ペルー旅行の補足です。
旅行記の内容まで拝見しておりませんが、グワダラハラ(メキシコ)は経験が御ありのようですね。ある程度のスペイン語とメキシコ滞在経験がお有りで、滞在期間が判りませんが時間は有ると前提して、私が気に入ったところを御話します。私は自作キャンパーでラテン・アメリカ縦走中で、ペルーは3ヶ月滞在、その後に仕事で何年か滞在しました(家族連れ)。遺跡としてはマチュピチュの他はチャビン・デ・ワンタル(内部構造をもつ独特な神殿)、本当に小振りだけどリマ500kmほど北の海岸沿いにあるセロ・セチン(海岸沿いにしては珍しい石組みがあり、その石に処刑など非常に興味深い彫刻が施してある)、その北の都市トゥルヒーヨ郊外にあるチャンチャン(崩れたアドベを修復したものだがチムー王国の大都市)等があります。トゥルヒーヨ郊外のワンチャコに行けばトトラの船(カバヨ・デ・トトラ)も見れます。勿論リマ郊外のパチャ・カマックは御見逃しなきように。町としては旧コロニアルが残り白い街として有名なアレキパが美しくて好きでした。コロンビアのカルタヘナと並ぶラテン・アメリカ一・二のコロニアルと言えます。ただしここはその後地震に見舞われたので、あの美しい町並みがどのくらい残っているか疑問です。それから、ペルーの砂漠地帯は是非見ておいた方が良いです。バスでトゥルヒーヨを往復すれば面白いかもです。途中でセロ・セチンとパラモンガの遺跡も見れます。ナスカへ行かれるなら、その近くのイカとかパラカスも良いかもしれません。
食べ物としては、ポヨ・アラ・ブラサと云う鶏の丸焼きが美味いです。通りから見える所で大々的に焼いているので直ぐ分ります。それから、これは一寸難しいのですがパチャ・マンカ(大地のなべと言う意味のケチュア語)と言う土に埋めて作る蒸し焼き料理です。祭りごと等で作ったりするのですが、観光用もあるはずです。大して美味い物でもないのですが面白いですよ。それから、ペルーを代表する料理として1.セビチェ(魚介のレモン漬け)、2.アンティクーチョ・デ・コラソン(牛ハツの串焼き、これは美味いです)、3.セコ・デ・カブリート・ノルテーニョまたはコンビナード(ヤギの煮込みですがペルーの代表的大衆料理)、飲み物ではチチャ(トウモロコシの濁酒でアルコール低い、高山で飲むのに最適)、チチャ・モラーダ(紫トウモロコシと果物ジュースのミックス)などでしょうか。
あと、ペーニャと云う歌声酒場の様な所に行ってムシカ・クリオヤを聴くのも良いです。特に山の方のものではなく、海岸地方の民謡は日本では聴けませんが、なかなか良いです。寧ろこれがペルーを代表する音楽です。
PS.マチュピチュへ行く途中のオチェンタ・イ・オチョ(88)と言う駅で途中下車して3日ほど掛けてインカ道を歩き(途中で4200mの峠を越す)マチュピチュまで行くのも面白いです。ただ現状は分りませんので事前に調べる必要があります。全部野宿ですし危険はあります。あるいは一般化し過ぎかもです。