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H.I.S、6日間99800円のフィンランド。<br />ハワイ帰国から2日後、30℃から-10℃へ。<br />この温度差に体はついていけるのかっ。<br />それより何よりオーロラは見れるのかっ。<br />今日明日、ラップランド滞在時の天気はそれぞれ「くもり」「雪」である。<br />何かダメそうだなぁ。<br />まぁそこはここぞという時は晴れる「晴男」の気合で。<br /><br />【11:55〜】<br />フィンランド航空で首都ヘルシンキへ飛ぶ。<br />映画は「ターミナル」「この世の外へ」。<br />どっちもイマイチ。<br />映画を見終わった後、いつもの退屈な機内を過ごしていると、<br />若い外人がわらわらと通路に集まりだした。<br />添乗員ツアーの団体が集合でもしてるのかと思ったら、<br />何と彼等が歌いだした。<br />何でも合唱団だそうでたまたま乗り合わせたので<br />サービスで歌ってくれたらしい。<br />航空会社も承認してるらしく、「楽しんでください」とのこと。<br />ちょっとうれしいハプニングは2曲で終了。<br />うち1曲は日本の唱歌(荒城の月?)だった。<br /><br />【15:15〜】<br />時計の針を7時間戻し、15:15ヘルシンキ到着。<br />やはり10H以上のフライトは堪える。<br />しかも何か狭い席で余計に疲れた。<br /><br />こっから国内線へ乗り換え。外気温度は2℃。<br />日本から全く変わってない<br />長袖Tシャツ1枚で外で飛行機待ちをしてる様は<br />はたから見ればほとんど変人だった。<br /><br />【16:15〜】<br />16:15ヘルシンキ発、<br />目的地北極圏内のキッティラ空港まで1.5Hのフライト。<br />今夜のオーロラ観光に備え少し寝ておこう。<br />ふと目を覚ますと窓の外に無数の光が!<br />なんじゃこりゃ〜!まさかこれがオーロラかぁ!<br />と混乱するも単に滑走路の光だった。<br />フライト中はずっと寝てて、<br />着陸時まで爆睡してたらしい。<br /><br />隣の空席には機内食(軽食)のセットが置かれている。<br />おいらのらしいので、勝手に食う。<br />うし、体力も補填したし、張り切って行きやすか。<br /><br />【17:30〜】<br />飛行機から降り、空港の外に出ると<br />英語ガイドのはずが日本語ガイドが待っていた。<br />同ツアーの30人と共にバスでホテルに向かう。<br /><br />バスの中ではそのガイドがいろいろと説明をしてくれた。<br />まずは今の気温が、こっちの11月の気温としては<br />かなりあたたかく0℃。<br />確かに耐えられる寒さだと思った。<br />(ちなみに今はスーツケースから<br />ジャケット取り出して着ました。)<br /><br />これにより雪の積もりが浅いので、<br />「スノーモービル」「犬ぞリ」「トナカイぞり」などの<br />アクティビティは全てやっていないそう。<br />が〜ん。<br />「スキー」は何とかやってはいるけど、<br />一部コースのみ開放だそうだ。<br /><br />そして最大の関心事はやはりオーロラ。<br />今日のオーロラの活動レベルは1〜10ある中の最大の10だそう!<br />しかし、天気は曇り。<br />でも雲が途切れる事があれば<br />そうとう大きいのが見えるので諦めずに頑張ってくれと。<br />朝7時頃、空が明るくなるまでずっとチャンスだと。<br />そう彼は言った。<br />ぬ〜頑張るしか。<br />元剣道部の気合見せてやる。<br /><br />【18:30〜】<br />ホテルに着き、ロビーにて。<br />「え、さっき出てました?」<br />「えぇ!」<br />という会話が。<br />よくよく聞けばさっきの飛行機内でオーロラが見えてたらしい。が〜ん。<br />「皆さん見たんですか?」<br />とガイドが皆に振ると各々首を縦に振ってるし。<br />うわ〜何寝てんだ〜オレ!!<br />誰か起こしてくれよぅ・・・。<br /><br />こうして1stチャンスを見事に逸したおいら。<br />これは罰として、本日湖畔でオールナイトの刑だ。<br />ホテルの説明を受けたあとは各部屋へ。<br />部屋は全室サウナ付き。<br />素晴らしい。<br />ストーブの上に置かれた石に水を振り掛けることによって、<br />蒸気がサウナ室に蔓延し、<br />これにより60℃程度の低温でも10分ほどで汗だくになれる。<br />体への負担も少なくいい感じだ。<br />その後はスーパーに夕食の買出しに行くが、<br />食いたいもんがなく<br />こんなこともあろうかと持ってきた<br />カップラーメンと菓子で飯を済ませる。<br /><br />【20:30〜】<br />いよいよオーロラを観にGO!<br />てくてくホテルから北へ20分歩くと<br />シルッカ湖という湖に着く。<br />オーロラの弱い光を捉えるには<br />まず明かりのない暗いところ、<br />そしてどこから出るのかわからないので<br />多方面に視界が利くところ(障害物がないところ)、<br />この二つが重要。<br /><br />コレを満たすのがこの湖というわけだ。<br />来てみたはいいが、空の様子は相変わらず<br />どんよりと曇っていて何も見えない・・・。<br />そして誰もいない・・。<br />皆、機内でのオーロラに満足したんだろうか。<br /><br />【22:30〜】<br />湖畔のオールナイトは想像以上に辛い。<br />灯りのない暗い中、夜一人で立っているだけという行為は、<br />ヒマかつ寂しい。<br />それにただ外で立っている行為が<br />予想以上に体温を奪っていく事が判明。<br />一旦、着込み強化とウォークマンを取りに帰るかと<br />思い始めたその時。<br />雲の奥に光が現れ、右から左へさ〜っと移動して消えた。<br />それはまるで夜のパチンコ屋とかが出してる<br />レーザー光線のようだったが、<br />こんな田舎の山の中にそんなものがあるわけがない。<br />あれがオーロラの光なのだ!<br />それを判別できるようになると<br />自分の立っている位置から<br />「左20度」「正面」「右60度」の光も<br />オーロラだということがわかる。<br /><br />暗さに目が慣れてきたのもあって、<br />よくよく見ればその光は明かりに強弱があったり<br />大きさが変化したりしてる。<br />これは雲さえ抜ければ見える!<br /><br />そう確信したおいらは長期戦を決め、<br />仕切りなおしにホテルに戻る。<br /><br />【23:00〜】<br />戻ってきた後は、帰る途中ですれ違った日本人2人と共に見る。<br />人と見るのはいいねぇ。<br />さっき3つあったオーロラの光は<br />2つになっていて時折レーザーのようにばっと現れるのは<br />少なくなっていたが、頭上の雲が切れてきて星が見え出す。<br />期待が高まる中、雲の奥で繰り広げられる光のショーに<br />一喜一憂。<br />一瞬でなくなるものも多いので片時も目が離せない。<br />この雲の切れ間が、あのオーロラの場所へ移動してくれれば<br />バッチリ見えるのにぃ・・。<br /><br />そんな興奮状態が1時間余り続いたが、<br />段々雲が厚くなってきて、<br />雲の向こうの光りすら見えなくなってきた。<br />明日の天気の雪への移行が始まったと判断し、<br />潮時だと帰る事に。<br />帰り道で何度も後ろ髪ひかれて戻ったり、<br />帰ったりしたことも付け加えておこう。<br /><br />初日の観測タイムは結局20:30〜0:30。<br />収穫は光だけだが活動しているのを確かに捉え、楽しんだ。<br />明日こそは!

