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エーレンブルク城 施設情報・クチコミに戻る

コーブルク公爵のエーレンブルク宮殿には美しい見栄えだけでない、思いがけない歴史の背景がある。

  • 4.5
  • 旅行時期:2001/05(約23年前)
jijidarumaさん

by jijidarumaさん(男性)

その他の都市 クチコミ:43件

バイロイトの次に訪れたのは、距離120kmのCoburgコーブルクの町である。

ここコーブルク公爵領はバイエルン州の北部・フランケン地方である。
北はテューリンゲンの森、東をフランケンの森、南にマイン・フランケン平野に囲まれた地域で、ドイツの中央部にあたります。
コーブルクはマインの支流Itzイッツ川(全長80km、Rattelsdorfラッテルスドルフを過ぎたところでMainマイン川に合流する)に沿って発展している。

*英国王室(ハノファー王朝)、つまり Victoriaヴィクトリア女王の王配(おうはい:女王の夫のこと)Albrecht von Sachsen-Coburg-Gothaアルブレヒト・フォン・ザクセン・コーブルク・ゴータ(英語読みはアルバート、1840年-1861年)はCoburgコーブルクの出身であった。

コーブルクの町はHerzog von Sachsen-Coburg und Gothaザクセン・コーブルク・ゴータ公家の宮廷があり、英王室との深い結びつきがあった町である。
この事があった所為か?!第二次大戦下、英空軍はこの町を空襲しなかったと云う。
また、コーブルクの町は連合軍の米軍により占領されたこともあって、大戦後東西ドイツに分離された際、幸いにも西ドイツ領になっている。つまり東西ドイツ国境線はコーブルクに沿って引かれ、コーブルクは国境沿いの町となった。
(これも英国王室との関係の深さを物語るのかもしれない)

14:35にコーブルク大要塞の駐車場を出て、コーブルク市内に戻る。
要塞地区とは少々違って、優雅なSchloss Ehrenburgエーレンブルク宮殿前に来た。
エーレンブルク宮殿は1547~1918年の間、コーブルグ公爵の居城であったので内部は見る価値があるそうだ。

コーブルク:観光冊子の説明・・・エーレンブルク宮殿にはVorsaal控えの間、Familliensaalファミリールーム、Riesensaal巨大な間(バロック様式の宴会場)、Grosse Bildergalerie大ギャラリー、Rotes Empfangszimmer赤の応接室、Cobelinzimmerコブラン降りの部屋、Audienzzimmer接見室、Arbeistzzimmer書斎、Schlafzimmer寝室(ヴィクトリア女王の住居)、Thronsaal王座の間、プロテスタント教会などがあるらしい。


だが、時間の割り振りで、結局好みの人形博物館を選び、宮殿、公園、州立劇場(旧宮廷劇場・1840年)などを外から見て回っただけになった。

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尚、*ヴィクトリア女王と、王配(おうはい:女王の夫のこと)Albrecht von Sachsen-Coburg-Gothaアルブレヒト・フォン・ザクセン・コーブルク・ゴータ(英語読みはアルバート)の結婚式については、以下の事が参考になる。

【ヴィクトリアは1836年にアルバートと会ったことがあり、その時の日記の中でアルバートを「髪は私と同じ褐色、目は綺麗な碧眼、美しい鼻と口。顔の表情は魅力的だ。同時に善良さと甘美さと知的さを持っている」と絶賛していた。

もっとも1839年4月にヴィクトリアはメルバーン子爵に対して「私は当面いかなる結婚もしたくない」と語っている。アルバートのことは嫌いではなかったが、周囲が勝手にアルバートとのお見合いを進めているのが気に入らなかったという。
だが結局周囲に流される形で同年10月10日にウィンザーを訪れたアルバートを引見することになった。この頃アルバートは身長こそ167センチと低めだが、顔は一層美男になっており、また高い教養をもっていた。ヴィクトリアはすっかり彼に一目ぼれした。引見の翌日に彼女はメルバーン子爵に対して「結婚に対する意見を変えた」と述べ、さらに翌々日には「アルバートと結婚する意志を固めた」と述べた。

後日再びアルバートを召し、君主である彼女の方からプロポーズを行なった。「貴方が私の(結婚の)望みを叶えてくれたらどんなに幸せでしょう」と言ってプロポーズしたという。

ヴィクトリアとアルバートは1840年2月10日にセント・ジェームズ宮殿で結婚式を挙行した。その翌日のレオポルド1世への手紙でヴィクトリアは「世界で私ほど幸せな人間はいないと思います。彼は天使のようです。昨日の披露宴は楽しくて熱気にあふれていました。ロンドン市内では群衆が果てしなく沿道に続いていました」と書いている。】
(Wiki参考)

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施設の満足度

4.5

利用した際の同行者:
カップル・夫婦(シニア)
観光の所要時間:
1-2時間

クチコミ投稿日:2024/03/24

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