○○年ぶりの三瀧寺

2004/11 - 2004/11

今日は天気もいいし、午前中に時間がでたので広島市内にある三瀧寺に行ってきました。実はこの三瀧寺、今までずっと行っていなかったのですが、私が生まれてから小学校４年まで過ごした町の隣町にあり、３年生の時に産休の代わりにきた先生とのお別れ遠足できた思い出の地だったのです。今までたくさんのすばらしい先生方に受け持って頂きましたが、その先生は最も印象に残っているすばらしい先生でした。そのとき以来の三瀧寺、正直あまり覚えておらず、見所もあんまりなくて「写真なんて４，５枚くらいしかとるところないんじゃないん」なんて思いながらいってみると、これがかなりよくて、写真を撮りまくってしまいました。むしろ、午前中しか時間がなくて、悔しかったくらいです。

エリア 広島

三瀧寺への起点となるJR可部線三滝駅。広島駅から２駅であり、中心部からほど近いところにある駅であるにもかかわらず、無人駅です。よく考えればある意味すごいことで、出発前に妙な関心をしてしまいました。

三滝駅にあった看板です。

さぁ、登るぞ！！と行きたいのですが、「思い出の地」と言いつつもなんせ○○年ぶりで道など覚えていません。駅の前にあった看板を頼りに、ふつうの住宅地を登っていきます。あってるのかなぁ？

やがて自然が見え始め、「三瀧寺」の看板も。よかった〜。三瀧寺は紅葉の名所でもあるのですが、広島では数週間前の新聞で「紅葉が見頃に」の記事があったので、「もう紅葉は無理かなぁ」と思っていたのですが、やっぱり散り始めでした。先週の京都では早すぎて、今週の広島では遅すぎる。自然を相手にするのは、なかなか難しいものです。

でも、こんなきれいな紅葉もまだ残っていました。

三瀧寺への途中にあった無縁仏です。ここには、原爆によって無縁となった方が弔われているそうです。合掌。

ゆっくりあるいて約２０分。三瀧寺の入り口に到着しました。入り口には、見事な紅葉がありました。

入り口から登っていくと、右手側に多重等があります。ここで先生とお昼ご飯を食べ、みんなで集合写真を撮ったのを覚えています。というよりも、私の記憶の中にあるのはここだけ、、、、、。

次に観音堂があります。実はこの観音堂の後ろもきれいな紅葉なのですが、逆行が強くてうまく写ってません。残念。

鐘突堂を超えて本堂へと向かいます。ごぉ〜ん。

紅葉がちりばめられた道を登っていきます。

アウセビッツ収容所で犠牲になった方たちのための平和塔だそうです。再び、合掌。

紅葉のトンネルを抜けていきます。

結構見事な紅葉が残っていて、いい雰囲気です。ゆっくり時間をとってこれればよかったのですが、、、、。

「三滝」の名にふさわしく、滝があります。このほかにも滝があるのですが、今日は時間がなくてみれたのはこの滝のみ。でもやっぱり、滝をみてると落ち着きます。近くまで行かれないのが残念。

お寺の敷地内の地図です。

ここで本堂に到着。本堂の周りも紅葉に囲まれています。

何年かぶりにおみくじを引いてみました。結果は吉。「このおみくじにあたる人は、春風に氷のとくるように、今までかんなん苦労せしも、目上の人の引き立てによりて追々立身し、これより苦労消えるべし」だそうです。ここのところ、結構長い間くすぶり状態が続いていたので、「いよいよ俺の時代か！！」とうきうきしながら先を読んでみると、「えんだん急ぐべし」。急ごうにも、そんな相手いません、、、、。ま、全体的にはこれから運が向いてくるという内容だったので、よしとしましょう。

本堂を抜けて、この道をさらに上に、、、、と行きたかったのですが、ここでタイムアップ。思っていた以上にいいところだったので、時間がなくて本当に残念。気持ち的にゆっくりできるので、近いうちにまた来ようと思います。

同じ道でも、行きと帰りとでは全然違い、また新たな発見があります。本当、三瀧寺は癒されました。先週の京都での泉涌寺、東福寺、光明寺、そして、今日の三瀧寺と回ってみて思ったのですが、やっぱりお寺は大きいものよりもこじんまりとしたものの方が味があって落ち着けると思うのは私だけでしょうか？それとも、ただ貧乏性なだけなんでしょうか、、、、。やっぱりわびさびは小さな中にあると思うのですが。