
2003/09/21 - 2003/10/06
166位(同エリア255件中)
いくきーとさん
- いくきーとさんTOP
- 旅行記14冊
- クチコミ1件
- Q&A回答0件
- 64,397アクセス
- フォロワー0人
エクアドル新婚旅行記第4弾。
ここからは、ようやく2人きり?の3泊4日のガラパゴス旅行です。まずはバルトラ島、BACHAS、BARTOLOME島、PUERT EGASです。
イタリアでの日常のストーリー、
http://plaza.rakuten.co.jp/piccolaitalia/
もあわせてよろしく!
-
10月1日
いよいよ待ちに待ったガラパゴス諸島へ!
夢にまでみた2人きりのハネムーンである!!
我が両親が帰国してからは出発前までは 毎日親戚周り、役所周り、と慌しく連れまわされ、典型的ひとりっこ、核家族な環境で育った私はほとほと疲れきっていたのである。
二人きりでゆっくり過ごせる、と思うと自然に顔がにやけて来る。
しかし、ここに来る前、ハプニングがあった。
前日、義母が短期しか滞在しない息子と少しでも長く居たい為、一緒に来たい、と言ってきたのだ。
なんですと?逆マザコンもいいところだ!!
お義母さんが行くならわたしは行かないぞ!!(嫁姑戦争の幕開けか?)
結局おっとはわたしのテレパシー攻撃に負けてか、奴もいやだったのか、メソメソと泣く義母を抱きしめ、キスを振りまいて前夜は遅くまで説得していたようだった。
しかし当日の朝、ふて寝して寝室から出てこない義母にうしろめたさを感じながら2人で逃げるように出発した。 -
タメ航空ガラパゴス行き。
小さいがきれいな機だ。
キトから離陸して雲の上に出るとエクアドル最高峰のコトパクシの頂上がみえた。
雪をかぶっている。
やはり赤道直下でも雪は積もるんだな。 -
小さな島バルトラ島の小さな空港に着く。
機から降り立つとどんよりとしてうすら寒かったキトが嘘のようにカッと照り付ける熱い太陽、真っ青な空がまぶしい。
うひゃ〜、こうでなきゃ!
コントロールに行くと窓口が2つ。エクアドル人用と外国人用だ。
エクアドル人用は島の住民だけという感じでガラガラ、圧倒的に外国人の列の方が長い。
ここでも私はエクアドル国民の妻なのに何も証明書がないため、長い列を待つはめになる。悔しいな。 -
入島料なんと100ドル。ちなみにおっとはたったの6ドルだった。10倍以上の差である。
ぼったくるなあ(怒)。
まるで遊園地のチケットのような入島許可証をもらって出口を出ると、真っ黒に日焼けしたガイドのジョージがこのツアーの旗を持って待っていた。
*左が外国人用、右がエクアドル人用。 -
彼は急いで私たちのツアー人員をかき集める。メンバーはわたしとおっと、オーストリアの女の子、オランダからの男の子。そしてアメリカ人エクアドル人の新婚夫婦の6人。 バスで私たちの乗る船に向かう。すぐに船着場に到着、私たちは旅行代理店でもらったパンフレットの写真どおりの小さな船に乗り込んだ。そこにはすでに昼食の用意がされていて年配のカナダ人カップルとティ−ンのイギリス人の姉弟が席についていた。 合計10人とガイドのジョージを含めた船員4人の3泊4日の旅のはじめに全員自己紹介。 先に席についていた4人は7泊8日の旅で3日目だという。 3泊4日組より多くの海岸をまわるのだ。昼食は何を食べたか忘れたがシーフード。日本でおなじみな紅茶やケーキもあり、うれしかったよ。みんな英語なのでおっととふたりであたふた自己紹介をしながら食べているうちに最初の目的地BACHASに着いた。
-
ここでガラパゴス諸島の地図を公開。
タメ航空にもらった冊子の1ページ。 -
しかしもうこの時点でわたしはゲロゲロ船酔い、吐く寸前。上陸の知らせが神の言葉に聞こえたのであった。。。。
どこまでも透き通る蒼い海。
真っ白な汚されてない砂とこわいほどすみわたった空気。
そう、本当にこわかった。けがれが無さ過ぎて。
船酔いが溶けるように消えていった。
そばを当たり前のように横切る海イグアナ、空を飛ぶ巨大な海鳥。
ジョージは淡々と流暢な英語で説明する。
そこに大きな2匹の海がめの影が波打ち際を歩くぎりぎり私たちのそばまできて消えていった。 -
少し内地のフラミンゴ。
しーんとしていて、恐いぐらい。
と。ハエのような虫が足にとまった。まさに「ガブッ」という感じで噛まれて思わず悲鳴をあげた。 -
ここじゃ、大きさがわからないけど日本の浜辺にいるカニの2倍はでかいカニ。
-
船に戻る。私たちの部屋は船底にある機関室の隣だった。
美しい島とは大違いで、部屋と言ってもカビと塩水臭い小さな空間に2段ベッドがあってその横に手動で水を流すトイレがついているのみ。(これは難しすぎてついに最後まで自分では流せなくて、おっとが流す羽目に。。。。)
私はその夜、上の段に寝た。
ドッドッド。
モーターの振動がひどくて体の芯から揺さぶられる。とても寝れたものじゃない。
しかしおっとは下の段で大いびき。こんなところでよく寝れるものである。
夜11時。
やっとモーターがやみ、私は浅い眠りに落ちた。
夢をみた。
タイタニック号と一緒に部屋にとじこめられ海に沈んでいく夢だった。
もがいて目を覚ますと、私はびしょぬれだった。
なんと、船員がそばにある丸窓をきちんと閉めていなかったのですきまから海水が流れ込んできたのである!!
