2004/11/26 - 2004/11/29
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さすらいおじさんさん
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世界我が心の旅 ラトビアのリガ。ラトビアのリガは、私にとって忘れられない街だ。1971年の7月から9月の3ヶ月間、シベリア鉄道経由でバックパックの貧乏学生一人旅をした時、旧ソ連レニングラードからフィンランドのヘルシンキに入った。いつも監視されているような社会主義国から、自由な国に入り開放感でいっぱいになった。シベリア鉄道で友人になった大学生男3人でディスコに行こうということになり、わくわくしながらついて行った。ところが、仲間のうち、かっこいい二人はすぐにパートナーを見つけで楽しそうに踊っているのに、私はいくら誘っても断られてしまった。がっかりして、恥ずかしさもいっぱいになって”でかい壁のしみ”になっていると、かわいそうにと思ったのだろう。一人のかわいい女の子がパートナーを申し出てくれた。私は本当に夢心地で踊った。その優しい少女はラトビアのリガから夏休みにヘルシンキに遊びに来ていたルダさん、18歳だった。二人の出会いはディスコで終わってしまったけれど、私はそのときから34年間、ラトビアのファンになっていた。男なんて単純なものだ。ルダさんは52歳になって、ラトビアのどこかで幸せに暮らしているだろうか。ルダさんに会ってお礼を言うことはできなかったが、ラトビアの人達はやっぱりルダさんのように優しかった。
(写真はリガの夕暮れ)
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ラトビア リガのスエーデン門。1698年に造られた城門だ。外国人との恋愛を禁じられていたリガの娘がスエーデン兵と恋に落ち、この門で密会していたが、見つかって見せしめにこの門の中に塗りこまれてしまった。それ以来この門からは娘のすすり泣きが聞こえるという。悲しい話だが、門に彫られたライオン(写真)は今も娘を許さないかのように、にらみつけている。
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リガのブラックヘルドのギルド。リガ創設800周年を記念して2000年に再建が完了した貿易商人の拠点。ギルド前広場では、かつて魔女狩りにあった女性の火あぶりもしたそうだ。
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リガの三人兄弟。15世紀に建てられた、肩を寄せ合うような住居。
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リガの聖ペテロ教会の塔から見るダウガヴァ川。夕日が美しかった。
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リガの聖ペテロ教会の塔から見るダウガヴァ川。塔の上は強風で凍えそうな寒さだった。
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リガの聖ペテロ教会の塔から見る市街。11月なのに雪景色が美しい。
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リガの聖ヤコブ教会。15世紀に建てられ、塔は80mの高さ。
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リガの猫の家。ラトビア人をギルドに加えなかったことに怒って、ドイツ支配のビッグ・ギルドに尻を向けた猫を屋根に取り付けたそうだ。
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リガの路上トランペッター。日本人が通ると”さくら”を演奏してくれる。
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リガ市庁舎前にある、姉妹都市の神戸市章。
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この旅行記へのコメント (6)
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- おでぶねこさん 2007/04/07 18:27:41
- 思い出。
- 甘く切ない思い出・・・素敵ですね。
旅っていいなぁ・・・。
あの少女も今は素敵なお母さんになって
若いときにこんな人に出会ったのよ。。。そんなお話を
子供さんたちに話しているかもしれませんね。
旅と言うのは誰かに出会うための、1つのパーツなのかも知れませんね。
夕焼けがいっそう美しく見えました。
ラトビア・・・行ってみたくなりました。
おでぶねこ
- さすらいおじさんさん からの返信 2007/04/08 09:00:17
- RE: 思い出。
- おでぶねこさん
ラトビアをご覧いただきありがとうございます。
旅でどんな人と出会うか、旅先では毎日が新鮮で楽しみですね。
【旅と言うのは誰かに出会うための、1つのパーツなのかも知れませんね】
ほんとうに旅の魅力の大きなパーツが出会いだと思います。
今年はなかなか旅ができなくて、1971年から旅行記を見直し、更新をして頭の中で旅をする毎日ですが、旅で出会った人たちを毎日懐かしく思い出します。
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- hana3090さん 2005/02/27 08:43:09
- やさしい少女
- 書き込みありがとうございます、
私は神戸市民なのですがラトビアのリガ姉妹都市だとは知りませんでした、
この機会にラトビアのことを調べてみたいと思います、
さすらいおじさんのラトビアの旅行記を読んで
若き日、男は同じように惨めな思いを体験することが
あるのだなと、私も過去を振り返って涙が出ました。
- さすらいおじさんさん からの返信 2005/02/27 13:30:29
- RE: やさしい少女
- さすらいおじさんのラトビアの旅行記を読んで
若き日、男は同じように惨めな思いを体験することが
あるのだなと、私も過去を振り返って涙が出ました。
>私も過去を振り返って涙が出ました。---ありがとうございます。男女とも人には言わないけれど、秘めた思い出というものは何かしら持っておられると思います。
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- つーさん 2005/02/11 05:25:21
- 夕日に見とれて
- 夕日の写真がとっても綺麗ですね。空が紫色に輝いてて陽が落ちた後の寒い夜を迎える前に、寒さを忘れさせるような瞬間なのかなって思いました。旅行記のトップの夕暮れの写真も空の色合いが綺麗で思わず息を呑みました。ラトビア私は行った事ありませんがどんな国なのでしょうか。写真を拝見させて頂き興味がわきました。ロシアの近隣諸国は歴史的な背景もかなり複雑でしょうから、そういったものを勉強してぜひ歩いてみたいと思いました。
これからもちょくちょく遊びに来させて頂きます★スリランカの写真も期待してますね♪ではでは。
- さすらいおじさんさん からの返信 2005/02/17 00:36:04
- RE: 夕日に見とれて
- >日の写真がとっても綺麗ですね。空が紫色に輝いてて陽が落ちた後の寒い夜を迎える前に、寒さを忘れさせるような瞬間なのかなって思いました。旅行記のトップの夕暮れの写真も空の色合いが綺麗で思わず息を呑みました。ラトビア私は行った事ありませんがどんな国なのでしょうか。写真を拝見させて頂き興味がわきました。ロシアの近隣諸国は歴史的な背景もかなり複雑でしょうから、そういったものを勉強してぜひ歩いてみたいと思いました。
これからもちょくちょく遊びに来させて頂きます★スリランカの写真も期待してますね♪ではでは。
つーさん ”旅行記のトップの夕暮れの写真も空の色合いが綺麗で思わず息を呑みました。” と言っていただき嬉しいです。バルト三国は華やかなヨーロッパのフランス、イタリアなどのように目立ちませんが、長い占領時代を乗り越えた”芯の強さ”を感じさせる国です。★スリランカの写真も出しますので、またご意見、アドバイスをいただければ嬉しいです。 byさすらいおじさん
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