もともとはワーグナー作品の上演の為に造られた劇場で豪華絢爛、至福の音楽鑑賞となること請け合い!
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- 旅行時期:2021/03(約3年前)
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by ごーふぁーさん(非公開)
ミュンヘン クチコミ:26件
ここはワーグナー作品の上演の為に1901年に造られた劇場で、ワーグナー好きであったら是非訪れたい劇場である。そもそもはドレスデンの歌劇場を設計したゴットフリート・ゼンパーにミュンヘンでのワーグナー祝祭劇場案が依頼された。しかしながらルートヴィヒ2世が渇望したにも関わらずこの案は廃案になってしまう。その代替として造られたのがプリンツレーゲンテン劇場である。しかし、こちらも建造の際には散々ワーグナー家とも揉めたようで完成は遅れに遅れた為に、実はルートヴィヒ2世は完成した劇場を見ずに世を去ってしまった。
建造時からバイロイトの祝祭劇場に対置する形で造られた背景があるので、外観も内装も豪華で立派な劇場である。座席数は1100余りと小ぶりで音響は無難な部類、奏者と客席が近いので悪くはない。そして、この装飾の絢爛さが演奏に華を添えるので、音楽鑑賞時は至福の時となる。特に訪れた休日のマチネのような演奏会では、ゆったり気分で最適なコンサートとなる。
また、劇場へのアプローチもイザール川方面から散歩しながら向かうと趣がある。普仏戦争を記念した塔、平和の天使(Friedensengel)がある 美しい公園 マクシミリアンシュアンラーゲン(Maximiliansanlagen)を通過し、プリンツレーゲンテン通り(Prinzregentenstraße)からワーグナーの像を横目に劇場に赴くことができる。
・プリンツレーゲンテン劇場の録音ディスク
この劇場で収録された音源はそう多くないが、なんと1970年に録音された カルロス・クライバー のベルク『ヴォツェック』全曲 はこのプリンツレーゲンテン劇場での収録だったようだ。明瞭な音から録音会場としても悪くないことがうかがえる。また、エレーヌ・グリモー による モーツァルトのピアノ協奏曲 などもある。
・ミュンヘンのネット予約は要注意
プリンツレーゲンテン劇場では、ザビーネ・マイヤー/ ミュンヘン放送管弦楽団を聴いた。ただ、うかつにも夜のコンサートと勘違いしてしまい、マチネだったことに気がついた時には前半プログラムも終わりにさしかかったところ。慌ててアパート前からタクシーに飛び乗った。
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https://jtaniguchi.com/munchen-munich-music/
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 施設の快適度:
- 4.5
クチコミ投稿日:2021/03/24
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