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海事博物館の分館のひとつであり、大昔のクレーン重機の模型がたくさん、グダニスクの港としての歴史も学べる

  • 5.0
  • 旅行時期:2019/11(約6年前)
ごーふぁーさん

by ごーふぁーさん(非公開)

グダンスク クチコミ:15件

ポーランド海洋博物館- クレーン博物館(Żuraw. Oddział Narodowego Muzeum Morskiego)

グダニスクのシンボルとなっているクレーン(Żuraw) 内は博物館になっている。ここは海事博物館の分館のひとつであり、大昔のクレーンの重機の模型がたくさんあり、興味深い。展示されている他の重機模型を見るとグダニスクのクレーンは最大規模だったことがわかる。1442年から1444年に造られたこのクレーンはジュラフ(鶴)の愛称をもち、高さは27メートル、人力ながら実に4トンもの荷物を持ち上げることができたと言う。

このクレーンの動力の人力とは、巨大な車輪が4つあり、人が中に入って足踏みによって回すのである。車輪のあまりの大きさに口をあけて見上げてしまう。ちなみにこの建物の内部に入るには、運河から裏手に回った小さな扉から入る、小さな扉は常に閉まっているのでちょっとわかりにくい。

中に入ると沢山の模型に迎えられる。まずは昔のグダニスク港の模型、この倉庫は貴重な貨物が保管されていたため、港では珍しいことに倉庫の周囲が壁で囲まれていた。

クレーン博物館には、クレーン以外にグダニスクの港としての展示解説もある。
グダニスクはポーランド王国の時代に王より商品売買の独占権を得ていた。更には商人たちの才覚もあった為、当時の国際貿易においても主導的な地位にいた。グダニスクの輸出の80%以上がポーランドの中心部からの穀物であり、これは欧州で穀物供給が安定化するまでの間続く事になる。主な輸出品としては小麦粉、麦芽、野菜、果物、木の実、木材、灰に加え、鉛、銅、鉄などの金属があった。一方、輸入品としては織物や金属加工品、食料品(柑橘類、香辛料、オリーブ、砂糖)、魚や魚の肝油、アルコール飲料、塩、燃料、毛皮、皮革などがある。

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施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
一人旅
観光の所要時間:
1-2時間
アクセス:
4.5
コストパフォーマンス:
4.0
人混みの少なさ:
4.0
展示内容:
4.0

クチコミ投稿日:2020/08/11

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