ローテンブルクのブルク門は、かつてこの町が帝国自由都市であったことを伝えている。
- 5.0
- 旅行時期:2018/05(約8年前)
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by jijidarumaさん(男性)
ローテンブルク クチコミ:21件
2018年5月21日(月): 晴れ、 24℃、 67km
ローテンブルグには二つの中心がある。
一つはマルクト広場を中心とする市庁舎、有名な“見事な一気飲み”が行われる市参事会館などである。
もう一つは美しい庭園・教会がある場所、Burggarten城塞公園である。この町の基礎となったホーエンシュタウフェン王家の帝国城塞があった所だ。
ここからの景観は素晴らしいのだ。
今日、偶々お会いしたアメリカから来訪のFさんご夫妻(奥様は福岡出身の日本人)とこの町一番のHotel Eisenhutホテルアイゼンフート(鉄兜)でお茶を御一緒した後はBurgtorブルク門を通り、帝国城塞(今はBurggarten城塞公園)に案内した。
この公園内も大勢の観光客が回遊していたが、タウバー川の清流にかかるDoppelbruecke二重橋(14世紀)や教会、村落の景観など城塞都市の違った風景も見え、Topplerschlosschenトップラー別荘(1388年実力者トップラー市長の別邸)と称される奇妙な建物も、城塞公園のテラスから見下ろせた。
ここは大いに気に入ってもらえたようだ。
2012年5月:
マルクト広場に出て、Herrngasseヘレン横丁をBurgtorブルク門に向かうと、時計が付いているから時計塔ともいえる高い塔が目に入る。このブルク門は小さいながらも、シュピタール稜堡のように一種の稜堡(城門と防御用の要塞)の形になっている。
ヘレン横丁から入る門は塔門、城塞公園に出る門は城塞門というらしいが、2つの門の間を防衛的な仕組みにしているのだ。
旧市街の西に位置するBurgtorブルク門は1356年の地震で帝国城塞が破壊された後に作られたそうで、ローテンブルクでは最古の城門建造物だと云う。城塞公園から見る高い塔には3つの紋章が飾られており、実に印象的だ。中央にローテンブルクが帝国自由都市であった事を示す「双頭の鷲の紋章」があり、その下に2つのローテンブルクの市の紋章が2つ左右に並んである。加えて、城塞門のアーチの上に双頭の鷲の紋章がある。
元来はこの街の中心であったホーエンシュタウフェン家(コンラート3世)の帝国の城(Burg)に向かって、城塞門が立派に作られる必要はないが、帝国城塞跡地になると、跡地は市街地外のような扱いになって、ことさら城塞門のアーチの上に双頭の鷲の紋章を示したのだろう。
ブルク門からBurggarten城塞公園に入ると、広さ1.4ヘクタールの美しい公園に目を見はるだろう。今日も日本人ツアー客や、様々な国の観光客が多い。
公園内からローテンブルクの町並みや城壁に沿ってタウバー渓谷の素晴らしい景色を眺めることができ、タウバー川の清流にかかる、二重橋(14世紀)や教会、村落がたいへん美しい絵になっている。左右に広がる城塞都市の違った風景も見え、トップラー別荘(1388年実力者トップラー市長の別邸)と称される奇妙な建物も、公園テラスから見下ろせた。ここは何度来ても感嘆する。
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初めて訪れたのはPrienプリーンのゲーテ語学校時代の1974年2月、家族と初めての夏の休暇で訪れた1975年8月、・・・・・2009年4月、2009年12月、ちょっと思い出すだけでも、ローテンブルクを訪れた回数は多い。
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- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
クチコミ投稿日:2021/01/11
いいね!:5票
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