ギアナ高地周辺 基本情報 クチコミ
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- ウェンディ さん
- 女性 / ギアナ高地周辺のクチコミ : 3件
- 旅行時期 : 2019/03(約5年前)
パライテプイ村はトレッキングで荷物を持ってくれるポーター達が暮す村で、その村にはトレッカー宿泊ロッジ施設もあります。
このロッジは、ベネズエラの国がまだまともだった頃に海外からの援助を受けて建築されたモノですが、現在は村の村長がロッジの施設全てを私有化し、自分の家族と共にそこで暮しています。
一応トレッキングのゲスト用に建物は何棟かは残されていますが、全くメンテナンスされておらず、シャワーの配管も詰まって水が出ませんでした。
その上、室内はゴキブリの巣窟。
夜になると何匹ものGが壁を這い回る音が聞こえ、まだトレッキング中に寝ていたテントとシュラフの方が安心して眠れます。
旅行会社やエージェントでトレッキングの手配をすると、トレッキング前後泊の宿にパライテプイ村の悪徳村長が経営する宿を提案されますが、ここは可能ならば避ける方が無難です。
パライテプイ村から車で1時間離れますが、隣のサンフランシスコ・デ・ユルアニ村には、もっと清潔で居心地の良い宿がたくさんあります。
村長の悪徳度合いについては旅行記-2で書いているので、興味のある方はどうぞ。
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- ウェンディ さん
- 女性 / ギアナ高地周辺のクチコミ : 3件
- 旅行時期 : 2019/03(約5年前)
勿論、国際情勢は承知の上の旅で、現地手配会社と綿密に打ち合わせをして現地状況を確認してもらい、旅の前日までのベネズエラ国内の状況から現地で受け入れ可能となり、日本を出国しました。
アメリカのCNNが報道するベネズエラ。
現地通貨価値が下落する数百%のハイパーインフレで、国民の大半が国を脱出し、都市では強奪などが起きている…。
私自身もCNN報道から、コレがベネズエラの今だと思っていました。
しかし、これらの米国系の報道機関から発信される報道内容には、若干のバイアスがかかっている様です。
嘘は報道してはいませんが、極端な例をさらに誇張して世界中に発信しているように見受けられました。
多分、米国とベネズエラは犬猿の仲ですので、米国資本の報道はどうしても政府寄りになってしまうようです。
では、実際のベネズエラがどうだったか…というと、地方都市では拍子抜けするほど日常の光景が繰り広げられていました。
たしかにハイパーインフレは本当で、ベネズエラの現地通貨(ボリバル)の価値は、ベースとした地方都市のプエルトオルダスでの2週間の滞在中にホテルの宿泊代金やレストランの価格は10%程度値上がりをしていました。
プエルトオルダス市内の商店の商品棚は空っぽで、アメリカ系のファストフードはどこも営業していませんでした。
では、食料もどこでも買えなかったのか?というとそんなことはなく、商品は店表には並んでいないだけの話で、ブラックマーケット(闇市)では日用品や食料は買うことができます。
朝は市民が乗り合いバスで出勤し、子供たちはスクールバスや親に連れられて学校へと通い、日中の公園では幼児が母親と遊び、年配者が日向ぼっこでお喋りを愉しむ…そんな風景が繰り広げられていて、あの報道は、一体どこの事なのだろう?とも思いました。
ロライマ山トレッキングやエンジェルフォールの遊覧飛行も危険性を感じるシチュエーションは全くなく、安心して旅ができました。
地方都市やトレッキングやエンジェルフォールではそんなに危機感を感じる状況は無かったですが、首都カラカスだけは緊張状態が続くエリアもあるようです。
今回の旅でガイドをしてくれたFelix(カラカス在住)によると、カラカスの中心部は平穏だが空港のある地域はスラムに近く、店舗を壊し商品を強奪する様な犯罪行為が行われている…とのことでした。
また、2019年3月以降は全国停電が頻発しているので、ネットの通信状況も悪く、使いたい時にインターネットが使えない可能性があります。
現在のベネズエラの一番の問題はインフレではなく、国の根幹を揺るがす二人の指導者がいるという点。
ある意味、ロシア(+中国)対アメリカ(+欧州)の代理戦争のようにもなっているようにも感じましたが、ドラッグマネーで腐敗しきった現大統領マドゥーロと反体制派のグアイド議長が大統領の座を争っています。
大半の国民は私利私欲をむさぼる現政権に見切りをつけ新しい指導者を望んでいる様ですが、甘い汁を吸い続けたい方々は容易くはその椅子を明渡す気はなく、そこへロシアとアメリカが首を突っ込み、自体は泥沼化しています。
アメリカはベネズエラから大使館員・民間人も撤退させ、軍事介入もあり得る…という姿勢でベネズエラに対し圧をかけています。
これからベネズエラがどうなるのかはその時々になってみないと分からない…と言うのが現状です。
現在は旅をするにはベストな時期ではありませんが、いつまでこの状態が続くのは誰にも予測できません。
この様な時期に旅をする場合には、信頼できる情報を発信する現地手配会社と綿密なコンタクトをとることが第一条件となります。
現地手配会社が無理と判断した場合には、飛行機に搭乗する直前でも旅を中止する事態になる可能性があること、支払った旅費を全て捨てなければならない状況になることもあり得るという覚悟が必須で、更に現地入りした後も状況は刻々と変わるので最新の情報を入手できるバックアップ体制を確保した上での旅になると思います。
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- 三昧 さん
- 非公開 / ギアナ高地周辺のクチコミ : 1件
- 旅行時期 : 2005/09(約19年前)
刺されても、赤く腫れない人もいますが、人によっては数ヶ月は直らないようです。
水遊びが出来る滝でも、なるべく肌は出さないように工夫対策すれば帰国後腫れに悩まされなくてよいですよ。 -
- ZISAMA さん
- 男性 / ギアナ高地周辺のクチコミ : 1件
- 旅行時期 : 2005/11(約18年前)
と言って俗にいう観光案内書ではなく、高地への登頂に挑むいわゆる探検記録である。
今から20年ほど前の記録であるが、それだけに現在ほどの現地資料も無く、事前計画から既に登頂に勝るとも劣らない困難があった。
しかし、行間からはそれらの苦労をさほど感じさせずユーモアさえ滲ませ、未知の台地に挑戦する著者を含む数名の隊員たちの心意気が感じられる。
また、単なる探検記録だけではなく、地質学的なことからインディオの言語なども書かれている。
私はこの本を十数年前に買って読んだが、今回ギアナ高地へ行く前にもう一度読んで大いにテンションを上げた。
前述のごとく20年ほど前の本であるが、ギアナ高地は20億年前の姿を今も残す秘境といえる地であり、その意味では決して古いもではない。
とにかく読むだけでも面白く、読めばギアナ高地へ行ってみたくなる本。
なお、私のつたない旅行記にも、この本からの写真を2枚ほど引用させて頂いた。
恵谷 治(えや おさむ)著 「ギアナ高地を行く」 徳間書店
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