2003/07/04 - 2003/07/10
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ももんがあまんさん
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シチリアから海を渡って、南イタリアのプーリア州へ向かいます、プーリアでの一番の目的は、フェデリコ2世の城(カステル・デル・モンテ)を観ることだったけれど、他にも、魅力的な街は、たくさんありました。
表紙の写真は、その、カステル・デル・モンテの城、正確に言えばカステル(城)では無くて、1240年、狩猟用の休息所として建てられた幾何学的建築物です。
この王様についての逸話の一つに、生まれたばかりの子供達をパレルモの宮廷に集め、女官達に言葉を発する事を禁じて、育てさせたと言う話があります、何故こんな事をしたかと言えば、自然のままに放置すれば、人は、何語を話すのかという事を、実験で証明しようとしたと言われています、また当時、ラテン語こそが神の言葉とされていた事から、俗な言葉を、教えさえしなければ、神の言葉を話すはずだと言うわけです、最初のルネサンス人と言われる所以でしょうか ? 子供にとっては、災難ですけれどね。
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南イタリア、カラーブリア州、シーラの村
シチリアのメッシーナから、船でヴィラ・サン・ジョヴァンニへ渡り、列車で約10分ほどで到着。
ホメロスのオデッセイアによれば、魔女セイレーンの住んでいた土地であるとか、今は、静かな漁村、夏は海水浴リゾートとなっている。 -
カラーブリア州、シーラ
海沿いの丘の上に町があり、その先に城砦が残っている、此処に滞在して、バカンスを楽しんでいたイギリス人によれば、隣のトロペアという村も、とても美しいところだと言う、もう一度来て、のんびりしてみたい、そんな所だった。 -
南イタリア プーリア州 レッチェ
ドゥオモ前の広場の風景、意外と観光客の多い町だった、一応、インフォメーションもある。
けれど、此処イタリアでは、イギリスやフランスなどのイメージで歩くと、面食らう、インフォメーションと言えど、決して親切と言うわけではないからだ、このあたり、昔も感じたことだけれど、何の努力をしなくても、観光客がいくらでも、勝手になだれ込んでくる、イタリアならではの現象なのだろう、だから、あくまで、宿も、交通情報も、面倒を厭わず、この国では全て、自力救済を覚悟として、旅をしなければならない、勿論泥棒対策も。 -
南イタリア、プーリア州、レツチェ
ドゥオモ前広場
この町がこの地方の中心の町になったのは、シチリアのノルマン王朝によるものらしい、その後、今あるバロックの町となったのは、カルロス一世(1518即位)の時代であると言う、そのためか、町はかなり重厚でやや陰気と、いかにもスペインらしい気もする、建築に詳しい人ならば、解るかも知れない。
勿論、やや陰気だからと言って嫌いではない、レンガ色の建物が、夕日に映えて美しい。 -
レッチェ
ドゥオモ広場と鐘楼
独特の色をしているのは、夕陽のせいばかりではありません。 -
プーリア州、レッチェ
夜の光に浮かび上がる教会
昼でも夜でも、旧市街の多くの建物が、こんな色をしている。
バロックの町と言うよりも、レンガ色の町と名付けたい。 -
プーリア州、オトラント
レツチェの町から、バスで一時間、城壁に囲まれた町である。 1480年、オスマントルコのイタリア侵入の折、この街の住民の多くが、殺戮されたという悲しみの歴史を持っている、聞くところによれば、その時の人々の骸骨が、山と詰まれた教会があるという、趣味が悪いから、町の人に聞くのもどうかと思い、自力で探してみたのだが、見つからなかった(残念)。 -
