地球にやさしいEco Toilet☆だって、乾燥気候なのだもん♪/ラダックのトイレ事情 - レーのクチコミ
- ウェンディさん
- 女性 / レーのクチコミ : 11件
- 旅行時期 : 2019/07(約5年前)
アジアの各国を旅していると、それぞれのトイレ事情に“へぇ〜”となることが多いですが、北インドのラダック地方のトイレも、なかなかの“へぇ〜"でした。
ラダック地方では基本的には下水道は全くと言ってよいほど整備されていません。
高級ホテルなどは独自の浄化設備があるようですが、一般家庭では基本はボットン・トイレ方式です。
日本の気候でボットン式だと、あの独特のアンモニア臭と腐敗臭そして夏場は蠅が気になり、できれば利用したくないトイレ・・・となりますが、ラダックのボットン式トイレは全くの別物でした。
ラダックでは気候が日本とは異なり乾燥気候なので、あのトイレ独特の匂いは殆ど感じませんでした。
そしてトイレ建物の構造もユニークで、何処のお宅もトイレがあるのは建物の2階部分で、その1階部分は2階のトイレの穴から落ちてきたものを貯めておく部屋になります。
2階のトイレ室は床に大小を落とす穴が開いていて、その周囲には砂とスコップが置いてあります。
用を足したヒトは自分の落としたブツの上にサラサラと砂を落とせば、トイレ完了。
ペーパーなどを使用した場合は、備え付けのボックス(たいていダンボール箱が置いてあります)にポイします。(ペーパーは自分で持参が必須)
穴から落ちたブツは1階の部屋にそのまま堆積しますが、乾燥気候なので自然に水分が抜けて程よい硬さとなり、ある程度の量となると家の方が1階の部屋の中からかき出して、畑の中へと撒いて有機肥料にします。
ラダック地方のトイレは、無駄を出さない究極のエコ・トイレでした。
そんな地球にやさしいエコ・トイレのラダックでしたが、私も、さすがにコレは無いでしょ・・・と思ったのが、トレッキングの際に利用したキャンプ場のトイレでした。
キャンプ場のトイレは他のトイレ同様の2階建て式のエコ・トイレでしたが、違うところが2か所ありました。
1つ目は、トイレに屋根がなく、青空天井・・・コレはキャンプ場なので、まだ許容範囲です。
2つ目は、個室に扉は無く、更に個室の床にはトイレ穴が4個、開けられていました。
つまり外から丸見えの4人まで同時使用が可能な個室・・・でした。
どんなトイレでも文句を言わずに利用する私ですが、この丸見え4人対応マルチ型トイレには口がアングリ。
さすがに他の方のお尻を見ながら用を足すのは、女性には難しいかな…と思いました。
キャンプ場では宿泊者は6名しかいなかったので、トイレで“こんにちは”の状況は避けられましたが、防衛策として自分が個室に居る時はわざと鼻歌を口づさみ、「今、使用中です!」のアピールをして、全力で他の方が近づくのを予防しました。
そんなラダックのエコ・トイレット、とても楽しかったです。
☆一般的なラダック式エコ・トイレの旅行記↓
https://4travel.jp/travelogue/11517166
☆斬新な発想のラダック式・オープン・エア型マルチ・エコ・トイレの旅行記↓
https://4travel.jp/travelogue/11521283
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