03/05 09:33:17
- 長江の緑、李白が見た夕日、三峡ダム工事の明かり、とてもきれい!
- 長江の緑、李白が見た夕日、三峡ダム工事の明かり、とてもきれい!
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- 重慶ゴジラさん 2005/03/05 03:19:03
- 宜昌の看護婦さんの行進
- これは病院の宣伝です。
日本は病院の広告宣伝は原則的に禁止されてますが
中国では企業の一つです。
- 重慶ゴジラさん からの返信 2005/03/05 03:27:16
- RE: 宜昌の看護婦さんの行進
- すみません、間違いました。
写真を良く見ると
「イリダ○アン皮膚ケアセンター」と書いてありますね。
病院じゃなくてエステの宣伝でした。
- がまだす@熊本さん からの返信 2005/03/05 08:35:47
- RE: RE: 宜昌の看護婦さんの行進
- そ、そうなんですか?
病院のエステの宣伝隊なのですか。どうりで明るすぎると思いました(爆
いよいよ中国の小都市でもエステ時代到来ですね。
宣昌って、どんな街なのでしょうか?
コメントにも書いていましたが、裕福そうで雲南同様皆さん親切過ぎるので、驚きました。また行きたい地です。
さっそく訂正しておきます(^0^)
ありがとうございました。
そろそろ中国偏のネタが終了です。
- 重慶ゴジラさん からの返信 2005/03/05 11:19:10
- RE: RE: RE: 宜昌の看護婦さんの行進
- >宣昌って、どんな街なのでしょうか?
>コメントにも書いていましたが、裕福そうで雲南同様皆さん親切過ぎるの>で、驚きました。また行きたい地です。
港町で古くから栄えたところですね。川に沿って長い街。
三国志関係でも雷鼓台(だったかな?)という張飛像がある
長江を見下ろせる有名なところがあります。
食べ物のは重慶に近くてマーラーです。
- がまだす@熊本さん からの返信 2005/03/05 14:18:51
- RE: RE: RE: RE: 宜昌の看護婦さんの行進
- ゴジラさん、情報ありがとうございます。
雷鼓台は、確かあの李白が詠ったところですね。
張飛廊でしょうか?三峡ダム近くにある長江を見下ろす丘は?
小高い丘から長江に映える夕日はすごく綺麗で、思わずシャッター切り続けた場所がそうかもしれません。
坂をかけ上がると、小さな広場から階段があって、その上には古い建物がかったのですが、観光客は誰ひとり行く気配はありませんので、私もパス。
三峡下りも三国志も、もっと勉強しておくべきでした。残念っ!!
もっと楽しい旅になっていたのに、ですね。
- 重慶ゴジラさん からの返信 2005/03/06 02:50:32
- RE: RE: RE: RE: RE: 宜昌の看護婦さんの行進
- 張飛廊はうんと上流の雲陽の近くにありますから張飛廊では無いですね。
その小高い丘とかなんでしょう?詳しく分かりません。
宜昌沿いの上流でしたら三遊洞?だったかな…があります。
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