ナイチンゲールがクリミア戦争の看護経験を元に設計したセント・トーマス病院の病棟は当時画期的であり、今もその思想は活かされている
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- 旅行時期:2019/11(約6年前)
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by ごーふぁーさん(非公開)
ロンドン クチコミ:10件
ナイチンゲールが病棟設計に携わったり、病院内に看護学校を設立した縁もあり、この病院の敷地の一角に フローレンス ナイチンゲール博物館(Florence Nightingale Museum)がある。小さいながらも展示品は充実しており興味深い展示も多い。
病院建築関連の展示で、まず目につくのは、イスタンブールのバラック病院(Selimiye Barracks)の内部スケッチ。この病院はクリミア戦争の際に軍事病院として使われ、ナイチンゲールはここで多くの傷兵の看護をした。このクリミヤ戦争の教訓を発展させデザインされたのがナイチンゲール病棟である。
看護の際の日々の夜回りから「ランプの貴婦人」と呼ばれたナイチンゲール。展示されているランプの解説には、ナイチンゲールの肖像画で、映画『アラジン』にでてくるジェニーランプを描かれてしまうことがあるが、クリミア戦争時代に使っていたのはコチラのトルコのランタンである、と解説してあった。
特別にナイチンゲールが愛用したフットウォーマーも展示されていた。ブリキでできており、上部には木製のフットレストが付いている。蓋を開けて炭や焼いた石を入れて使ったようだ。当時は馬車の旅であって、この旅は見た目ほど快適でもロマンティックでもなかったとあり、馬車に乗る際にも使われていたのではないかと説明されている。
ナイチンゲールは食肉などから感染するブルセラ症にかかっており、長年体調不良に苦しんでいたと、このフットウォーマーの解説に付記されてた。
詳細はコチラから↓
https://jtaniguchi.com/nightingale-stthomashospital-oldoperatingtheatre/
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2020/11/26
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