クリスマス　ワンナイトクルーズ　神戸～清水

2004/12/14 - 2004/12/15

クルーズコンサルタントの乗船研修という事でクルーズ船、初乗船。今回は郵船クルーズ客船の「飛鳥」に乗船。このクルーズは一般募集はなく、旅行代理店の主催旅行に組み込まれたクルージングでした。これからの、国内旅行の新しい形態になっていくでしょう。

エリア 兵庫

神戸のポートターミナル
ハッキリ言ってぼろかった。
華やかな船出を期待していましたが、出鼻を挫かれました。ターミナルにはレストランやカフェなどは無く、お土産屋が２軒と自販機のみ。
ここに来る前に三宮などで、食事を済ませてから来たほうが良いと思います。

ポートターミナルより

いよいよ、乗船です。
乗船用の通路を進むと船は目の前に立ちはだかります。ちょうど写真が目線の高さです。
意外と大きい船です。

全長約１９０ｍ。写りきりません。

煙突（ファンネル）が船の見分けるポイントの一つ。
飛鳥は郵船クルーズの船、郵便と言うと赤いポストだったり、郵便配達車だったり、赤のラインが煙突にはいってます。
船体にぶら下がっているのは、テンダーボート。
緊急脱出用でもありますが、小さな港など飛鳥が入り込めない港へはこのテンダーボートに乗り換えて港に乗客を運びます。

今回の部屋はＦステートルーム（下から２番目のクラス）の７デッキ。
広さは１７?でホテルで言うとシングルルームと同じくらいの広さ。ソファーベッドに、左壁からプルマンベッドで２名用客室。
クルーズ中は殆ど部屋には居る事がないので、多少狭くても大丈夫。

船内の客室部分の通路。
かなりきれいに手入れしてあり、ホテルに居るような錯覚さえ覚える。

ポートターミナル。
ここは三宮からポートアイランドに渡る橋の途中にあるため、とても殺風景な場所である。

出航のイベント。セイルアウェイパーティー。
シャンパン片手に、カラーテープを陸に向かって投げる。シャンパングラスが危険なので、飲みきってグラスを返してがら、カラーテープを投げましょう。
奥では、生演奏の楽器と歌手が歌って、トナカイとサンタクロースが踊っていました。

出航の合図。
ドラを鳴らす船員。

ロープをはずす地上係員。もう出航も間近。

重低音の汽笛が「ボー」となり、出航を合図する。
船尾が岸壁から離れていく。

一般募集が無いだけあって、見送りが一人もいなく、
港の係員がお見送り。

本日は晴天なり。
神戸から大海原に繰り出す。
といっても、太平洋はまだまだ先。

神戸のポートアイランド。

神戸一望。
夜景がきれいそうです。

クリスマスだけあって、ドアにはクリスマスリースが飾ってあった。

１０デッキ（１０階）のジム。卓球やダーツ、ランニングマシンとサイクリングマシンがある。
長い船旅にはちょっとしたエクササイズも必要です。

飛鳥にはバリアフリーの部屋が２部屋あり、部屋のバスルーム（と言ってもバスタブは無い）。部屋も車椅子が入れるよう広くなっている。

テンダーボート。
１００人くらい乗れるそうです。

９デッキにある図書室。さまざまな本がある。クルーズ中の穴場のひとつ。

図書室にあった地球儀。

８デッキ、リド・カフェ。
洋食の朝食会場でした。オープンエアーのテーブルもあり、そこにはジャグジーとプールもあります。

リド・カフェのテラス。というかプールサイド。夏の暑い日に昼寝したい。

プールサイドからみえるファンネンル。８デッキから１１デッキまでは外の階段で行き来できる。

７デッキ　マリナーズクラブ。
英風のパブといった感じ。ロングクルーズになると、
クローズアップマジックをマジシャンが各テーブルにて披露してくれる。

５デッキ、メインデッキで船の出入り口でもあるこのフロアーに、フロントや夕食のディナー会場がある。
夕食会場のフォーシーズン・ダイニング・ルーム。
ドレスコードがあり、今回はセミフォーマルでした。
フランス料理のフルコースが振舞われます。

