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“慕情”「 恋はすばらしきもの」の曲が聞こえてきたような気になったザ・ヴェランダの夕べ

  • 5.0
  • 旅行時期:2008/11(約15年前)
jijidarumaさん

by jijidarumaさん(男性)

香港 クチコミ:12件

昨年、12年ぶりに香港5日間の旅(‘07.11/28~12/2)に行ったのですが、改めて香港の良さを再認識したものです。
“香港が良い”と吹聴したものですから、私共に二人の同行者がついて、今年も同じ時期‘08.11/28~12/2 に再訪した。

そして初日の28日に、Repulse Bay・レパルス・ベイ(しばしば海賊が侵入し、これを当時の英国海軍が撃退Repulseしたことから名がついたとか)=浅水湾にあったお気に入りのザ・ヴェランダ・レストランを訪れた。
18時20分過ぎにタクシーは1階の車寄せに停まった。エスカレーターでコロニアル風・中華風の趣むきある屋内に入る。中庭のテラスやクリスマスの装いをしたお店を覗きながら、建物を一周して、表階段に至る。

昨年はここでは昼食(フレンチ)を食べた。正面に向かって左手の窓辺の席に案内され、南支那海に面した大きな窓はかるく開いて、気持の良い風を招き入れている、このVerandahと称するレストランは別世界の趣むきがあって、屋内の天井も高く、天井にはプロペラ型の4枚羽根の扇風機がゆったりと回り、横に長い、回廊のような長方形をしている。レストラン全体がたいへん好ましい雰囲気がある。       
香港を代表するペニンシュラホテルの経営だけに、納得する味とサービスを提供していた。

この日の経験から今夜の夕食も大いに期待するわけだ。
表階段を上がった所にある噴水でレストランをバックに写真を撮り、レストランへの石段を2階に上がり、レストランの古いドアーを押す。
“慕情”のメロディー「Love is A Many-Splendid Thing 恋はすばらしきもの」がかすかに耳に聞こえてきたような気になります。  店内に入って、
『19時の予約時間にはちょっと早いが・・・』と言うと、にこやかにスタッフが、『お待ちしていました。お時間までこちらでアペリティーフでも如何でしょうか?!・・』と、レストラン裏手の洒落たBamboo Barに案内された。
定番のドライ・シェリー(Tio Pepe)などを飲みながら待つ。(18:40~)

時間になって、レストランに招かれると、正面に向かって右手の窓辺の席に案内された。左手の部分はこれからパーティーがある由で、見事なテーブル・セッテイングがなされていた。予約時のメールでも、パーティーの為、ちょっとうるさいかもしれませんとのコメントが付いていたが・・。

今夕のメニューは事前にメールで頂いていた料理のリストから、選んでいたので、ウエイター(ここは殆どが男性)との注文のやり取りも簡単である。
そのメニューは“The Repulse Bay Classic Menu”と称しています。当レストランのご自慢のメニュー(4品)だと言う。

①前菜はご自慢のThe famous Repulse Bay Caesar saladシーザーサラダで、サラダの上にお好みの3種を選んでトッピングしてあるものです。3種とはグリルされた鶏の胸肉やエビ、自家製スモークサーモンでしたが、私共は前者の2種類にしました。
笑顔を絶やさない、サービス満点のウエイターが目の前の別卓でシーザーサラダを作法通り、作りあげます。私は鶏の胸肉、家内はエビを選び、時々皿を変えて、二つの味を楽しんだ。スタートから量がありましたが、エコノミーの機内食!?の味に比べては失礼なのだが、今日は機内食しか食べていない。それに数段と優る、美味しさに食が進んだ。

家内はその昔、ドイツの料理教室でこれを作ったそうで・・・。
(Wikipediaによると、1924年7月4日、アメリカ国境に接するメキシコの町・ティフアナのレストラン「シーザーズ・プレイス」(Caesar's Place)のオーナーであったイタリア人の料理人シーザー(チェザーレ)・カルディーニ(Caesar Cardini)によって考案され、調理されたのが最初である。レタスを主体にしたサラダの一種である。主にロメインレタスなどの生野菜の上にニンニク、塩、コショウ、レモン汁、オリーブオイルで作られるホワイトドレッシングに、削りおろしたパルメザンチーズとクルトンをトッピングして仕上げる。また現在ではボリュームを出すためにグリルした鶏の胸肉、エビ、ステーキ、サケなどをトッピングすることも多い)

②スープはこれもまた、好物であるTraditional French onion soupフレンチ・オニオンスープです。上手に焼けたグリエルチーズが良い匂いをさせて、テーブルの上に出てきた。皆さん、嬉しそうな顔をして、味わっている。

③メインは肉料理;The Repulse Bay black pepper steak黒コショウと赤ワインソースで味付けしたステーキに季節の野菜添えです。これも先ほどのウエイターが調理台のフライパンで、ブランデーを注いで火をつけながら、黒コショウをかけて、ミディアムに焼く。白い皿に品よく盛られたアスパラなどの野菜、赤いワインソースの中に黒コショウの砕かれた粒々が見られる。程よい大きさのステーキの焼き加減も上々で、何と美味しい事だ。
皆さんがしっかり食べたのに、この私が四分の一を残す羽目になった。寝不足気味の旅の初日にちょっぴり、お疲れのようだ。

④デザート:私はBaked Alaska flambe’ベークドアラスカフランベに苺とラズベリー添え、家内はChoice of hot souffle’ 温かいバナナ・ピスタッチオのスフレにコーヒー。それに小さなチョコレートが口直し?にでた。

⑤ワインは Montepulciano(440香港$=5510円)。イタリアのトスカーナのワイン。トスカーナの3大赤ワインとして数えられるのが、キャンティ・クラシコ Chianti Classico、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ Brunello di Montalcino、そしてこのヴィーノ・ノヴィレ・ディ・モンテプルチャーノだそうです。ガーネット色を帯びた赤、豊かなタンニン、フルボディの味わい。本日の料理には良く合うものでした。

笑顔の良いウエイター氏が『今夜の貴方は女性陣を3人も引き連れ、皇帝みたいだ。』と、冗談を言いながら、全員の写真を撮ってくれました。

さて、美味しい食事とレストランの素敵な雰囲気に、良い気分で夕食は終了になりました。19時から22時半まで3時間半の夕食代は4150香港$=51974円(4人分ですので、一人13000円)になりました。

旅の初日に“The Verandah Restaurant”でフレンチと映画“慕情”の古き植民地時代そのままの風情を十二分に楽しむことができたのは嬉しい事です。

(2023年3月15日Wiki・HP参考、編集・追記)

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
友人
一人当たり予算:
10,000円以上
利用形態:
ディナー
アクセス:
3.5
コストパフォーマンス:
4.5
サービス:
5.0
雰囲気:
5.0
料理・味:
5.0

クチコミ投稿日:2023/03/15

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