そもそも1912年にバイエルン王立飛行隊の最初の飛行場として設立された場所にある
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- 旅行時期:2022/10(約3年前)
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by ごーふぁーさん(非公開)
ミュンヘン クチコミ:26件
シュライスハイム航空館はドイツ博物館の分館にあたり、航空機をその歴史と共にまとめて屋内展示している。ミュンヘン中心からはSバーン1で40分ほど揺られ、駅を降りてからは20分ほど徒歩と少々立地は不便である。しかし、シュライスハイム航空館のお隣には映画の舞台にもなった美しいシュライスハイム城(Schloss Schleißheim)があり、美術館を兼ね備えているので、そちらも合わせて見学するのもよい。城の横にはバス停があるので、帰りは最寄り駅まではバスに乗ることもできる。
ドイツ博物館の管理下なので、技術博物館として正統派の展示手法であり、他の航空博物館に比べても生真面目である。それ故に空軍基地に航空機を単純に並べた軍事航空博物館とは一線を画す。玄関先で戦闘機がどーんと目の前に現れたりはしないのだ。しっかりとオットー・リリエンタール(1848-1896)による最初期の飛行機(グライダー)などが展示されている。
リリエンタールはグライダーで幾度もベルリン郊外の丘で飛行実験をおこない、最後は1896年の実験で墜落し命を失っている。ライト兄弟を含めて後の飛行機設計に大きな影響を与えた偉大な航空人である。この展示品はレプリカとなっているが、1904年にリリエンタールの邸宅から博物館へ収蔵されたオリジナルは劣化した為、1959年にドイツ博物館がレプリカを製作したらしい。
このシュライスハイム航空館のある場所は、そもそも1912年にバイエルン王立飛行隊の最初の飛行場として設立された。今でも使用されている現存するドイツ最古の飛行場で、航空博物館が置かれるにふさわしい場所と言える。
詳細はコチラから↓
https://jtaniguchi.com/munich-deutsches-museum-flugwerft-verkehrszentrum/
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2022/10/04
いいね!:6票
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