ゴブラン織りのヘラクレス物語のタペストリーに由来する名コンサートホール
- 5.0
- 旅行時期:2021/04(約5年前)
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by ごーふぁーさん(非公開)
ミュンヘン クチコミ:26件
ヘラクレス・ザールは録音盤も多く、1度現地を訪れてみたかった。中に入って驚いたのがホールに入るまで、かなりゆったりした空間が用意されていることだ。あちこちに彫像が立っている。そして、2階席がいくつもないのに、階段の踊り場がとてつもなく広い。まさに王宮の中のホールだけある。
更に、驚いたのが座席数が意外に少なかったことであった。総座席数は1300席たらずであり、ほとんどの席は平土間席である。2階にはバルコニー席があるが座席数はわずがだ。また、バルコニーは平土間席に張り出していないので、平土間には棚下席が存在しない。両サイドと後ろには柱が並びこれがバルコニーを支えている。
期待していた音響は、よい響きだが一聴して感じたのは、木をふんだんに使ったブレーメンのGLOCKEやウィーン楽友協会ほど温もりある響きではなく、やや硬質な響きである。その分、楽器の音色を楽しめる自然な残響とも言える。録音にも適しているだろうし、自分好みであり、とても気に入った。
「ヘラクレス・ホール」という名称は2階周囲に巡らされているゴブラン織りのヘラクレス物語のタペストリーに由来していて、このホールを強く特徴づけている。尚、オリジナルのタペストリーは1993年から博物館に入りしており、現在は木綿のコピー品が吊されている。
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https://jtaniguchi.com/munchen-munich-music/
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 4.5
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 施設の快適度:
- 4.5
クチコミ投稿日:2021/04/13
いいね!:2票
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