新設された長いエスカレーターに乗り、それからタクシーでヴィクトリア・ピーク(太平山)まで登った。
- 4.0
- 旅行時期:1993/10(約32年前)
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by jijidarumaさん(男性)
香港 クチコミ:12件
【Victoria Peakヴィクトリア・ピーク(太平山)】
<第6回香港訪問>
1993年10月28日(木)~11月3日(水)、第6回香港訪問ということで家内が来香港した。
10月31日(日)、
新しく出来たという*長いエスカレーターの話を聞いて、上環の文武廟、家具工房や骨董市、がらくた市などを見て歩いた後、エスカレーターに乗った。
その最終地点の干徳道(Conduit Road)まで上がってから、ついでにタクシーを拾って「香港島」の最高峰である Victoria Peakヴィクトリア・ピーク(太平山、海抜554m)まで行った。
初めてのことだったが、上ってみれば、ちょっとしたVictoria Peak Gardenヴィクトリア・ピーク・ガーデン(=山頂公園)があったぐらいだった。
一般人の立ち入ることのできる場所としてはこの公園がもっとも山頂に近いそうだが・・・。
帰りは中環(セントラル)に向かって、山道(記憶は定かでないが、旧山頂道=舊山頂道、Old Peak Road)を降りた。殆ど人の姿を見ない道で、結構運動になった。
*香港島のビジネス街中環(セントラル)と、山の中腹に高級マンションが建ち並ぶ「半山区」(ミッドレベルズ)と呼ばれる地区は800mのエスカレーター(中環至半山自動扶梯:皇后大道Queen's Roadから、骨董街と英国植民地時代の建築物が立ち並ぶ荷李活道(ハリウッドロード)を横切り、SOHOソーホーを抜けて高台の高級住宅地に至るもので、最終地点の干徳道Conduit Road)まで結ばれている。
高低差135m、全長800mを合計23基のエスカレーターで約23分かけて乗り継ぐこの長さは、世界一の長さと云われていた。
ミッドレベルの住民の通勤・通学の便宜を図ってつくられたもので、午前6時から10時までは駅への下り方向へ一方通行で運転され、10時以降は上り運転へと切り替わるという仕組みを取っている。
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さて、イギリス人は中国人が*太平山と呼んでいた山の頂上に、ヴィクトリア女王の名にちなんでヴィクトリア・ピークと名付けた。
*かつては山頂だけでなく山麓も太平山と呼ばれていた。後に山麓部分は分割され中環および上環となり、香港の中心市街地へと発展した。中環・上環より高い中腹は半山区と呼ばれる高級住宅地となった。
それより高い部分は山頂(ヴィクトリア・ピーク、ザ・ピーク)と呼ばれ、最初は富裕な西洋人と外国政府関係者だけの別荘地に、後には観光地となり現在に至っている。
香港島にあるヴィクトリア・ピーク(太平山)の山頂は美しい香港の眺め、所謂「百万ドルの夜景」楽しめるとして昔から有名だが、その場所はピークトラムの山頂駅とその一帯のことを指して言っているとか・・・。
山頂駅は海抜400mにある爐峰峡(Victoria Gapヴィクトリア・ギャップ)という場所にあり、ややこしいことに実際の山頂・ヴィクトリア・ピーク(太平山)より150m下にある。
つまり、口コミの地図で指し示す場所は正しい太平山の頂上・ヴィクトリア・ピーク(広東語で「山頂」、あるいは「太平山頂」)であるが、
口コミの大部分が、Victoria Gapヴィクトリア・ギャップという場所の写真や記事を投稿し、地図が指し示すヴィクトリア・ピーク(太平山)の口コミは殆どないという妙な形になっている。
The Peak Towerザ・ピーク・タワーやVictoria Gapヴィクトリア・ギャップ、獅子亭展望台という場所もあるだけに、ヴィクトリア・ピーク(太平山)と区別した方が良さそうだ。
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(2023.03.25.Wiki・HP参考、編集・追記)
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 2.5
- 景観:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2023/03/25
いいね!:3票
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