フィンランド1日目ーオーロラを求めて

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2004/11/10 - 2004/11/10

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森の水だより

森の水だよりさん

H.I.S、6日間99800円のフィンランド。
ハワイ帰国から2日後、30℃から-10℃へ。
この温度差に体はついていけるのかっ。
それより何よりオーロラは見れるのかっ。
今日明日、ラップランド滞在時の天気はそれぞれ「くもり」「雪」である。
何かダメそうだなぁ。
まぁそこはここぞという時は晴れる「晴男」の気合で。

【11:55〜】
フィンランド航空で首都ヘルシンキへ飛ぶ。
映画は「ターミナル」「この世の外へ」。
どっちもイマイチ。
映画を見終わった後、いつもの退屈な機内を過ごしていると、
若い外人がわらわらと通路に集まりだした。
添乗員ツアーの団体が集合でもしてるのかと思ったら、
何と彼等が歌いだした。
何でも合唱団だそうでたまたま乗り合わせたので
サービスで歌ってくれたらしい。
航空会社も承認してるらしく、「楽しんでください」とのこと。
ちょっとうれしいハプニングは2曲で終了。
うち1曲は日本の唱歌(荒城の月?)だった。

【15:15〜】
時計の針を7時間戻し、15:15ヘルシンキ到着。
やはり10H以上のフライトは堪える。
しかも何か狭い席で余計に疲れた。

こっから国内線へ乗り換え。外気温度は2℃。
日本から全く変わってない
長袖Tシャツ1枚で外で飛行機待ちをしてる様は
はたから見ればほとんど変人だった。

【16:15〜】
16:15ヘルシンキ発、
目的地北極圏内のキッティラ空港まで1.5Hのフライト。
今夜のオーロラ観光に備え少し寝ておこう。
ふと目を覚ますと窓の外に無数の光が!
なんじゃこりゃ〜!まさかこれがオーロラかぁ!
と混乱するも単に滑走路の光だった。
フライト中はずっと寝てて、
着陸時まで爆睡してたらしい。