まだ寝ぼけていた私はきちんと閉め直す、ということに頭がまわらなくてシーツを全部すきまに押し込んだ。
そしてまたウトウトと同じ悪夢をみながら朝まで寝たのだった。(あほ) -
10月2日
私は孤独だった。
ツアーの他の外国人はまるで母国語のようにしかもなまりの強い英語を流暢に話して打ち解けている。
私ときたら旅行会話のレベルで最低限を考えながらゆっくりしか話せない。 -
おっとはまったく英語がだめなので船員たちと仲良くなって舵取りなどを教わっている。つまらないのではしごであがった甲板の寝椅子に横になろうと行くともう一組の新婚夫婦が2つしかない寝椅子をくっつけてイチャイチャしている。 わたしたちも一応、新婚なんですけど?。。。。涙 しかたがないので彼らからちょっと離れたところの床にマットを引いて横になる。 今日も快晴。暑い。 しばらくいただけで肌が真っ赤になってヒリヒリしてきた。 慌てて甲板から降る。
-
そうこうしているうちにBARTOLOME島に到着。
ここは280年前の死火山の島。
島全体が赤く、泡だったメレンゲが固まったような地質をしている。
この独特な地質を破壊しないように板を渡した長い廊下が山の頂上まで続いている。
ここは動物が少ない。
海岸にオットセイを数匹、空を飛ぶ大きなペリカンを見た他は変わった小さなとかげとラバカクタスという溶岩にのみ生息するサボテンだけだ。
この日からジョージは英語だけでなく、わたしたちの為にスペイン語でも説明をはじめた。 -
やれやれ、よっぽど英語より分かりやすい。
ジョージが「この岩をもってごらん。」と墓石のような大きな岩を指す。
力をこめて持つと以外に軽くてヒョイッと持ち上げられてしまった。
気泡だらけで軽石状態なのだ、と説明する。
皆がわたしの写真を撮る。ちょっとモデルになった気分。 ジョージはわたしの孤独状態を察したのだろうか? この心使いがうれしかった。
しかし、恥ずかしいわたしの大根足。。。。 -
この島の頂上からみると、本当に火山だったことがわかる地形や巨大な岩の落下で出来た湖がみれた。
-
このあと私たちはPUERT EGASへ。
リアル式海岸になっている。黒い砂の海岸だ。
ガラパゴスの海岸はみんな色とりどりでおもしろい。
ここは人間の数よりオットセイたちであふれかえっていた。
ここでは自由行動。ジョージは「絶対に動物にさわらないでください。」ときつく言ったのだが….
そんなところをこどものオットセイがひとなつっこく寄ってきた。
可愛い!!なでなでしたい!
そんな気持ちが伝わったのか、このコから擦り寄ってきたのである!
感激〜!!
ひげがあたる!
まだ生え揃ってない歯でカシカシわたしを噛む!!
おもわず、ジョージをみる。
ジョージは私をみても知らん顔。
そうか、自分からはダメだけど動物からはいいのか。
勝手に解釈して擦り寄られるがままにしていた。
し。あ。わ。せ。だなあ。。。。 -
それから私はシュノーケルをつけて水にもぐった。といっても足のつかないところがこわいわたしは浅瀬だけ。
それでも水に顔をつけるなり色とりどりの魚の群れ。
エイがすいーっと遠くを横切る。
オットセイがわたしのすぐそばを「泳ぎがへただな。」と言いたげにチラッとみて通り過ぎていった。
もう、もうもうもうもうもーーーっ天国!! -
シュノーケルが人数分なかったので、おっとは海岸で見ているだけだった。
おっとにちょっとぐらい貸してあげることも忘れ、わたしはいつまでもひとりで浅瀬でバシャバシャしていたのだった。 -
こういうイグアナとか、
-
こんなイグアナとか。
-
ペンギンもいた!
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
いくきーとさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
21