プーリア州、オトラント
城壁に囲まれた旧市街の風景
田舎の町だけれど、わりと清潔で、不穏な処は無い、町は、海水浴などのリゾート地らしく、新市街には、多くの高級ホテルも並んでいた。
この地方の中心を、レッチェに奪われる以前は、この町が中心であったらしい、雰囲気が、レッチェとはまるで違うのが面白い。 -
プーリア州、ガリーポリ
こちらも、レッチェからバスで一時間ほどの、
海浜リゾート、本土と一本の道で繋がれた小島の町で、周囲をぐるりと城壁が取り囲んでいる。
元々は、ギリシャ紀元の町らしいけれど、プーリアの他のギリシャ紀元のの町と同じで、その気配は殆ど残っていない。 -
プーリア州、ガリーポリ
城壁の下は砂浜の海水浴場となっている、黒っぽい縞々が少し気になるけれども海草だろうか、砂質はよさそうだ。 旧市街の建物の白も、美しく映えている。 -
ガリーポリ
城壁に沿って街を一周しても、大して時間はかからない、とても小さな町、それでも昔は、一丁前の町だったんだろうね、そう思う。
いつ頃のものかわからないけれど、旧市街の建物も、ソコソコ立派だ。 -
ガリーポリ
海側の、町の先端方向から眺めた風景。
人が多すぎず、少なすぎず、波も穏やかで、良いビーチ。 -
プーリア州、 カステル・デル・モンテ
バーリから、朝6時50分のローカル電車でAndrioの町へ行き、バスに乗り換えて向かう、見渡す限りのプーリアの平原の中の、小高い丘の上にただ一つ、忽然として建っている。
中世キリスト教世界、最大の異端児に相応しい、そんな風景だった。 -
プーリア州、カステル・デル・モンテ
フェデリコ2世は、シチリア王であり、神聖ローマ帝国(ホーエンシュタウフェン朝)の皇帝でもあった。
皇帝は、度重なる法王の要請に応え、十字軍として遠征したが、イスラムのスルタンとの交渉により、一滴の血を流すことも無くエルサレムを奪回することに成功する。
けれど、異教徒を殺さなかったと言う、まさにそのことにより、法王は、破門と、暗殺の陰謀で応える事となる。
以降、皇帝と法王はイタリア中を巻き込んで争い、戦いは、フェデリコの死で終わる、ホーエンシュタウフェン朝は滅亡し、戦いは、法王の勝利で終わったかに見えるけれど、法王の権威もまた、大きく失墜し、ヨーロッパはやがて、より強力な、王権の時代を迎える。 -
プーリア州、アルベロベッロ
メインストリート
バーリからローカル線、トゥルッリという独特の家並が続く、最近やたら有名になった村。
基本的には、貧しい南イタリアの村で、仕方なく生まれた建築スタイルであるのだろうけれど、何が幸するかわからない、今は堂々たる世界遺産なのだ。 -
プーリア州、アルベロベッロ
なかなか住み安そうなトゥルッリである、家の前の鉢植えもしゃれている。
けれど、やはり最近の若い人は、あまり住みたがらないようだ。 -
アルベロベッロ
屋根の形は同じだけれど、良く見ると、それぞれ形が違ったり、大きさが違ったり、入り口が違ったりしてるんですね、マア当然と言えば当然で、ほとんどそっくりの、近代建築やアパートのほうがおかしかったんでしょうけれど。 -
アルベロベッロ
遠 景
ツリーのような可愛い家も、これだけ並ぶと、なかなかに、壮観です。 -
プーリア州、マテーラ
サッシと呼ばれる、岩窟の町、これぞ正真正銘、貧しさから生まれた世界遺産。
崖沿いのメインストリート、階段状の洞窟家屋がスペクタクル。 -
南イタリア、マテーラ
洞窟教会と町並み
この町も、バーリからローカル線(アルベロとは別路線)で行くことが出来る。
ついでに、周囲を観光地に取り囲まれ、キーステーションとなったバーリの町についても一言、駅前は殺風景、駅をかなり離れて海沿いに旧市街はあるけれど、薄汚くて、ちょっと不穏な気配もあり、早々に退散しました、従って、写真はありませんです。
