雨のレーゲンスブルクに、歴史を語る帝国議会博物館がある。
- 5.0
- 旅行時期:2008/04(約18年前)
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by jijidarumaさん(男性)
レーゲンスブルク クチコミ:9件
<ドイツ バイエルン州;バイエルン王国の周遊>
:アルペン街道・キーム湖・ドナウ、イザール、イン川を巡る:
期間 : 2008年4月17日(木)~5月1日(木)15日間
04.29 (火) 小雨 時に激しく 9℃、 163km
Straubingシュトラウビング=>B20・A3 54km Regensburgレーゲンスブルクに12:50到着。
レーゲンスブルクは人口151千人のOberpfalzオーバーファルツ地方の首都であり、世界遺産の町である。(2006年、その旧市街が世界遺産に登録された。ドイツの世界遺産の総数・32件中、32番目の登録である)
ミュンヘンの北140kmにあり、ドナウ川は西南のIngolstadtインゴルシュタット方面から北に流れ下り、この町の北部で急激に曲がり、そのまま東のパッサウに流れていく。
ドナウ川の要衝として発展した古都は179年ローマ軍団の拠点の設立からの歴史を誇り、739年に聖ボニファティウスにより、司教座が敷かれ、788年カール大帝の命で、Tassiloタッシロ三世バイエルン公の支配下となる。
12~13世紀にはヴェネチア、パリ、キエフ等との交易により、町は経済的繁栄を謳歌する。その頃にロマネスク、ゴシック様式の建物が建てられて、旧市街に現在でもその名残が見られる。
1180年Heinrich der Loeweバイエルン公は皇帝Barbarossa(赤髭王)の命で、帝国議会を開設する。この事でWittelsbachヴィッテルスバッハ家のバイエルン支配が固まる。
1245年、帝国自由都市Freistadt(地方領主からは自立し、皇帝・国王に直属する都市)となり、ナポレオンが台頭する1803年まで続いた。
旧市街には凡そ1200軒もの歴史的建造物が残り、繁栄の歴史を物語っている。
旧市庁舎には観光案内所があり、帝国議会のガイド見学の切符も売っていた。
<旧市庁舎の見学>
(15:30~16:30 Euro 15+Tips Euro 2)
Reichstagsmuseum帝国議会博物館(帝国議会は1663年から1806年の神聖ローマ帝国の消滅時まで常設された)の見学はガイド付きであったが、写真はフラッシュなしでOK。
神聖ローマ帝国の皇帝たちが領主、司教、教皇使節たちを招集し、この場で会議を開いたのだと云う。
諸侯の控室があり、カール大帝の人物画(デューラー作)や善政の表意(宗教画)の絵、1624年製の壁時計などは美しい色合いだ。
帝国議会の議会室には学校の教室のような長い椅子が当時のように置かれていた。シャンデリアがさがり、双頭の鷲の紋章が掲げられていたが、権力者たちの集まる場にしては、思っていた以上に質素なものであった。
地下には牢屋があり、拷問室や責め道具が展示されていた。
大砲や塩の計量に使用した馬鹿でかい天秤もあった。
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- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.0
クチコミ投稿日:2025/12/03
いいね!:8票
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