リューネブルクの市庁舎内見学は、『白い猪の話』の伝説もあって、実に面白かった。
- 4.0
- 旅行時期:2005/04(約21年前)
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by jijidarumaさん(男性)
リューネブルク クチコミ:3件
“北ドイツ周遊の旅”
2005年4月21日(木)~5月5日(木)15日間 ;
1982年から数えて 23年ぶりの北ドイツです。
4/25 (月) 、リューベック・ホルステン門を出て、リューネブルクまで、B207を距離凡そ100kmあるSalzstrasseザルツストラッセ(塩の道)或いはエリカ街道と称される道を走る。
船乗りの守護神、聖ニコライ教会の側で駐車場を見つけ、歩いて2、3分のマルクト広場にあるRathaus市庁舎を訪れた。何度か来ている割に、肝心の市庁舎内部を見ていないので、案内時間(14:30ガイドつき)の確認をすると、まだ1時間半もある。
それで市庁舎下のRatskellerラーツケラーで昼食をした。
広場に面した市庁舎は、1240年に建設され、500年の間、建て増しを続け、1720年にはバロック風に改築された。黄色の壁、茶の屋根、真中に二重の鐘楼を持つ姿は、大変典雅で美しい造りだ。市庁舎に行くと、10名ぐらいの観光客が集まっている。
14:30きっかりに女性のガイドさんが出てきて、案内が開始される。
ベルギー産毛織物の売買に使用された“ゲヴァントハウス”(1300年)には、各地からもたらされた皿、水差しなどの見事な銀製品が陳列されている。
二階に上がると大きな“裁判の部屋”(1330年)があり、24人の議員が裁判官と製塩所の管理者を兼ねていて、ここで議会や裁判、ハンザ総会などを行っていたそうだ。
1430年製のカール大帝を描いたステンドグラス、寒さをしのぐ床暖房装置が見物だ。
“書記の部屋”(1449年)には公文書保管用の棚、16世紀の拷問具、断首用の刃物が展示されている。面白い事に天井から下がっている籠の中に、リューネブルグの岩塩発見伝説にある“猪の骨”が入っている。
骨が本物であるかはともかく、『白い猪の話』---鬱蒼とした森に白い猪が出るという噂が立ち。ある時猟師が弓矢をもって、森に入り、この猪を仕留めると、白い猪は塩まみれであった。猪は泥遊びをするので、塩分を含む湿地で泥遊びし、乾いた後は塩が白くなったという話だと云う。大変面白い伝説が残った。
“市長選出の部屋”(1491年)は裁判の部屋から20段の階段を上がるところに有る小さな部屋だ。その階段には3つの扉があり、部屋の中で、市長を選出する秘密会議が行われたからである。全議員は終身制で、4人の市長は名誉職であったそうだ。
口コミを書かれた皆さんは市庁舎内見学をされていないようですが、私共は幸い今回、念願の市庁舎内部見学ができた。
ガイド案内は一時間程、大変分かりやすい、ユーモアーのある説明で、お別れにチップEuro2をはずむ。入場料は二人でEuro9でした。
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- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.5
クチコミ投稿日:2019/04/03
いいね!:6票
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