古い教会もあるし、その気で探検すれば、面白い町かもしれないけれど・・・??? -
プーリア州、マテーラ
中央の塔は、町のドゥオモである。
町はどんなに貧しくても、教会だけは立派というのは、釈然としないものがある、この世の中に、謙虚な坊主というのはいないものなのか。
因みにこの写真は、この町の住人のおばあちゃんに招待されて、彼女のおうちの窓から撮らせて頂いた一枚です、おばあちゃん、アイスクリーム美味しかったよ、有難う、です。 -
マテーラ
当然の事だけれど、空き家が多い。
アルベロベッロのトゥルッリの家なら、僕なんかでも、一度泊まってみたい気はするけれど、こちらはさすがに、ちと気味が悪い。 -
プーリア州、オストゥーニ
最近、評判上昇中の白い街、ギリシャのキクラデスの村を思わせる、白い、迷路の街。
家と家とがくっついて、外部に向かって、城壁を構成している、これもギリシャによくある、要塞村に似ている。
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プーリア州、オストゥーニ
街の展望台から見た、街のドゥオモ方面の風景、絵になる町だ、これで海でも近くにあれば、かなり有名なリゾート地になっていたことだろう、惜しい。
マア、あまり五月蝿くなっても、面白くないけれど。 -
プーリア州、オストゥーニ
細い路地も、美しく白色で統一されている、道の隅に置かれた小さな鉢植えも、気持ちを和ませる、よい町だ。 -
オストゥーニ、町の路地
雰囲気の良い路地ですね、電線がちょっと邪魔だけれど、マア、これは、仕方ないか・・・。 -
オストゥーニ
町の白壁と階段
夜になってから歩いてみたい、そんな気のする通りですね、今回は、残念でした。
この後は夜行(船)で、ブリンディシからギリシャへと向かいます。
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この旅行記へのコメント (10)
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- マリアンヌさん 2014/09/20 20:09:16
- 南イタリア
- こんばんわ。ももんがあまんさん。
ツールドエウロパからちょっとイタリアに戻り路。
だいぶ前に南イタリアぐるっとまわっていらしゃるんですよね。
私も少し前に行きましたが、ちょこっとなので訪れてない街
みせていただいて嬉しいです。
今ちょうど塩野七美の「ローマ亡き後の地中海世界」を読んでまして
文明の十字路シチリア、サラセンに蹂躙された南イタリアに改めて
思いを馳せています。
オトラントのカテドラーレの800人の骸骨見てきましたが、あれは1480年
オスマントルコからイスラム教への改宗を拒んだ殉教者のものだそうで
その後立派な城壁が築かれたとか。
カステルデルモンテ行くことができたのですが、塩野七美の
フェデリコ2世のお話、文庫になるのを楽しみに待ってます。
マリアンヌ
- ももんがあまんさん からの返信 2014/09/20 23:21:34
- RE: 南イタリア
- 今晩は、マリアンヌさん。
> ツールドエウロパからちょっとイタリアに戻り路。
> だいぶ前に南イタリアぐるっとまわっていらしゃるんですよね。
> 私も少し前に行きましたが、ちょこっとなので訪れてない街
> みせていただいて嬉しいです。
イタリアには、何度か行ってますけれど、町も村も、フランス以上に古くて、フランス以上に個性的な村が多いですね、ボロボロの村も多いし、魅力的です・・・フランスを、あらたか廻り終わったら、次はぜひイタリアを目指したいと思ってるのですけれど・・・何時になりますか?