遠くに見える淡路島。

１１デッキ　屋上。
手前白い球体はＢＳアンテナ。奥がファンネル。
室内のテレビはＮＨＫのＢＳのほかハイビジョン放送も見る事ができる。

もう直ぐ夕暮れ。
船尾。

夕暮れまでの時間をビンゴ大会で時間調整。
豪華景品がたくさん当たります。
ビンゴゲームは３ゲーム行われました。

１１デッキで、ゴルフの打ちっぱなしをしていると、ちょうど夕暮れ。ちょっと雲が水平線にあり、残念だが、それでも十分きれい。海上からの夕日を見たのは初めて。これもなかなか、いいものです。

船首。

食べないで。
お菓子の雪だるま。

かなり、立派なお菓子の家々。
メインダイニングの入り口に飾ってありました。

フロント前にあるクリスマスツリー。３階くらいの高さがあります。迫力あります。

翌朝、清水へ入港します。

７デッキのプロムナード。
自分の部屋も７デッキ。
自分の部屋から外をのぞくと、このデッキが見えます。逆に言うと、外から自分の部屋は丸見え。
でもちゃんとカーテン閉めてますから！！　残念！

９デッキ
寄港地から飛鳥に送られた記念の盾。
世界各地と国内の殆どの港の盾がありました。
目を引いたのは「南大東島」。
また、レアな島も寄っているのですね。

清水港の着岸地点。茶色い倉庫の前あたり。
船は旋回をして着岸します。

船が衝突してま……せん。船の旋回を手伝っているのです。小さい貨物船がフルノットで押しています。

階段にて下船。クルーズ終了。
ワンナイトはあっという間で、船にもようやく慣れてきたと言う時に下船なので、ちょっともったいない気がします。始めてのクルーズは２泊３日ぐらいがちょうど良いでしょう。長くなく、短くなく。

ワンナイトといえど、内容はかなり濃く、満足度は１３０％。夕食のフルコースもおいしかったし、朝食はちゃっかり和食と洋食食べ比べしましたが、洋食はパンがおいしかった。和食も美味しかった。この和食が、世界１周などのロングクルーズに振舞われるのなら、日本人にとってどれだけ心強いものか。見晴らしのよい、大浴場も日本人にははずせないでしょう。日本人の為のクルーズ船であり、この船に乗る価値は存分にあると思います。

この旅行記へのコメント （3）

• hana3090さん 2004/12/28 15:18:03

  神戸港

  ポートターミナルは客船に乗るは寂しい所で、神戸市も最近、
  客船の寄港が少なく成ってきてようやく気が付いたらしく、
  観光客の多い３本西のメリケンパークに飛鳥クラスの船を寄港できるように
  工事しています、８万トンクラスの船は今までどうりポートタ−ミナルなるそうです、
  外国航路の船が寄港してもテロ対策のため金網に囲まれて
  地元の人にとっても身近な存在でなくなっているいます、
  又、神戸の港も震災以来美しくなるにつれて、反対に港に出入りする
  船は少なく寂しい限りです。
  
  

  gosquellersさん からの返信 2004/12/30 15:42:33

  RE: 神戸港

  hana3090さん
  書き込みありがとうございます。
  
  そうだったんですか。
  船に乗って、出航したときに神戸の街を船から見ていて、
  あの辺から（メリケンパーク）船出をしたら、
  気分もだいぶ違ったのだろうと、思ってました。
  ポートターミナルは、外国船入港のときのテロ対策の警備をするには、
  都合の良いところなのかもしれませんね。
  これから、船旅は需要が増えるでしょう。
  ただ、クルーズが旅行者に浸透するのに時間がかかるので、
  まだまだ先の話ですが。。。
  そうなれば、港街「神戸」はもっと活気付くでしょうね。
  近い未来が楽しみです。
  

  hana3090さん からの返信 2004/12/30 16:14:12

  神戸港

  神戸に住んでいて思うのですが、これから船旅が増えるとはおそらくないと思います、毎日港を見ていますが船の出入りは少なくなる一方です、日本人には船旅はむいていないのでは、
  神戸もそのことに気づいて、沖合いに飛行場が２００６年２月開港します、
  この飛行場も関空を作る時に候補に挙がっていたのですが、反対したため関空に出来ました、あの時、神戸沖に国際空港が出来ていればと今頃になって
  神戸は後悔しています、
  今まで、あったコンテナヤードも深さが浅いため、コンテナヤードとして使えづ広大な空き地になっています、今のコンテナヤードは深さが１６Ｍいるそうです、神戸の港は深いところで１５Ｍだそうです、１Ｍ深くしなければ
  港の役にたたづ、お金の問題もあり難しい問題らしいです、