いずれの座席も音響よく、名だたる名指揮者が競演したミュンヘンに来たらはずすことができない音楽スポット
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- 旅行時期:2021/03(約5年前)
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by ごーふぁーさん(非公開)
ミュンヘン クチコミ:26件
ブルーノ・ワルターにハンス・クナッパーツブッシュ、ウォルフガング・サヴァリッシュやキリル・ペトレンコと蒼々たる音楽監督を迎えてきたバイエルン国立歌劇場はミュンヘンに来たら、はずすことができない音楽スポットである。毎夜、見事なオペラやバレエが上演されており、客席数も多いので、よほどのプレミアムチケットでないかぎり入場は可能である。
大昔にこちら歌劇場を訪れた際の演目はサバリッシュの振るロッシーニ「モーゼ」であった。その時はアライサやクルト・モルの活躍を楽しんだ記憶が鮮明にある。そして、当時も感じたが、このオペラ劇場の音響は素晴らしい。空間に声と音に満ちる感じが、自分の好みと合致しているのだ。今回は3公演を鑑賞したので、平土間から立ち見席そばの最上階と各々の座席を聞き比べたが、どの席も総じて安定した音響で楽しめる素晴らしい劇場であると思う。
バイエルン国立歌劇場の客席は2100席とオペラ座としては規模も大きく、歴史も長く欧州のオペラ座の中でも最高峰に位置する。装飾はシンプルだが天井の巨大なシャンデリアは見事である。最上階ではこのシャンデリアが目の前にあたり、視界を遮るので上演時にはせり上がるようになっている。
そして、このシャンデリアを眺めると、かつてお金がなく立ち見席で見ていたことを思い出す。
・バイエルン国立歌劇場での鑑賞体験
プッチーニ:トスカ
演目と旅程優先で、出演者も調べもせずにチケットを購入したので、実はバッティストーニが指揮とは登場するまで知らなかった。指揮者が壇上にあがるや、日本人にはお馴染みの見知った姿で驚いた次第。バッティは例によって大ぶりな指揮でオケを鼓舞するのだけど、そこはミュンヘンの古株奏者の方々、易々とはのらない感じであったが、それでも、彼ならではの火の玉トスカで、ほとばしる汗のバッティによる1幕ラストは凄まじい熱量であった。
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https://jtaniguchi.com/munchen-munich-music/
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 施設の快適度:
- 5.0
クチコミ投稿日:2021/03/03
いいね!:3票
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