隣の空席には機内食(軽食)のセットが置かれている。
おいらのらしいので、勝手に食う。
うし、体力も補填したし、張り切って行きやすか。

【17:30〜】
飛行機から降り、空港の外に出ると
英語ガイドのはずが日本語ガイドが待っていた。
同ツアーの30人と共にバスでホテルに向かう。

バスの中ではそのガイドがいろいろと説明をしてくれた。
まずは今の気温が、こっちの11月の気温としては
かなりあたたかく0℃。
確かに耐えられる寒さだと思った。
(ちなみに今はスーツケースから
ジャケット取り出して着ました。)

これにより雪の積もりが浅いので、
「スノーモービル」「犬ぞリ」「トナカイぞり」などの
アクティビティは全てやっていないそう。
が〜ん。
「スキー」は何とかやってはいるけど、
一部コースのみ開放だそうだ。

そして最大の関心事はやはりオーロラ。
今日のオーロラの活動レベルは1〜10ある中の最大の10だそう!
しかし、天気は曇り。
でも雲が途切れる事があれば
そうとう大きいのが見えるので諦めずに頑張ってくれと。
朝7時頃、空が明るくなるまでずっとチャンスだと。
そう彼は言った。
ぬ〜頑張るしか。
元剣道部の気合見せてやる。

【18:30〜】
ホテルに着き、ロビーにて。
「え、さっき出てました?」
「えぇ!」
という会話が。
よくよく聞けばさっきの飛行機内でオーロラが見えてたらしい。が〜ん。
「皆さん見たんですか?」
とガイドが皆に振ると各々首を縦に振ってるし。
うわ〜何寝てんだ〜オレ!!
誰か起こしてくれよぅ・・・。

こうして1stチャンスを見事に逸したおいら。
これは罰として、本日湖畔でオールナイトの刑だ。
ホテルの説明を受けたあとは各部屋へ。
部屋は全室サウナ付き。
素晴らしい。
ストーブの上に置かれた石に水を振り掛けることによって、
蒸気がサウナ室に蔓延し、
これにより60℃程度の低温でも10分ほどで汗だくになれる。
体への負担も少なくいい感じだ。
その後はスーパーに夕食の買出しに行くが、
食いたいもんがなく
こんなこともあろうかと持ってきた
カップラーメンと菓子で飯を済ませる。

【20:30〜】
いよいよオーロラを観にGO!
てくてくホテルから北へ20分歩くと
シルッカ湖という湖に着く。
オーロラの弱い光を捉えるには
まず明かりのない暗いところ、
そしてどこから出るのかわからないので
多方面に視界が利くところ(障害物がないところ)、
この二つが重要。

コレを満たすのがこの湖というわけだ。
来てみたはいいが、空の様子は相変わらず
どんよりと曇っていて何も見えない・・・。
そして誰もいない・・。
皆、機内でのオーロラに満足したんだろうか。

【22:30〜】
湖畔のオールナイトは想像以上に辛い。
灯りのない暗い中、夜一人で立っているだけという行為は、
ヒマかつ寂しい。
それにただ外で立っている行為が
予想以上に体温を奪っていく事が判明。
一旦、着込み強化とウォークマンを取りに帰るかと
思い始めたその時。
雲の奥に光が現れ、右から左へさ〜っと移動して消えた。
それはまるで夜のパチンコ屋とかが出してる
レーザー光線のようだったが、
こんな田舎の山の中にそんなものがあるわけがない。
あれがオーロラの光なのだ!
それを判別できるようになると
自分の立っている位置から
「左20度」「正面」「右60度」の光も
オーロラだということがわかる。

暗さに目が慣れてきたのもあって、
よくよく見ればその光は明かりに強弱があったり
大きさが変化したりしてる。
これは雲さえ抜ければ見える!

そう確信したおいらは長期戦を決め、
仕切りなおしにホテルに戻る。

【23:00〜】
戻ってきた後は、帰る途中ですれ違った日本人2人と共に見る。
人と見るのはいいねぇ。
さっき3つあったオーロラの光は
2つになっていて時折レーザーのようにばっと現れるのは
少なくなっていたが、頭上の雲が切れてきて星が見え出す。
期待が高まる中、雲の奥で繰り広げられる光のショーに
一喜一憂。
一瞬でなくなるものも多いので片時も目が離せない。
この雲の切れ間が、あのオーロラの場所へ移動してくれれば
バッチリ見えるのにぃ・・。

そんな興奮状態が1時間余り続いたが、
段々雲が厚くなってきて、
雲の向こうの光りすら見えなくなってきた。
明日の天気の雪への移行が始まったと判断し、
潮時だと帰る事に。
帰り道で何度も後ろ髪ひかれて戻ったり、
帰ったりしたことも付け加えておこう。

初日の観測タイムは結局20:30〜0:30。
収穫は光だけだが活動しているのを確かに捉え、楽しんだ。
明日こそは!

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  • 機内で突如行なわれた合唱団によるアカペラ。

    機内で突如行なわれた合唱団によるアカペラ。

  • キッティラ空港にて乗り継ぎ機を撮影。<br />PM5:45。気温0℃。

    キッティラ空港にて乗り継ぎ機を撮影。
    PM5:45。気温0℃。

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