1989/08 - 1997/12
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ミラネーゼさん
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ドイツのアウトバーンを走るのはひとつの快楽といえよう。 世界で唯一の
制限速度無制限(制限速度の区間もある)で大人のマナーが守られているから
事故は少ない。 しかも無料!日本では百年経っても、作れないと断言できる。
その国の文化を具現化している象徴として道路はあるからと思うからです。
クルマの性能とドライバーの力量で走るレーンが決まるので、ヒエラルキーの
明快な高速道路です。 最左側車線はメルセデスの大型車が200キロオーバーで、
他のクルマを蹴散らし、真中のレーンは150キロの一定速度で走れると自己判断した
クルマ、最も右側はキャンピングカーを引っ張ったクルマや、小型車などだが、それでも
100キロ以下で走っているクルマはまれである。
東欧が開放された頃、車線左側の路肩をにプラモデルを大きくしたような
東欧製自動車「トラバント」がもうもうと煙を吐きながらよたよた走っている
悲しい姿を見た。 政治体制の違いが工業技術の差に端的に表れた見本である。
追い越しをかける時は、前を見るより、バックミラーで後ろをよく見ないと危険である。
時速300キロのポルシェがあっという間に真後ろに近づいてくる。
ミラノからローマへ続く高速道路A1はで太陽道路と呼ばれている。見通しがよく
一直線の部分が多いのでスピードは出し放題。右側の追い越し車線をメルセデスや
BMWが専用レーンのようにぶっ飛ばしている。
一応最高速度は130キロと定められているが、イタリア人はこれを最低速度と
見なしているふしがある。 かくてし速度制限は誰も守らずイタリア版アウトバーン
状態であるが、ドイツと違うのは貧乏人のクルマ、パンダがアクセルを床まで踏んで、
追い越しレーンをといっしょに走っているのはイタリアならではの光景である。
高速道路ではパトカーも走っているが、追尾して速度違反車を捕まえるという芸当はできない。
何故かというと、そもそもイタリアのパトカーには速度測定器が付いていない。
あなたは何キロオーバーですと証拠を示せない。その代わり高速道路には
ところどころレーダーカメラが取り付けられており、大体は陸橋の橋げたの下が多いが、
これで撮影されると、後日罰金通知書がクルマの所有者に届くシステムだ。
このカメラ装置は電話ボックスほど大きい箱なので遠くからも簡単に判別でき、
誰もがその前だけスピードを落とす。 またダミーも結構あり、これはクルマ雑誌の付録
なんかで高速道路別の判別リストが出回っているので本物だけ気をつけておればよい。
このレーダーカメラもクルマの前面を写すのではなく後部をナンバープレートと共に
撮影する方式で、プライバシー尊重のため、顔を写さないためです。
そういう理由によりイタリアではスピード違反で捕まることはまずない。
高速道路では150kmが平均巡航安全速度でしょう。
時々その横をビューンとドイツ人の運転するBMWがものすごいスピードで追い
抜いて行く、完全に200kmオーバーだ。 本国ではあれだけ交通規則を守って
いるのに、イタリアに来るとイタリア人に同化してクレージーになるのはなぜだろう。
イタリアは95%以上がマニュアル車だ。イタリア人はなぜオートマチック車を
買わないのだろう? イタリア人に聞いてみてもよくわからない。多分イタリア人は
運転そのものが好きなのと、スピードと燃費はマニュアル車が有利と信じている
節がある。フィアットが発売した初期の頃のオートマ車が故障ばかりで信頼が
おけなかったと言う人もいる。 お隣のドイツはほとんどオートマ車というのに。
ヨーロッパのイタリア以外の国でレンタカーを借りると約款に、イタリアには入国禁止
と注意書きがある。
それだけ盗難が多い証拠と言えるが、実際にも盗難は日常茶飯事だ。10年くらい前
までカーステレオは装置本体が着脱できるようになっていた、路上駐車する場合、
必ずカーステレオは取り外す。
レストランに来る多くの人が何故弁当箱を提げてくるのかなと思ってよく見たら
カーステレオだった。 さすがに最近のニューモデルはスマートになって、前面の
操作盤だけカードのように外れ、胸のポケットにも入るようになった。これがないと
盗んでも使えない。
道路沿いの路上駐車のハンドルをのぞいてごらん、パンダなんかの安物の
クルマにも10kgはあろうかと思う鉄鎖がぐるぐる巻きにしてある。
ある朝アパートの前に停めてあるクルマの高さが低いなと思ったらタイアが4本、
きれいになくなっていた。盗難予防の振動するとサイレンがなる予防装置を装備している
クルマが多いのだが、風がほとんどないミラノで、たまに大風が吹くと路上駐車の
クルマがいっせいに大合奏を始めることがある。サカリのついた猫軍団の
泣き声より始末が悪い。
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