ジャックマール アンドレ美術館でいただいたシャンパン
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- 旅行時期:2022/07(約3年前)
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by ごーふぁーさん(非公開)
パリ クチコミ:13件
ジャックマール=アンドレ美術館でいただいたシャンパン
パリ市内にジャックマール=アンドレ美術館(Musée Jacquemart-André)という大ブルジョアの邸宅を改築した美術館がある。美術館と言っても館内は往時のままであり、調度品や展示作品も、銀行家だった家主と画家である妻が世界中から集めた逸品ぞろい。言わば当時から私設の美術館さながらであった。
この美術館で親切な受付スタッフに出会った。パリの美術館共通のミュージアムパスを受付で提示すると、「ここはプライベートなミュージアムなので使えない」と彼。「今夜、ここで開かれるコンサートのチケットは持っているのだけど」と私。「19時にまた来れば観られるよ、あーでも、今観たいの?」と気か効く彼。
「是非に」と言うと、「夜は2階の展示室は閉めてしまうので観られないから、いいよ今、入っちゃいな」と、無料で入れてくださった。しかも、追いかけてきてオーディオガイドまで貸してくれたのだ。ありがたい気持ちでいっぱいであり、現場の方にも裁量があり、機転が利くことにも感心させられた。
その夜は、この美術館でピアニスト ジャン=マルク・ルイサダ によるショパンのコンサートがあった。美術館と館を兼ねたサロン風の「音楽の間」で、シャンパンを片手に素敵な一夜の演出であった。部屋の大きさを考慮してか、ピアノは小ぶりなグランドピアノを使用していた。これが功を奏して、プロ中のプロの演奏ながらとても小洒落たムードになる。昔はけっこう才気走っていた印象のルイサダさんも、カドがとれつつ余裕の弾きっぷりで、ゆったりとした気分でショパンを堪能できた。
サロン的な雰囲気のなか、お酒も入って皆さん上機嫌である。その昔、王侯貴族の間で愛飲されたシャンパンは、こんな風に素敵な絵画や音楽に囲まれても楽しまれたのだろう。
詳細はコチラから↓
https://jtaniguchi.com/champagne-wine-santa-vittoria/
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.5
クチコミ投稿日:2022/07/30
いいね!:7票
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