> 今ちょうど塩野七美の「ローマ亡き後の地中海世界」を読んでまして
> 文明の十字路シチリア、サラセンに蹂躙された南イタリアに改めて
> 思いを馳せています。
> オトラントのカテドラーレの800人の骸骨見てきましたが、あれは1480年
> オスマントルコからイスラム教への改宗を拒んだ殉教者のものだそうで
> その後立派な城壁が築かれたとか。
オトラントの「骸骨」、ご覧になれましたか・・・10年前に探しに行ったのですけど、何処の教会にあるのか解らず、見ることが出来なかったです、「カテドラーレ」の中にあるのですね (行ったはずなんですけれどね・・・?)・・・次回行ければ、もう一度チャレンジしたいです。
> カステルデルモンテ行くことができたのですが、塩野七美の
> フェデリコ2世のお話、文庫になるのを楽しみに待ってます。
単行本は高いですのでね・・・ハハ・・・フェデリコ二世の本、この間買いましたけど、まだ読んでませんけど・・・まあ、最近は「老眼」が進んできて、少し苦労しております・・・ハハハ。
by ももんがあまん
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- リコピンさん 2009/10/31 00:53:22
- 旅に出たくなりました
- はじめまして。
プーリアの旅、とっても素敵なお写真とコメントで綴られていてついコメントしたくなりました。
旅に出たい症候群を抑えるために4トラ内を徘徊しておりましたが、逆効果みたいです^^; ますますどこかへ行きたくなりました。
- ももんがあまんさん からの返信 2009/11/02 09:58:26
- RE: 旅に出たくなりました
- > リコピンさん、はじめまして。
> コメント&御一票を頂き、ありがとう御座います。
> リコピンさんの旅行記も拝見しました、ずいぶんあちこち行っておられますね、しかも、僕好みの「貧乏旅行」、とても好感を持って拝見しました。
> あと2年位したら(定年退職なので)、僕もまた出かけるつもりなのですけれど、いろいろと参考になりました、特に、シーズンオフにもかかわらず、イタリアのユースが、わりと混んでいる事など (自転車とユース等を使っての長期のヨーロッパ旅行の計画中です) 。
> その時は、また4トラにアップしますので、宜しく。
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- 迷子さん 2006/03/01 01:15:23
- ああっ!これはもしや?
- つい最近テレビの世界遺産で見たお城どす!
凄い処までイタリア観光されたのどすな〜ディ〜プなイタリアどす。
デルモンテと聞いてケチャップを想像した
感性の貧祖な迷子どすが、このお城の形にはビィビビッと来ました!
この皇帝陛下も今の時代ならきっとノーベル平和賞を
貰えたでありましょう、、残念どすな。
- ももんがあまんさん からの返信 2006/03/01 02:20:29
- RE: ああっ!これはもしや?
- こんばんわ、迷子のプロさん
メッセージありがとう、それから、一票もありがとうございます。
デル・モンテから最初ケチャップを想像したのは、僕も似たようなものです(未だに、ケチャップの原産地かも??と・・・)、迷子のプロさんと、あまり代わりは無いようです(失礼)。
また、おいで下さいませ。
-
- 続・魔女ランダさん 2005/04/21 06:38:30
- こんにちわ。
- 素敵なイタリア旅行記に酔いしれています。
なかなかたどり着けない場所まで行かれていて、
旅への情熱に感服です!
コメントが詳細で、とても分かりやすいこと、
そしてお写真が美しく味がある!
とっても嬉しく拝見しました。
ありがとうございました。
魔女ランダ
- ももんがあまんさん からの返信 2005/04/21 22:55:24
- RE: こんにちわ。
- はじめまして、魔女ランダさん
イタリア旅行記、楽しんで頂けて、とても嬉しく思います。
ご一報頂き、ありがとうございました。
ランダさんの旅行記も、時々覗かせていただいて、楽しんでおります。
多分、あのお写真は、ご本人に間違いないと思い、ひそかに、憧れております。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
ももんがあまん
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- ゴンザレスさん 2005/03/17 08:48:14
- プーリア州・ガリーポリ!!
- 絶賛・絶賛
はじめまして
楽しい旅行記ありがとうございます
私は来月ロンドン・パリを予定しております
ももんがあまんさんの旅行記、参考になります
また楽しい掲載宜しくお願いしますね
ゴンザレス@♀犬
- ももんがあまんさん からの返信 2005/03/17 20:03:56
- はじめまして
- こんばんわ、ゴンザレスさん
旅行記、見て頂いてありがとうございます。
楽しんで頂ければ、それだけで、とてもうれしいです。
ご一報、ありがとうございました。
ももんがあまん
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