バート・ゾーデン・アレンドルフ:お目当てのシューベルトの「泉に添いて、茂る菩提樹」の大木が残る。
- 5.0
- 旅行時期:2005/05(約21年前)
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by jijidarumaさん(男性)
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“北ドイツ周遊の旅”
2005年4月21日(木)~5月5日(木)15日間
1982年から数えて 23年ぶりの北ドイツです。
5/02 (月)快晴 26℃ 157km
アレンドルフ側のマルクト広場に木組み建築の市庁舎があり、木組みの街並みを過ぎると街の外に出る石門に至る。
この町一番のお目当てと思う、シューベルトの「Linde am Brunnen vor dem Tore泉に添いて、茂る菩提樹(1827年作曲)」を見に行く。
この曲の一番は中学の音楽の時間に歌った記憶が残っていて、今でも口ずさめる。
歌で表現されているままに、緑の色濃くなった、見事な菩提樹の大木があり、その側には泉があり、シューベルトの曲を記した記念碑も立っていた。
わざわざ、これを見に来る人は我々ぐらいで、近くで庭仕事をしているドイツ人も、菩提樹や泉の写真を撮っている我々を物珍しそうに見ていた。
すでに昔から約 1000 m の木製の水道管が水源から、門前の泉と称される、南の市門前の泉まで設けられていたと云う。1218年にその傍らに菩提樹が植えられた。1827年に馬留めが設けられた。
菩提樹、泉、馬留めの傍をフランクフルトからリューベックへの通商路が通った。
デッサウ出身の抒情詩人ヴィルヘルム・ミュラーは、旅の途中でこの情景を見て「菩提樹」のインスピレーションを得たとされている。
因みにミュラーは1820年に「美しき水車小屋の娘」、1824年に「冬の旅」を連作詩として書いた。
馬留めは現存し、それ以前に建造されていた泉もオリジナルのままだそうだ。
菩提樹は1912年に新たに植え直され、石門は1997年に再建されたものである。
*菩提樹(ぼだいじゅ)はフランツ・シューベルト(1797~1828年)の歌曲集『冬の旅(1827年)』の5曲目で、作詞はヴィルヘルム・ミュラー(1794~1827年)。
恋に破れた若者が旅立つ時に、以前は町の門の前にある菩提樹の木陰で甘い夢を見ていたことをなつかしむ歌。
作詞:ヴィルヘルム・ミュラー、作曲:フランツ・シューベルト
日本語詞:近藤朔風
1 泉に添いて 茂る菩提樹
したいゆきては うまし夢見つ
幹には彫(え)りぬ ゆかし言葉
うれし悲しに 訪(と)いしその蔭
訪いしその蔭
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- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- 景観:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2020/05/30
いいね!:7票
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